3日目(7月17日)
AM7:30起床。今回のホテルは偶然にも食事無しのプランだった。ホテルのビュッフェ式の朝食よりも、も〜っと美味しい物を食べたいからちょうど良いのだ♪ 身支度整えチェックアウトを済ませAM8:10に出発。
「朝食は市場で食べよ〜う(^_^)/」 ガイドブック等で有名で観光客が必ず行く(・・・私は行ったことないけど・笑)札幌の街のド真ん中にある「二条市場」。
・・・ではなく(笑)、余市の情報に引き続きまたまたkinaさんからの情報。JR桑園駅の近くにある「場外市場」。「二条市場」が観光地化されてしまっているのに対し、こちらは卸売市場に隣接したところにあり、交通がちょっと不便な分、地元民が多いらしい。
AM9:00。市場の入り口が分からず、更に駐車場の空きが見つからずに少しウロウロしてから到着。
まだ早朝だというのにかなりの人出。レンタカーも結構停まっていた。それにたくさんの観光バスも!(←このたくさんの観光バスが普通車用の駐車場を占領していたので我が家がなかなか停められなかったのだ!(-_-;))
前夜泊まったホテルのロビーで、「場外市場」と書かれたパンフレットをいくつか見かけた。交通が不便な分、ホテルからの送迎をしている店も多いらしい。・・・観光客は徐々にこちらの市場にも進出し始めている。「二条市場」並みに観光地化されるのも時間の問題かも(^_^;)
卸売市場での魚の競りは一般の人は見られないが、その直後から場外市場には鮮度バツグンの魚介類が並びだす。狙い目の時間は、競り落とされた魚がドッと店頭に並び始める早朝から11時頃まで。イクラや毛ガニを試食して、顔をほころばせながら選ぶのがまた楽しい。新鮮な魚介を食べられる食堂もある!
道内各地の魚介や農産物が集まる札幌中央卸売市場の南側に隣接しているので、鮮魚はもちろん、食品、雑貨、食堂など約64店が営業している。カニやイクラの試食もさせてくれるし、調理用食材やお土産用お菓子もあるし、ブラブラするだけでも楽しい♪ ・・・さて、我が家の朝ご飯は何処で食べようか?
さすがに「市場内のどの店が一番美味しくて安いのか?」まではリサーチしてなかったので、とりあえず端から覗いてみた。客の入りも値段もピンキリ。情報無しに選ぶのは結構難しい。。。
結局、値段と店の様子から判断して入ることにしたのは「大漁寿し 若駒」。 「1カン100円から!鮮度抜群のネタで勝負する市場の寿し屋。常に鮮度にこだわったお寿司、シャリと醤油にこだわったお寿司は美味しくてボリューム満点!」
・・・と、紹介されているお店。
注文したのは「大漁丼(¥1365)」。新鮮な魚介いろいろが器からはみ出すほどのっている♪ 朝からこんな贅沢をしていいのだろうか〜(*^_^*)
ホテルにパンフレットのあった店は広い店内が観光客風の人でいっぱいだった。しかも入り口にはメニューが無くて、値段が全く分からなかった・・・。パンフを利用して送迎してもらったらその店に入るしかないので、他の店と比較して選んだり出来ない。。。やっぱり、市場は歩いて自分の目で見て決めた店に入りたい!ちょっと交通の便が不便かもしれないけど、自分で行くことをオススメします。
AM9:50。シアワセ〜♪な朝食タイム終了。
レンタカー会社から「フライト時間の2時間前には戻ってきて下さい」と言われていた。予約してあるフライトは「12:30」。あれ?もうそろそろ時間だよ(笑)。そうは言っても、国内線で「2時間前集合」は早すぎでしょ〜!!・・・という訳で、ちょっとだけ寄り道(^_^;) 前日に入りそびれた「北大札幌農学校第2農場」。どこかに車を停めて二人でのんびり散策する時間は無いので、あまり興味の無い様子のshinjiに門の前で車で待機してもらって、私だけパーっと行って戻ってくることにした。
札幌キャンパス中央通り北端にある「札幌農学校第2農場」は、クラーク博士の構想によって一戸の酪農家をイメージした畜舎と関連施設を並べ、北海道最初の畜産経営の実践農場として約120年前に発足している。そのため、日本畜産の一つの発祥地としての価値と、ツーバイフォー方式バルーンフレーム構造の希有な農場建築としての価値が認められ、1969(昭和44)年に国の重要文化財に指定された。ここで飼育されてきたホルスタイン種は、北海道の基礎牛となって酪農の発展に貢献し、収蔵する農機具類は北海道開拓当初からの標本として、洋式農法の受容経過を知る上で貴重な資料となっている。
入場口。構内とはいえ厳重な柵で囲われている。 | 入場すると池にはカルガモの親子がのんびり泳いでいた。 |
