AM7:30頃起床し、昨夜コンビニで買い出しした朝食を食べながら天気予報を見ていたら、どうやら大阪周辺の天気は下り坂・・・。
昨夜からガイドブックと睨めっこしていたが、本日の予定は未定。。。京都の紅葉にはちょっと早いようだし、大阪は昨日散歩したし・・・神戸にでも行ってみようか?私は5年前に「淡路花博」とセットで訪れている。shinjiはあまり「街歩き」は好きではないので異人館巡りはせずに、行き当たりばったりで神戸をブラブラすることにした。
AM8:45、ホテルを出発。「十三駅」構内のコインロッカーに荷物を預け、阪急神戸線で一気に「三宮駅」へ。
運良く特急列車に乗れたので30分もかからずにAM9:30に到着・・・近い!!!京都へも同じくらいの時間で行けるらしいし、大阪ってホント便利な土地だなぁ〜。
さて、何処へいって何をしようか?とりあえず、「困った時はインフォメーションセンター」(笑)。駅構内が広くてやや迷子になりかけたが、なんとか駅南側にある建物に到着。たくさん並んでいるパンフレットや地図を見ていてshinjiが何かを見付けた。とっても目立つ黄色いパンフレットの表には「神戸着。フェルメールからの恋文」と書かれており、フェルメール作品「恋文」の写真が大きく載っていた。兵庫県立美術館で「アムステルダム国立美術館展」が開催されているらしい。
アムステルダム国立美術館といえばオランダ最大の美術館で、「黄金時代」と呼ばれるオランダ17世紀の優れたコレクションで有名。我が家が'03年にオランダに行った際には滞在時間が足りずに行きそびれた場所のひとつ。その美術館が現在大規模な改修工事をしており、それに合わせて計画された世界を巡回する展覧会は、震災復興10周年記念として、日本では此処神戸のみでの開催。この巡り合わせはきっと神様の思し召し。行くしかないでしょう(^_^)/ インフォメーションセンターでは阪神電車と入場券がセットになった割引チケットが販売されていたので早速購入して電車に乗り込んだ。
AM10:00、「岩屋駅」到着。日曜日の朝ということもあり静かな駅周辺だった。美術館へ向かう道にもあまり人が居ない・・・。
東京の美術館でこんな大きな展覧会が開催されたら駅も館内もかなりの混雑が予想されるが、この様子だと混雑していそうもない。見学者としてはたっぷりゆっくり見られるのでうれしいのだけど、オランダ絵画って人気無いのかなぁ〜・・・(-_-;)と、ちょっと寂しい気分で歩くこと10分ほどで兵庫県立美術館に到着。
兵庫県立美術館
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展覧会では、アムステルダム国立美術館のコレクションのなかから、フェルメール《恋文》、レンブラント《青年期の自画像》をはじめとするオランダ17世紀絵画の名品の数々に、工芸作品も加えた93点を8つのセクションに分けて構成し、様々な側面から黄金時代を紹介していた。 駅からの人影の少なさに比べれば結構な入館者がいたけど、それでも東京の美術館に比べればガラガラ。た〜っぷり2時間近く見学出来た。
館内の出口付近には、展示されていた作品の中でも有名な10作品の画像を無料でメール添付送信できるようなPCがあった。おかげでいつものように絵葉書を購入することもなく(^_^;)、早速自分のPCに画像送信(ちなみに携帯にも送信出来るらしい)。あとは帰宅後のお楽しみ♪(・・・で、届いた画像がこちら→) 最近の美術館のサービスもかなり進んだものだ。
PM12:00過ぎに阪神電車で再び「三宮駅」に戻ってきた。
残り時間もあと3時間くらい。駅の地下にある「さんちか」で昼食を済ませ、見晴らしの良い場所を目指す。地下鉄に乗り「新神戸駅」下車、ここから新神戸ロープウェイに乗りたいのだが、乗り場がなかなか見つからない!!!案内板は小さくてその数も少なく、我が家以外にもウロウロしている家族が数組いた(^_^;) 集客率をあげるにはもう少し分かりやすくしたほうがいいのでは・・・?迷うこと10分くらいで駅からちょっと高台にある新神戸ロープウェイ「神戸夢風船」の乗り場に到着。
新神戸ロープウェーは、新神戸駅に近い「北野一丁目駅」と「布引ハーブ園駅」を結ぶ6人乗りのゴンドラで、「神戸夢風船」の愛称で親しまれている。傾斜長は1471mで、ゴンドラからは市街地や神戸港を一望。約10分の空中散歩が楽しめる。昼は眼下に布引の滝を見下ろし、日没から夜は1000万ドルともいわれる神戸の夜景を眺望する。往復¥1000。
