初秋の京都 '06.9.30〜10.1

1日目(9月30日)〜その1〜

今回の旅のスタートはやや早め。AM7:00に家を出発し、AM8:41に羽田空港第1ターミナルに到着。

まず2階の出発ロビーの自動チェックイン機でチェックインを済ませてから、再び地下1階へ戻る。JAL便利用時、搭乗までに時間がある時は必ず寄るお店「Mrs.エリザベスマフィン」で朝食。

いつも時間ギリギリに空港に到着するので(笑)最近は店内で食べるチャンスがなかったんだけど、今回は珍しく余裕があったので食べることにした。知らないうちに「モーニングセット」なんてメニューがあってビックリ!

「お好きなマフィン1個+コーヒーor紅茶+ヨーグルト」で¥380はお得♪店内の席数がわずかしかないので、店の外のベンチで食べてる人も居た。

JAL1509便はAM09:35発の予定だったけど、この時間帯はちょうど混雑する時間らしく「当機の離陸まで8機待ち」とのアナウンス(^_^;)。

以前はこういったアナウンスもなく、理由も分からずにただただ待たされたもんだけど(-_-;)、最近は、航空会社も不祥事続きなので乗客の不信感を煽らないようにちゃんとアナウンスするようになったらしい。。。

結局20分くらい待って、JAL1509便はAM09:55離陸。

今回は「普通の土曜日」だったので、ターミナルビル内も手荷物検査もガラガラだった。我が家の座席は機内の一番うしろ。前方の席は団体ツアー客等でかなり埋まっていたけど、我が家の周囲はほとんど乗客が居ない状態。こんなにガラガラな飛行機は久しぶり。おかげで良く眠れた(笑)。

AM10:40。まだ1時間も乗ってないのに大阪・伊丹空港に到着。

昨年秋にも降り立ったばかりの空港のはずなのに、私にはま〜ったく記憶がない風景・・・。「モノレール乗り場は何処だ?」 

前回はANAだったので、今回とは到着したゲートの位置が違う=ターミナルビルからの出口の位置も違う。。。そんなことで迷子になってしまう私。shinjiが居て助かった(^_^;)。・・・ま、ひとりだったらすぐに人に聞くけど(笑)。

無事にモノレールに乗り、京都方面を目指す。この時点では赤いユニフォームを着たレッズサポーターの姿はまだ無かった・・・。

モノレール大阪空港駅から1駅の「蛍池」で下車し阪急線に乗り換える。今回、「阪急交通社」で航空券&ホテルを手配したら阪急電車の「マルーンチケット」というフリーパスが付いてきた。「お好きな1日、お1人様に限り阪急全線(神戸高速線を除く)が乗り降り自由」というこのチケット。明日の予定は分からないので(笑)今日使ってしまうことにした。

 

宝塚線で南下し「十三駅」、京都線に乗り換え「桂駅」へ。更に嵐山線に乗り換えPM12:15に「嵐山」到着〜♪

今まで私はずっとJR京都駅からアクセスすることが多かったので、阪急電車で来たことは無い。なので、「阪急嵐山」駅前の寂しさにちょっと驚いた。「ココってほんとにあの賑やかな嵐山なの?」って感じ(^_^;)。ピーク時期はきっとスゴイんだろうけど。。。

紅葉シーズン前ということもあり、今までの私の「嵐山経験」の中で一番人が少なかったと思う。渡月橋の上にもあまり人が居ないし(^_^;)

・・・でも、ここまで来るとちらほら赤いユニフォーム姿を見かけるようになる(笑)。「嵐山にレッズサポーター」・・・。昨年の「道頓堀にレッズサポーター」にもビックリしたけど、ほんとに何処にでも出没する浦和サポーターの情熱は素晴らしい!(ちなみに我が家はココではまだ普通の格好・笑)

広くて観光スポット盛りだくさんの京都で、ここ嵐山に来たのには理由がある。

「嵯峨野で湯豆腐が食べたい!」 ・・・でも。嵯峨野の湯豆腐のお店って実は結構お値段がはる店ばかり(^_^;) そんな中でshinjiがリサーチしたお店はあまり大きくないようなので、昼時に行くと混雑しているだろうと考えて先にちょこっとだけ観光。

 

