大分 2日目(7月13日)

AM8:40、部屋で朝食を済ませチェックアウトしたあとすぐに、別府観光の定番:「別府地獄めぐり」へ。 大きな駐車場のある「山地獄」に車を停め出発〜♪

別府温泉には含有物によって青、赤、白などの様々な泉色を呈する温泉や、間欠泉などの特色のある温泉が点在しており、また、温泉の熱を利用して飼育・育成した動植物を展示する施設を併設したものもある。このような、「入浴」ではなく「観覧」を主な目的とした温泉は地獄と呼ばれ、別府観光の目玉のひとつとなっている。

★別府地獄めぐり公式サイト → CLICK

 山地獄 

山の至る所からモウモウと噴気が上がっていることからこの名前が付いた。温泉熱を利用して飼育されているカバやサル、フラミンゴ、アフリカゾウなど約20種の動物達はみんな愛嬌たっぷり。

岩肌からゴウゴウと噴気を吹き出し活発に活動している

ゾウも朝から元気です

カバの「昭平くん」

噴気の近くを通過する時にはかなりの熱さを感じる。「泉温:約80℃」!そりゃ〜、熱いはずだわ。 温泉熱を利用したミニ動物園には約20種もの動物達がいて、久しぶりにのどかに動物園散策が出来た♪

 

 海地獄 

別府地獄のなかでも最大の海地獄はコバルトブルーの色をしていて、地獄というのがふさわしくないほどの美しさ。池の青色は、温泉中の成分である硫酸鉄が溶解しているため。園内では温泉熱を利用してアマゾン地方原産のオオオニバスや熱帯性睡蓮を栽培している。

コバルトブルーの温泉は一見涼しげに見えるが・・・

泉温は、なんと98℃!!

釣り竿の先の籠の中は温泉玉子。

← 成長すると小学校低学年(20kgまで)も乗れてしまうという日本一の大鬼蓮。

アマゾン原産の睡蓮 →

日本ではあまり見かけないトロピカルな原色の花が咲いていた。

この海地獄にて、プチハプニング発生!!

「なんか人だかりがあるなぁ〜?」と思って近づいてみると、TVカメラに囲まれた「くいだおれ太郎」&「女将さん」が取材中!せっかくなので、近寄って行って写真を撮らせてもらった。

取材を終えた二人(?)が去っていくのを見届けていたら、近くにいたお姉さんが話しかけてきた。私は始めは自分と同じような観光客だと思ってベラベラ喋っていたのだけど(笑)、話しかけてきたそのお姉さんが、「くいだおれ太郎を見て、どう思いました?」という質問を何度もしてくるので、「この人、変な人だな〜・・・(-_-;)」と思った所で、ふと、目の前にぶら下がるマイクとこっちを向いたカメラの存在に気付いた(笑)。どこかのTV局の取材クルーだったらしい(^_^;)。 慌てて「何か面白いコメント言わなくちゃ・・・」と考えているうちに取材終了・・・。

「あんなコメントじゃ、きっと放送に使われないよね〜。」と笑っていたけど、当日夕方〜翌朝にかけてのフジ系のニュース番組で使われました(^_^)v 私は大分へ行く直前に、「くいだおれ太郎、別府へ行く」というニュースは知っていたのだけど、まさか実際に会うとは思ってなかったのでビックリ! &自分も放送されて二重に驚きでした!!

海地獄の出口付近の売店で、「地獄蒸し焼きプリン」(¥300)に目を奪われ、朝からデザートを食べる(笑)。

 

 鬼石坊主地獄 

733年(天平5)に編まれた「豊後風土記」に登場するほど歴史が古く 、明治時代には「新坊主地獄」として観光名所となった。50年代後半に一旦閉鎖されたが、2002年(平成14年)12月16日に、復活を願う声に応えて約40年ぶりにリニューアルオープン。灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と呼ばれる様になった。

こちらも泉温:約99度とかなり高温!

ぼこっぼこっと沸騰している様子が結構怖い・・・。

 

 かまど地獄 

かまど地獄は泉温90度の温泉が噴気とともに湧出。古来より氏神の竈門八幡宮の大祭に、地獄の噴気で御供飯を炊いていたことがその名の由来。かまど地獄は1丁目〜6丁目までさまざまな湯の池がある。

3丁目は乳白色の池

6丁目は水分が少なくボコボコと噴き出す熱泥坊主 5丁目の池は、湯の色がグリーンやブルーに変化する。
1丁目から順番に見学出来るように順路が出来ている。

途中に、美容効果のある「のど・肌の湯」とか、「砂蒸し足湯」等の三つの足湯もあって、何故か韓国人旅行客がたくさんいて大賑わいだった(^_^;)。

・・・で、ココでまたまたつまみ食い(笑)。石垣まんじゅう(¥105)と温泉たまご(¥70)。温泉たまごは、「白身は塩で黄身は醤油で食べると美味しい♪」と書かれていた。