ゴンドラは発車後急激に上昇し、すぐに市街地の風景が見え始める。ポートタワーやメリケンパーク、ポートアイランドと視界がどんどん開けてくる。途中下車可能な「風の丘駅」手前では日本3大神滝(布引の滝、日光華厳の滝、紀州の郡智の滝)のひとつに数えられる「布引の滝」を眼下に見下ろせる(写真右)。ちょっと遠目だがかなりの落差があるのが分かった(徒歩でハイキングしながら滝壺まで行けるらしい。)標高も少し上がったのでポツポツと紅葉している木々も見られた。「風の丘駅」から約2分後、白亜に輝く布引ハーブ園のグラスハウスが見え始め、眼下にハーブ園の全景を眺めながら終点「布引ハーブ園駅」に到着。
200種75000株のハーブが癒しの空間を作ってくれる「布引ハーブ園」。入園料も¥200と激安なので是非入りたかったのだけど、ロープウェイから眺めた限りではかなり広大でアップダウンもあり、到底我が家の残された時間ではまわり切れないと判断し入園は断念(T_T) ハーブ園に入れなくても「展望レストハウス」や「香りの資料館」等の施設もあるのでちょっとブラブラしてみる。
← 展望広場からの眺め 天気がイマイチだったけど(^_^;)視界の一番奥には2006年2月開港予定の「神戸空港」が見えた。手前のガラスの建物が布引ハーブ園のグラスハウス。夜にはライトアップされるらしい。ここから見る「神戸の夜景」も綺麗かも〜♪
← 展望レストハウス 中世ヨーロッパの古城をイメージした展望レストハウス。2階のレストランではハーブ、スパイスを効かせた料理を楽しみめ、1階のショップにはハーブグッズが豊富♪また、体験コーナーでは押し花クラフトやアロマテラピーが体験出来るらしい。
← 森のホール(香りの資料館) 1階は香りの資料館。2階はコンサートなどが開催されるホール。資料館にはハーブの抽出装置やいろんなハーブが並ぶ薬品棚が展示されていたり、たくさんのハーブの香りを比較しながら楽しめる設備もあった。
PM3:00。そろそろ空港へ向かわなくては・・・。帰りのロープウェイでshinjiが車内アナウンスに気が付いた。進行方向右側の古いダムについてのガイドだった。
布引ダム
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その後、地下鉄で三宮駅に戻り、阪急神戸線で出発地点「十三駅」へ。コインロッカーの荷物を取り出したあと、阪急宝塚線「蛍池駅」で下車し大阪モノレールに乗り換え、PM4:10に大阪空港到着。
我が家にしては珍しく早めに空港に着いたので(^_^;)「ゆっくりお土産でも〜♪」と思っていたが、手荷物チェックが激混み!サッサとお土産を買い込み、手荷物チェックへ向かった。時間的に団体旅行者にとってはちょうど良い時間帯なので仕方ないか・・・。他にも、前日の試合から1日経っているにもかかわらず、まだ浦和レッズのユニフォームを着ているサポーターもちらほら見かけた(^_^;)
PM5:26。予定より30分近く遅れてANA34便は離陸。この日は羽田空港も混雑してて羽田発大阪着便が遅れたため、大阪発の便も多少遅れたらしい。でも、飛行機ってスゴイ!!!上空で20分ほど短縮して羽田空港到着は10分遅れになっていた・・・。
〜 完 〜
今回はサッカー観戦以外の予定を全く決めずに出発したが、大阪で名物を食べまくり、神戸では偶然にもオランダで行きそびれた美術館の展覧会に遭遇出来て芸術鑑賞。残念ながら紅葉は楽しめなかったけど、内容充実の2日間だった。
・・・ただ、帰宅後気になったのが2日間の電車代。「スルッとKANSAI」という、関西圏の加盟42社局の交通機関に乗り放題のチケットを買った方が良かったのかどうか?というコト。「そんなに電車には乗らないだろう」と思っていたが、乗り換えの際にいちいち切符を買うのが結構めんどくさかったし、ほとんどの路線で関東に比べて初乗り料金が高かったので、実は結構料金が嵩んでいるのかも。。。ただ、「2dayチケット(¥3,800)」は関西に到着してからでは購入出来ないようなので、関東出発前に判断しなくてはならない。気ままな旅をする我が家には不向きかも(^_^;)。これからは事前にルートを決めてから旅に出たい所だが・・・ まぁ、それは無理だろうなぁ〜(爆)。