春の香り・・・奥秩父 (’04.2.29)

「最近、お蕎麦食べてないよね〜。それに疲れも溜まってることだし、温泉もセットにしておでかけしない?」 こんな、いつも通りの私の勝手な理由で(笑)、「蕎麦+温泉」だけで早めに帰宅するつもりで出掛けたのだけど、結局はあっちもこっちも寄り道してしまった・・・(^_^;) 埼玉県は奥が深い!まだまだ見所が隠れていそうな気がした今回のおでかけだった。


関越自動車道・花園ICから国道140号、寄居秩父有料道路を経由して、埼玉県の蕎麦どころ「秩父市」の蕎麦屋へ向かった。

最初、「わへいそば」という店を目指したが、見付けた蕎麦屋は「臨時休業」・・・ここまで来て、おいしくない蕎麦を食べるのはイヤなので、以前来て味が保証されている「みやび庵」で食べることにした。( → 詳細は蕎麦図鑑のページで)

 

その後、温泉を目指して長瀞方面へ向かって北上し、皆野町にある「満願の湯」を目指したのだが、途中、道端に「秩父華厳の滝」という看板を見付け、地図で確認するとそんなに遠くもなかったのでちょっと行ってみることにした。

車1台分の幅しかないような道路を走り到着した場所は、車10台ほどしか置けないような小さな無料駐車場。そこからまたまた人ひとり分の幅しかないような崖っぷちを数分歩くと滝壷に到着した。

秩父華厳の滝

水の流れ落ちるさまや周囲の景色の雰囲気が日光の華厳の滝に似ていることから名づけられた落差十数メートルの滝。清らかな水が赤い岩肌を流れ落ち、滝壺の水は驚くほどに透明。

日光の「華厳の滝」と比較すると、かなり規模は小さいが、日光と違うのは滝壺に入ることが出来ること。(特に入水禁止の看板等は無かった)

夏には、マイナスイオンを浴びながら滝に打たれるのもいいかも♪

ちなみに、このときは真冬なので入っていないけど、透明度は抜群だった。

満願の湯

秩父札所めぐり34番のお寺「水潜寺」のそばにある「満願の湯」は、硫黄泉だが水素イオン濃度(Ph)9.5という全国有数の極めて高いアルカリ温泉で、世界的にみてもたいへんユニークな温泉。露天風呂のすぐ下には渓流が流れ、小さめだが滝もあり、これを見ながら入浴するのはとても気持ちが良い。

 

帰路、秩父市から飯能市へ抜ける国道299号の正丸トンネル入り口手前の信号を右折し、県道を走ること10分ほどの横瀬町松枝地区にザゼンソウの自生地がある。

ザゼンソウ

「ザゼンソウ」の名前の由来は僧侶が座禅をしている姿に似ているところから名付けられたそう。達磨大師の座禅の姿に似ることから別名「達磨草」とも呼ばれる。

ただし、駐車場は無いし、道沿いには看板も全く無いので、一発で見付けるのは大変かも。。。

今年は例年より早くその姿を見せている(通常は3月中旬〜)という情報を得て、帰りに寄ってみたら、本当にちょうど良い時期だった♪

有名な「ミズバショウ」と同じ分類の花なのに、真っ白で可憐なミズバショウに比べるとちょっと地味なので、知っている人が少ないのかも・・・(^_^;)

私も初めて見たが、本当に僧侶が座禅をしている姿に似ていてビックリ。とても御利益がありそうな気がした。実はこの花、咲くと悪臭を放つらしいのだが、この時は全く気づかなかった。

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