そろそろ秋の気配を感じ始めた9月末。「秋」を感じられる花を見て、しばらく食べていない蕎麦を食べて、そしてしばらく入っていない温泉に入りたい!・・・我が家の定番日帰り旅行コースでお出掛けしてきました(*^_^*)
関越道・水上ICで高速をおり北上し、水上温泉方面を目指す。まずは「道の駅」で寄り道。
物産館や食堂の他、有料施設ではあるが「水産学習館」で利根川の魚たちについて知ることが出来る。水上を代表する景勝地「諏訪峡」までの遊歩道も整備されている。
← 隣りにある「清流公園」
最初の目的地は、以前訪ねたことのある蕎麦屋「やぶそば」(→蕎麦図鑑のページ参照)。
この蕎麦屋はとても分かりにくい場所にあるので、先に、帰りに寄る予定の「宝川温泉」の割引券を探すべく、駅前の「水上町観光協会」を覗いてみた。が、ちょっと入りにくい雰囲気だし、宿泊案内が主のようだったので入らずに、温泉街にあった「ふれあい交流館」に寄ってみた。奥に日帰り入浴施設があり、入り口付近には観光案内パンフレットや割引券がいっぱいあるし、足湯もあったりして楽しめそうな場所なのだが、違法駐車の見張りをするおばさんがジーッとこっちを見ていて、なんとな〜くイヤな感じ・・・(-_-;) お目当ての「温泉入浴割引券」は見付けたが、店のハンコが押してない・・・。わざわざ言いに行くのもイヤな雰囲気だったので、とりあえずそのまま1枚頂いて早々に引き上げた。
さあ!久しぶりの「やぶそば」の蕎麦だ〜♪と、狭い路地を入り店の前に到着したが・・・ガーン(>_<)・・・定休日。なんで日曜日に休むの〜?急遽、ガイドブックに載っていた他の蕎麦屋を探すが、今度は店自体が無くなっていた・・・う〜、お蕎麦食べたいのに〜〜〜!
仕方なく、出発直前にshinjiが何処かのサイトで見かけたという、ダム湖「藤原湖」のほとりにある蕎麦屋を目指すことにした。新立岩トンネルのすぐ直前の湖側に立つ蕎麦屋「久ろ麦」に到着。
ちょうど食べ終えて2階の店内から降りてきたおばさんから声を掛けられた。 「ココのおじさん、ちょっと変わってるわよ・・・。お蕎麦はおいしいけどネ(^_-)。」
この一言の意味するところは、店に入った瞬間に理解出来た!店内はまるで博物館のように手作りの籠や番傘や玩具が所狭しと並ぶが、料理のメニューはいたってシンプル。
(蕎麦の詳細については蕎麦図鑑のページ参照)
蕎麦屋の主人は「頑固でこだわり」のある人が多いけど、今までこんなに変わった店主には会ったことは無かった(笑)。
私に向かって、「雑誌か?インターネットか?」と情報入手手段を聞いたあと、「若いもんばかり来ると、うちは潰れる!」と言い放ってみたり(-_-;)、後から来た9人組の客に向かって「さっき来た18人の客は断った。あんたたちももう少し多かったら断っているところだ!」と怒ってみたり。。。
そして時間のかかりそうな9人組に、「なんか喰わせとかなくちゃうるさいだろ!」とブツブツ言いながら持ってきたサービスの「ざる蕎麦」。このサービス品は我が家のテーブルにも持ってきてくれたのだが、オヤジさんは無言でいきなり私の箸を奪って、蕎麦を少々の荒塩で和えて「喰ってみろ!」と強制した(>_<)。でも、食べてみるとウマイ!!!今まで経験したことのない新しい蕎麦の食べ方を発見した感じがした。
オヤジさんは常に「怒り口調」で、その後も、注文した蕎麦の食べ方を指導したり、「塩味のみ」と「ネギ・ワサビ入り」の2種の蕎麦湯を作ってくれたりした。この蕎麦湯も絶品!!!
支払いの際に、「あの蕎麦の上に乗っていた葉っぱが何だか分かるか?」と聞かれたので、私が「スプラウト。蕎麦の芽でしょ。」とすんなり答えたら、無言になってしまったオヤジさん。きっと、答えられなかったら説教するつもりだったに違いない。この勝負は私の勝ち(笑)! 無言で渡された店名入りライターは、正解賞品のつもりかな? レジの脇に「宝川温泉」の割引券を発見したので、それも一枚もらった。
かなり言葉も荒く、しかも強制的な行動を取るオヤジさんだったけど、きっと自分も本当に蕎麦が好きで、お客にも「本当の蕎麦の旨さ」を教えてあげたいだけなんだろうなぁ〜・・・という気がした。
食後、更に北上。冬期間はものすごい豪雪地帯になる道だが、この時期ならスイスイ走れる。
利根川の源流地域にある水上高原。その藤原スキー場一面、約4万坪に数百万本のコスモスが咲き乱れ見る人を圧倒する。
例年なら「駐車料金込みで入園料500円」。リフトも1本運行されるらしいが、今年は台風の影響で花の咲き具合がイマイチらしく(例年の5割とのコト)、無料開放されていた。駐車場から見る限りは確かにあまり咲いていない様子だったが、徒歩で斜面を登ってみると良く咲いていた。これだけ多くの種類のコスモスを一度に見られる場所は滅多にないので、この程度の花の付きでも充分! (コスモスの写真はこのページ下部からリンクしています)
続いて、最終目的地「宝川温泉」を目指す。
日帰り入浴の受付はPM5時まで。大人¥1500
「露天風呂の宿」というと、必ず名前があがる宝川温泉「汪泉閣」。日本武尊が白鷺に導かれて、病を治したという伝説が残る名湯だ。園内に入ると宝川山荘、郷土民芸館、つきのわ熊の檻などが並び、奥には大露天風呂、そして吊り橋の向こうに宿泊用建物が建ち、到底一軒宿とは思えないスケールに驚く。宿の代名詞ともいうべき大露天風呂「摩訶の湯」は、一度になんと100人が入浴できる広さ。
← 宝川温泉露天風呂写真
温泉写真は「宝川温泉のオフィシャルホームページ」からお借りしました。 |
とにかく広〜〜〜い!!!混浴露天3ヶ所、女性専用露天1ヶ所。通常、混浴露天風呂には女性が居ないのが当たり前だが、この宝川温泉は「タオル巻き入浴可」なので、混浴風呂に女性の姿が多かった。私は大きなバスタオルを持参していなかったので女性専用しか入れなかったのが残念(>_<) あと、露天風呂には身体を洗うスペースがないので、一旦内湯で身体を流してから露天に移動しなくてはならないのが難点かな〜。でも、是非、秋の紅葉や冬の雪見露天の頃に宿泊して4ヶ所全部を楽しみたい温泉♪
旅のアルバム(いろんな種類のコスモスも見られます♪) →
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