2日目(6月14日)
2日目の朝。 そんなに早起きした訳ではないけれど(^_^;)、朝食前に散歩に出かけてみた。 すがすがしい空気、観光客が訪れる前の温泉街の静けさ。下駄のカラコロという音と、川のせせらぎの音だけが流れる。宿泊した者のみが味わえる特別な時間♪ |
朝食は大広間にて。 和風旅館としては普通レベルの朝食。 ほかほかの炊きたてご飯がお櫃に入って置かれていると、なんとな〜く入っているご飯全部食べなくちゃいけないような気がしてしまう(笑)。そして朝から満腹!! |
何度か山形に来るたびに看板を見かけていて、いつか行ってみたいと思っていた「立石寺」。通称;「山寺」。
〜閑さや 岩にしみ入る 蝉の声〜
という松尾芭蕉の俳句で有名なこのお寺にやっと行くチャンスが来ました!
ここが山寺の登山口となる場所。 入山料¥300を支払い、いざ出発(^-^)ノ ここから大仏殿のある「奥の院」までは石階段が千十五段!(@_@) 山寺の頂上に到着するまでに約40〜60分ほどかかるらしい・・・。 |
|
||
立石寺本堂「根本中堂」 |
涼しい山道♪ |
芭蕉の像と句碑 |
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という芭蕉の句をしたためた短冊をこの地に埋めて、石の塚をたてたもので、「せみ塚」といわれている |
「弥陀洞」 ながい歳月の雨風が直立した岩をけずり阿弥陀如来の姿をつくり出した。約4.8mの仏のお姿に見ることができる人には幸福がおとずれるという。 |
「仁王門」 嘉永元年(1848)に再建されたけやき材の優美な門。左右に安置された仁王尊像は運慶の弟子たちの作といわれ邪心をもつ人は登ってはいけないと、睨みつけている。 |
仁王門の辺りがちょうど半分くらかな? 「登山道」といっても、ハイヒールのお姉ちゃんやビーチサンダルのお兄さん、子供はもちろん、結構な高齢の方、はたまた犬までが登っていたので(笑)、それほど険しい登山道ではないと思われます。
私にとっては、いまだかつて一番つらかった屋久島の縄文杉登山に比べたら遙かに楽チンな登山♪
|
||
山寺随一の展望台「五大堂」が見えてきた! |
「奥の院」に到着! 開山・慈覚大師が中国で修行中に持ち歩いた釈迦如来と多宝如来を本尊としている |
修行の岩場 正面の岩に巌をかさねた岩場は「釈迦が峰」といい、修行者以外の登山を禁じている |
「五大堂」到着〜♪ 向かって左の岩の上の赤い小さな堂は写経を納める「納経堂」。山内で最も古い建物 |
「五大堂」の内部は五大明王を祀って天下泰平を祈る道場で、山寺随一の展望台でもある |
五大堂の脇からは山中に向かって小道がずっと続いているが・・・ 一般客はこれより先は入山禁止! |
下りは膝がガクガクしないように注意しながら降りて、山寺駅の近くにある蕎麦屋「美登屋」でランチ♪
だしそば(\1100) |
もりそば(\740) |
山形の郷土料理「だし」は、なす、きゅうり、おくら、みょうが、大葉などの夏野菜や薬味を細かく刻んで、出汁やしょうゆで味付けした夏バテ知らずの一品。ざくざく、ぱりぱり、ねばねば 。色々な夏野菜に爽やかな香味野菜が加わった豊かな味わいが楽しめる一品。通常はご飯や冷奴と一緒に食べる事が多いが、蕎麦にもバッチリ合っていた♪
帰路、群馬の実家に立ち寄ってサクランボのお土産を置いてから埼玉へ帰宅。片道400km以上の道のりを運転してくれたダンナ様に感謝です♪