花紀行 都内の桜の名所巡り ('04.3.28)

年々桜の開花は早くなり、今年の東京の桜は観測史上2番目に早い18日に開花したが、その後、雨や気温の低い日が続いたため、通常約1週間で満開になるところ、ちょっと遅れて週末に満開を迎えた。

天気予報で、「快晴、気温も上がる」ということだったので、早速、都内の桜巡りにおでかけ♪

ちなみに・・・桜の開花から満開までの期間は、西日本や関東、東海地方で約1週間、北陸や甲信地方では約5日、東北、北海道では3日から4日程度となっているようです。


六義園(りくぎえん)

徳川五代将軍・綱吉の信任が厚かった川越藩主・柳沢吉保が元禄15(1702)年に築園した、和歌の趣味を基調とする「回遊式築山泉水」の大名庭園。園内には年間を通して多種多様な花が咲く。特に、園のシンボル的存在の「シダレザクラ」は高さ約13m、幅約17mで、滝のような枝いっぱいに薄紅色の花を咲かせる。枝垂れ桜の開花時期から1週間ほど、「枝垂れ桜と大名庭園のライトアップ」というイベントも行われる。

最寄り駅・営団地下鉄南北線駒込駅

入園料¥300

「エドヒガン」という品種が変化したというこの枝垂れ桜は、戦後に植栽されてから50年以上が経過している。開花はソメイヨイノより少し早いので、この時期に満開!枝が折れてしまいそうな程の花が咲いていて圧倒された。ちょうど見頃だから仕方ないけど、見学客の多さにも圧倒された・・・(苦笑)。

せっかくなので、ひろ〜い庭園内も散歩。

ちょっと人が多すぎて、のんびりは出来なかったけど、いろんな種類の樹木が植えられているので、きっと秋の紅葉も綺麗そう♪

 


靖国神社

東京地方の春を告げる開花予想の基準となるのは、標本木を持つこの神社の桜。靖國神社の桜の満開風景は、明治5年春の三代広重の錦絵にも登場する程、古くからの名所のひとつとなっている。

最寄り駅・JR中央本線市ヶ谷駅

残念ながら、「標本木」がどれなのか分からなかったが、能舞台で能が演じられていたりして、「日本の春」という風景に出会えた。

境内至る所に露店が出ていて、昼間の花見客と夜桜の場所取り客とが入り交じり、大変な賑わいだった。

 


千鳥ヶ淵

700mの遊歩道に76本のソメイヨシノが見事に咲きほこる。近くには区営ボード場があり、お濠から見上げる桜も格別。

最寄り駅・営団地下鉄半蔵門線半蔵門駅

この日の桜巡りの中では一番の人手だった皇居のお濠。歩道内では宴会も露店の出店も禁止なのだが、立ち止まる人がいるので遊歩道は片側通行になるほどの人だかり。水面ギリギリまで咲く桜を見るためのボートは1時間半待ちになっていた。


青山霊園

26万平方メートルの広大な墓地だが、春になると桜並木が人でうまる。園内には、斉藤茂吉や大久保利道など著名人の墓所が数多くある。

最寄り駅・営団地下鉄銀座線青山一丁目駅

墓地中央を横切る桜並木

他の桜の名所では見られないこの不思議な光景・・・(^_^;)

墓地で宴会を開く人々。昼間はいいけど、夜までこのまま宴会を続けるの?

露店も結構出ていてかなり不謹慎。。。でも、ご先祖様達もせっかくの桜の季節。一緒に宴会を楽しんでいるのだろうか?(笑)

 

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