東大寺 

南大門

高さ25mの重層入母屋造り。鎌倉時代に天竺様で再建された。

中央の3間を通路とし、左右1間ずつに金剛力士像を安置する。高さ8.4mの巨像で迫力に満ちている。

 

大仏殿 (国宝)

東大寺の金堂で世界最大の木造建築。宝永6(1709)年の再建で、東西は創建当初の3分の2。

本尊の毘盧遮那仏尊像(国宝)は像高14.98メートル、目長1.02メートル、耳長2.54メートル、顔長5.33メートル、鼻高0.50メートル、台座高3.05メートル。重さは380tと推定される。

また、台座の蓮弁には、宇宙のありさまを描いた壮大な蓮華蔵世界の毛彫図が刻まれており、華厳経の説く「悟りの世界」を絵に表したもので、その一部はいまに残っている。