1876年(明治9年)にウイリアム・スミス・クラークの大農経営構想により一戸の酪農家を想定して開設された模範農場。入場料は無料だが、門を入った所で記帳してから見学する。その事務所も1879(明治12)年の建築物。いきなり明治時代にタイムスリップしたような気分になる。場内には、「モデルバーン」(模範家畜房)、「コーンバーン」(穀物庫)など9棟が現存している。
モデルバーン(模範家畜房)
木造2階建て。マサチューセッツ農科大に倣い、同大から札幌農学校の第2代教頭(初代教頭はクラーク)に就任したホイラーが設計した。牛馬の家畜房、牧草の乾燥室を備える。
今にも牛達の鳴き声が聞こえてきそう。。。
建物の2階には、麦の刈り取り機など大規模農業の基礎となった農業機械が展示され、北海道農業の原点を見ることができる。また、札幌農学校発足以来の農機具を収蔵し、日本全国から収集された鍬(くわ)と鋤(すき)、北海道農業の畜力機械化のために輸入・試用された機種、その中で実用化された農機具の発展過程などを示す標本が展示されている。 早朝の為、見学者は私ひとりだけ・・・。建物内は真っ暗で、人が入るとセンサーが感知して電灯が着くシステムになっていた。なので、私が行く先々の全てが暗い状態・・・。夕方だったらかなり怖かったと思う(^_^;) そんな中で、ふと何かの視線を感じた。覗いてみたら、なんと!馬が居る!!!
・・・実は本物ではなくただの展示物(笑)。それにしても良く出来ていた(@_@)
収穫室および脱浮室(左)とコーンバーン(穀物庫)(右) 収穫室および脱浮室は麦などの脱穀、収穫物の保存に利用。コーンバーンはトウモロコシの貯蔵庫。高床式の木造2階建て。ネズミ返しが設置されている。建物間には2階同士で穀物を直接撒送出釆るように高架式廊下が架けられている。
赤い屋根に板張りの壁、そして周囲の緑。・・・なんとなく懐かしさを感じるような風景。
他にも乾草などの積載量を計量して圃場の収穫量を計測した「秤量室」や大きな竃(かまど)と釜を備えて豚などの餌を煮こんだ「釜場」、搾乳した牛乳を加工した場所「製乳所」等、歴史的にも重要な建物が並ぶ。いずれの建物も、現在の「ツーバイフォー住宅」の起源といわれる「バルーンフレーム工法」で作られているのが特徴。ほとんどの観光客は北13条あたりの「ポプラ並木」までの観光で北大をあとにするので、更に北18条まで行かないと見られないこの「札幌農学校第2農場」はかなりマイナーな観光スポット。 でも、明治時代にタイムスリップしたかのような雰囲気のこの場所は北大観光の穴場だと思う。
AM10:10。ほんの10分ほどで急ぎ足で見学してshinjiの待つ車へ戻り、急いで空港へ向かう。
札幌市内から空港のある千歳までは実は結構な距離がある。時間に余裕があれば国道でのんびり行くところだが、今日はそんな余裕は無い!札幌北ICから道央自動車道に入り一気に千歳ICまで。
レンタカー会社から空港まで結構な距離があり、更に空港までの送迎バスが「毎正時&30分」の便しかないので「2時間前集合」だったらしいが、レンタカーにガソリンを入れて返却出来たのがAM11:10だった・・・(^_^;)。この時点で約束の時間オーバー。最近は「遅刻常習犯」しかも「確信犯」の我が家(笑)。
11:30発の送迎バスに乗り20分で空港到着。連休最終日だけあって空港内は大混雑!!! チェックイン締め切り時間までは多少の余裕があるが、満席の便だったので席は離れてしまった。どうせ私は寝ているだけだし、飛行機は初めてではないので特に問題無いけど。
PM12:35。混雑の為にANA62便は定刻より5分遅れて離陸したが、羽田空港には定刻のPM14:00に到着。
私はたった1時間ちょっとのフライトでも熟睡出来る(笑)。今回も当然寝てしまい、隣りにshinjiが居なかった為にドリンクサービスの時に起こしてくれる人が居なくてドリンクをもらいそびれた。。。
羽田到着後、「土日祝モノレール&山手線内割引きっぷ(¥500)」を利用してまだ明るいうちに帰宅。
〜 完 〜
毎年恒例の北海道。今年は「美味しい魚介を食べる!」というのがメインテーマ(笑)。その目的は充分達成できたかな♪他にも、数年ぶりに有珠山の火山活動の爪痕を見学したり、小樽の町並みを楽しんだり、札幌市内でまだ行ったことの無かった場所にも行けたし、実質2日くらいの滞在だけど充分楽しめた旅だった。やっぱり北海道はいいわ〜!!!というのが毎回の結論デス*^_^*)