 

 鬼山地獄 

鬼山地獄は、別名「ワニ地獄」とも呼ばれている。大正12年に日本で初めて温泉熱を利用し、ワニ飼育を開始した。現在、クロコダイル、アリゲーターなど世界のワニ 約100頭を飼育している。

園内中心にある緑白色の熱水を湛えた池 現在2代目イチロウ(昭和24年生まれ)がワニ園の目玉! 若いワニたちはまとめてどさっと入れられている

ちょうどAM10:00からの餌付けタイムに遭遇。 ワニは週2回しか食事をしないらしく、ジャンプしながら必死に餌を食べる姿は迫力満点!!

 

 白池地獄  

噴出する熱湯は無色透明で、池に落ちると青白く色が変化する。また、白池地獄には温泉熱を利用した熱帯魚館があり、アマゾンに生息する人食魚ピラニア等、さまざまなめずらしい熱帯魚を見ることができる。


落ち着いた雰囲気の和風庭園にある池。熱帯魚館では10種類程度の熱帯魚が飼育されていたが、見学者はほとんどおらず、寂れた雰囲気が漂っていた・・・(^_^;)

「山地獄」から徒歩で回れるのはここまで。残りの「血の池地獄」と「龍巻地獄」には車で移動しなくてはならない。温泉街を抜け山を登ること数分。。。

 

 血の池地獄 

血の池地獄は日本で一番古い天然の地獄で、一言で言うなら「赤い熱泥の池」。地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まる。

・・・ある意味ちょっと気持ち悪いような衝撃の風景だった(^_^;)。池の湯温は78℃。これまで100℃に迫る温度を見てきたので、ちょっとぬるい気もするが、到底入浴出来る温度ではない(笑)。

車がないと来れない場所なので、観光客も少なくとても静かに見学出来た。

 

 龍巻地獄 

別府市の天然記念物にも指定される間欠泉が龍巻地獄。豪快に噴き出した熱水は、屋根で止められているが50mほど噴き出す力がある。地中の熱水(150度)が圧力の高まりと共に噴出する。噴出は30〜40分間隔。

タイミングが悪いと30分待ちになるところだが、我が家が到着した時にちょうど噴出開始!売店の店員さんにせかされ猛ダッシュで見に行ったら、轟音と共に熱水が噴き出している所だった。

噴き出す部分には熱水が高く上がらないよう蓋のように天井を囲ってある。もしこれがなければ50mの高さまで吹き上げる程の圧力があるという。

AM10:40。これにて「別府地獄めぐり」全て終了!スタートからかれこれ2時間が経過していた(^_^;)。 ・・・残された時間は余り無いのに、ちょっとだけ寄り道(笑)。

 別府湯けむり展望台 

NHKの「21世紀に残したい日本の風景」で富士山についで日本第2位となった場所。2004年4月にオープンしたばかりのこの展望台からは、別府温泉の湯けむりを眺めることが出来る。

週末夜間には赤・緑・青等にライトアップされ、カップルや観光客の間では人気の場所となっているらしい。

AM11:00、別府ICから大分自動車道に乗り、ひたすら福岡空港を目指す。

「大分空港発」だったらまだまだ時間があったのだけど・・・ 大分から福岡までは結構遠い(T_T)。 本当は飛行機に乗る前に博多市内で「博多ラーメン」を食べたかったのだけど時間切れ。 ・・・「地獄めぐり」にちょっと時間を掛けすぎたかも。(^_^;)

PM13:00、レンタカーを返却し、福岡空港に到着。

チェックインを済ましたあと搭乗開始時間まで30分あったので、「どうしても博多ラーメンを食べた〜い!!」ということで、ターミナル内の博多ラーメンの店「ちくぜん」に入店。

とんこつラーメン(¥620) →

PM13:30から搭乗開始。5月の神戸遠征旅行の際にその値段の安さに味をしめた「SKY」の便を利用(笑)。機内は満席で、我が家の座席は3−3配列の左の窓際席。

PM13:50、SKY 012便は定刻通り福岡空港を離陸し、1h半ほどのフライトでPM15:25に羽田空港到着。


大分便が取れず福岡便利用になったのでちょっと時間が勿体ない感じの今回の旅だけど、郷土料理も食べたし、観光も出来たし、なにより「初★TV出演」したし(笑)、なかなか印象に残る今年の私の誕生日となった。 ・・・あとは、浦和が勝ってくれてさえいれば、もっとサイコーの「誕生日旅行」になったのになぁ〜・・・ブツブツブツ(-_-;)

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