冬の北海道を楽しもう♪ ('04.2.7〜8)

1日目(2月8日) 〜 その2 〜

真駒内会場

真駒内会場は広い敷地内に5基の大雪像が建ち並び圧倒的なスケール。そのうち4基は滑り台付きで、毎年行列が出来る盛況ぶり。ミニSLの試乗が出来るファミリーランドも子供達に大人気。露店が禁止されている大通会場に比べて、真駒内会場にはたくさんの屋台が出ているので、まさに「お祭り」と行った雰囲気が味わえる。

自衛隊員と一緒に記念撮影が出来るこの雪像前も大行列が出来ていた。

魅惑の国インド「タージ・マハール」。唯一滑り台のない雪像なので、人があまり居ない・・・

「北の仲間たち」〜放射状滑り台〜

最長20mのスロープを含む7本の長さの違うスロープを備えた滑り台。前年は、最大で約40分待ちの列ができたらしい・・・(^_^;)

滑り台の上下には、自衛隊員が危険がないように世話をしていて、子供達はとても楽しそうに滑っていた。

この会場へ来る前に感じていた私の素朴な疑問・・・。その答えはこの「滑り台付きの大雪像」にあった!普通の格好のまま、氷で出来た滑り台を滑ったらどうなるか?当然、お尻が濡れる。。。しかも、そんな滑り台が4基もあるとなると「防水&防寒」のスキーウェアは一番便利な格好なのだ(^_-) そして子連れが多かった理由は、この会場の入場料は無料なので1日かけて全ての滑り台を滑るのが恒例化しているらしい・・・(実際、札幌に住んでいたことのある知人は子供を連れて毎年滑りに行ったと言っていた) 別に大人が滑っても良いのだけど、あれだけ子供達の行列が出来ていると、さすがに一緒に並ぶ勇気はなかった・・・(^_^;) 

会場内ではソリの貸し出しもしていて、歩き疲れた子供をソリに乗せて引っ張っているパパ&ママの姿を見かけた。まれに「荷物」を載せて引いている人もいたけど・・・(笑)。

会場内の屋台で「揚げじゃが」と試飲のコーヒーで休憩をしてから、札幌市内に戻ることにした。

PM12:00、「大通駅」到着。空港へ向かうまでの少しの時間、久しぶりに札幌市内の定番観光へ出発(^_^)v

時計台(重要文化財)

「時計台」の名で市民に親しまれているこの建物は、1878年に旧札幌農学校の演武場として、当時の構内のほぼ中央(現在の位置から130mほど北東寄り)に建てられた。明治の開拓以来、街並みは移り変わり、旧札幌農学校の当時の面影をとどめているのはこの時計台だけとなっている。

札幌時計台は、現存している塔時計としては日本で最も古いもの。そればかりでなく、歯車などの主要な部品を交換することなく、現役で時を刻み続けている時計は、極めて珍しいといわれている。

今まで、この時計台は外から見るだけの場所だと思っていたが、今回、内部に入れるということを初めて知った(観覧料¥200)。1階では新渡戸稲造、内村鑑三、有島武郎等の卒業生、時計台の歴史や修復の様子を紹介。

2階は農学校の講堂を再現しており、希望すれば結婚式もできるらしい。

とても静かで落ち着いた雰囲気。外の寒さを凌ぐついでもあり、しばらく椅子に座ってボーッと過ごした。

時計機械は、鳩時計と同様の振り子時計で、動力には、木箱に豊平川の玉石を入れて作ったおもりを利用している(時打重錘振子式四面時計)。おもりの巻き上げは、今も人力により週2回行っている。

振り子の力が、大きな歯車から徐々に小さな歯車へと伝わって行き、最終的には時計の針をほんの数mmだけ動かしている・・・。本当の精密機械!

北海道庁旧本庁舎

四季折々に赤く映え、美しい姿を見せている北海道旧本庁舎は「赤れんが庁舎」の愛称で広く親しまれている。アメリカ風ネオ・バロック様式のれんが造りで、建築資材の煉瓦、硬石、木材などの多くは道産品を使用している。

以前訪れた時は、有料だった覚えがあるのだが、知らないうちに入館料無料になっていた。。。

間口61m、奥行き36m、塔頂部までの高さは33m。現在の10階建てビルの高さに相当する。

建設当時は国内有数の大建築物だった。

1階正面ホールの三連アーチ。道庁というより、「古城」という感じ!
庭の池はほとんどが雪で覆われて真っ白!ほんの少しだけある水面で、所狭しとたくさんの水鳥が羽を休めていた。

さて・・・時刻はPM2:00。そろそろ空港へ向かわないといけない。その前に、駅地下の食堂街の「甚兵衛」で海鮮のお昼ご飯♪

イカ刺し定食(¥880)

北海丼(¥980)

食後に駅構内のお土産屋さんで買い物をして、駅へ向かう途中、通路で空港までの「快速エアポート」号の指定席券を売っているのを見かけた。

空港までの列車の激混みは必死なので、指定席券を買おうと売場へ近づいた。・・・が、しかし!そこで大変なことに気づいた!さきほど買い物をしたあとに、カバンの中に戻したはずの財布がないのだ!!!慌ててshinjiに大きな荷物を渡して、ショルダーバッグの口を大きく開けて中を覗いても財布の姿がない!!!「うっそ〜!?もしかして落とした?それともスリ?」大パニックに陥った私に対して、shinjiがひとこと・・・「そこのポケットには何入ってるの?」と、バッグの外ポケットを指差している。「お財布はこのポケットには絶対に入れない!!!」と私は反論しつつ、ファスナーを開けてみたら・・・ひょっこりと財布が顔を出した。。。その時のshinjiの呆れた顔は忘れられない(笑)。

PM2:40。結局、数本先の快速まで指定席は満席だったので、諦めて列車内通路に立ったまま空港へ向かった。40分後、新千歳空港到着。チェックインを済ませ、交代で荷物番をしながら空港内で最後の買い物をして搭乗口へ向かった。

PM4:20。定刻通りJAL4704便は離陸。機内では当然熟睡。あっというまの1時間半で、定刻より5分遅れのPM5:55、羽田空港に到着。


初めての「札幌雪祭り」。寒かったけど、あの大きな雪像は一見の価値はあると思う。世間では「マンネリ化している!」などと言われているが、初めて見る人にとってはやっぱり感動モノ。バスの時間が悪くて「支笏湖氷濤まつり」まで足を延ばせなかったのがちょっと心残りだけど、久しぶりの小樽へ行くことが出来たので、満足の行く「冬の北海道の旅」になった(*^_^*)

<完>