Mauritshuis Museum(マウリッツハイス美術館)

コレクションの中心は、フェルメール、レンブラント、ステーン・フランス・ハルスを始めとする

オランダ黄金時代の名作。

更に、15世紀から18世紀にかけてのオランダとフランダースの作品を

一堂に紹介する常設展を見ることが出来る。

入場料  大人・・・7ユーロ 小人・・・無料

公式HPはこちら → GO

 

当然、内部は写真撮影禁止なので、下の写真は絵葉書です・・・。

 「真珠の耳飾りの少女」1665〜66年 

Johannes Vermeer (1632〜75)

“オランダのモナリザ”とも呼ばれる、フェルメール作品の代表作のひとつ。

フェルメールが偏愛したブルーの印象が鮮やかな作品。

こちらを見つめる瞳に一瞬ドキッ・・・とする。

 

 

「テュルプ博士の解剖学講義」1632年

Rembrandt van Rijn(1606〜69)

アムステルダム移住の翌年、町の外科組合のために制作した出世作。

レンブラントはこの作品で流行作家になった。

レンブラント特有の「光」の技法、血管や筋肉のリアルさなど息を飲む素晴らしさだった。

 

 

美術館1階にある「黄金の間」

 

国立の美術館でありながら、私設美術館の趣があり、巨大美術館とはまったく雰囲気が違う。プライベートな空気に満ちていて、歩くと板張りの床がキシキシと軋む音が静かな室内に響き渡る。

ガラス越しに差し込む陽光を浴びながら、木の温かみある個人の住宅のような室内で過ごす時間は、心休まる静かなひとときをもたらしてくれる。ソファも適度に置いてあるので、お気に入りの絵があれば、その部屋で誰に気がねすることなく心ゆくまで見ていることができる。

観覧客もさほど多くなく、日本の美術館のように作品の前に柵などがないので、すぐ近くまで寄ってひとつひとつのタッチまで見ることも出来るし、更に驚いたことには、額にはガラスが入っていないのだ。触ろうと思えば触ることも出来る状態。。。「危険なのでは?」とも思うが、きっと、こんなゆったりした環境の中で、イタズラをしようという人は誰も居ないのだろう・・・。