PROLOGUE 〜

「今年の夏は海外のビーチに行きたい!」そう思い立ったのが、まだ雪のシーズンの2月。8月のお盆の時期の海外旅行を予約するのは至難の業!旅行会社には、毎日のように通い、南の島のパンフレットを発見したのが2月半ば。

いろいろと検討した結果、北半球の島々は雨期にあたるので、真冬になるけど雨の確率の少ない南半球「フィジー」に決定!早速、予約に行ったところ、既に飛行機が満席(ホテルは空いていた・・・)で、キャンセル待ち!!!他の旅行会社もあたってはみたが、キャンセル待ちすら受け付けていない旅行会社もある!!!とりあえず、キャンセル待ちの予約。

しかし、「万が一、キャンセルが出なかったら?何処にも行けないのはイヤだ〜!」というわけで、再度、検討開始。「フィジー」の近くには、小説と映画で有名になった「ニューカレドニア」がある!そういえば、私もあの映画を見て、一度行ってみたいと思っていたっけ・・・ということで、予約に行ってみたら、こちらはまだまだ空き有り!早速予約をした。

その後、キャンセルが発生するはずの6月下旬になっても、「フィジー」のキャンセルはなく、「ニューカレドニア」のキャンセル料が発生する日を待って、今年の夏は天国に一番近い島「ニューカレドニア」に決定!

 

ここで、ニューカレドニアについてちょっとだけ・・・

 

ニューカレドニアは太平洋の中のメラネシア文化圏に属している。「メラネシア」とは、もともとギリシア語で「黒い島々」という意味。「黒」は、島の色彩を表しているのではなく、ここに住む人々の肌の色にちなんで表現された。

メラネシアの人々は、一見は強面だがそんな外面とは裏腹にみんな親切でやさしい。ニューカレドニアはフランス領なので、メラネシアの文化とフランスのテイストが混じったおしゃれなリゾートとなっている。

ニューカレドニアの魅力は、やはり「海」白いパウダーサンドのビーチからエメラルドグリーンの海へ、そしてリーフに近づくとターキッシュブルーへと変わっていく。底まで見透かされる淡い色をした海は、南国に降り注ぐ太陽の光に輝き、訪れる人達を夢の世界へと導く。

ニューカレドニアという呼び名は、1744年、キャプテン・クックが初めてこの地を訪れた時につけたもの。スコットランド出身のクックは、この島の山並みを見て、故郷カレドニア(スコットランドの旧名)を思い起こしたという話が伝わっている。。。