 天龍寺 

後醍醐天皇の冥福祈願のため、足利尊氏が建立した臨済宗天龍寺派の総本山。現在、境内には総門七堂伽藍が建ち並んでいるが、いずれも度重なる兵火で当時の建造物はほとんど残っていない。現在の諸堂は明治時代に再建されたもの。また、特別名勝に指定されている曹源池庭園は夢窓国師の作庭で、嵐山と亀山(小倉山)の借景を巧みにとりいれた回遊式庭園は優美で独特の美しさをみせている。平成6年12月、ユネスコから世界文化遺産に認定・登録された。

部分的にもみじが紅葉していて、

参道脇では萩や芙蓉が満開。。。

紅葉のピーク時には、こんなにのんびり歩けない場所に変わるけど・・・。

紅葉の時期の様子は

     ↓

「奈良&滋賀&京都」4日目その1参照

天龍寺内で有名なのは本堂「大方丈」や「曹源池庭園」だが、どちらも私は以前に見学済み。今回はちょうど「秋の特別公開」中だった加山又造氏の「平成の雲龍図」がある「法堂」に入ってみることにした。

法堂

法堂裏手にある拝観入口

「雲龍図」(実物は撮影禁止なので看板に貼られていた写真)

法堂天井の加山又造作の「雲龍図」創建以来、八度も大火に遭い、唯一焼け残ったのが禅堂。現在の法堂兼仏殿。この天井に「雲龍図」が描かれている。明治に描かれた鈴木松年の雲龍図が損傷が激しく、和紙に描かれていたため修復不可能だったので、平成12年に開山夢窓国師650年遠諱の記念事業として平成の雲龍図が描かれた。

堂内に一歩入ってみる・・・何もない。人もほとんど居ない(^_^;)。でも、ふと天井を見上げると、物凄い迫力で今にも動き出しそうな巨大な「龍」がこちらを睨んでいた。法堂の天井、直径9mの円相のなかに、厚さ3cmの杉板159枚を張り合わせ全面に漆を塗り、さらに白土を塗った上に直接墨色で描かれているらしい。この龍は「八方睨み」の龍で、龍の顔全体を見ながら龍を囲む円の真下を歩いてみると、どの位置に居てもず〜っと龍に睨まれているように見えて迫力満点。「八方睨み」があまりにも不思議で、首が痛くなるまで上を見ながら何度もグルグル堂内を歩き回ってしまった(笑)。

一見の価値はある!と思う。でも、法堂に入るだけで¥500はちょっと高いのでは? ・・・だって、メインの「庭園(¥500) +本堂(追加料金¥100)」も一緒に見学すると、大人一名¥1000では足りない(-_-;) どうして京都の寺社って拝観料が高いんだろう・・・(>_<)

 

PM1:10。そろそろ昼の混雑ピークも過ぎた頃。お目当ての「湯豆腐」を食べに行こ〜う♪ JR嵯峨嵐山駅前にある「嵐山豆腐 葵」

 嵐山豆腐 葵  

嵯峨豆腐の老舗、嵐山豆腐が経営する和食処で、京都名物の湯豆腐が手ごろな値段で味わえることで有名。

特に好評なのが「らんざん湯豆腐」で、ほんのりとした甘さが絶品の湯豆腐に野菜のかき揚げや季節の酢の物など、全7品の料理とご飯、香の物が付く。おかずはすべて手作りで、質、量ともに大満足の内容に満腹。

HPはこちら → 

らんざん湯豆腐(¥1890)

湯豆腐・白黒胡麻豆腐・ひろうす・かき揚げ・季節野菜・京漬物

彩々揚げ出し(¥1890)

揚げだし豆腐・ひろうす・胡麻豆腐・おぼろ豆腐・季節野菜・京漬物

既に時刻はPM1時を過ぎているというのに、店外で20分ほど順番待ち。きっとこれでも待たないほうだったんだろうと思うけど・・・。我が家の順番になり店内に入ってみて待ち時間に納得。テーブルは5卓だけ。計16名くらいしか座れない。予想以上にこじんまりとした店だった。注文してからも結構待った。。。

でも、味と量に大満足(*^_^*)!湯豆腐の味はもちろんだけど、ひろうすや季節野菜の煮物の上品な味付け・・・さすが京都!!! 納得のいく「嵯峨野で湯豆腐」を、この金額で実現出来るのはスゴイ。今回食べたメニュー以外にも、豆腐のおすましをかけた「豆腐茶漬け」や「豆腐カレー」、煮湯葉&生湯葉&揚げ湯葉の湯葉三昧の「湯葉丼セット」など、興味深いメニューもあった。