比叡山延暦寺・西塔エリア 

比叡山を代表する壮大なたたずまいの東塔に対し、西塔は美しい杉木立の間から小鳥のさえずりが聞こえる静寂な場所。釈迦堂を中心に、にない堂、椿堂、瑠璃堂などの堂塔のほか、一般の人が修行する居士林研修道場もある。

西塔エリアの入り口。

ここでバスを降りたのは、私を含めたひとり旅の女性3名と、1組の親子のみ。

おかげで、自分のペースでゆっくりと巡ることが出来た。

 

にない堂

常行堂と法華堂という同じ形の建物が二つ並んで、渡り廊下で繋がっている。力持ちの弁慶がこの渡り廊下を天秤棒にしてこのお堂をかついだという伝説から「弁慶のにない堂」と呼ばれている。

にない堂前の苔の緑色が、お堂の朱色と綺麗なコントラストを見せている

 

釈迦堂

伝経大師自作の釈迦如来を本尊とし、西塔の中心をなすお堂で、老杉の木立とともに堂々とした風格がある。秀吉が大津の三井寺から移したもので、天台建築様式の代表とされる比叡山内最古の建物。

 

観光客が多く土産物屋もたくさんありとても賑やかな東塔に比べ、西塔エリアは本当に静か。。。「修行をする場所」という雰囲気が漂っていた。