山梨・南アルプス ('07.6.2〜3)

「久しぶりにサクランボを山ほど食べたいね〜♪」 ←ただこの目的だけで他の予定は一切立てず(笑)、直前に山梨県の山奥の宿を予約して出発。 この時期、まだ山形県のサクランボ狩りはまだ始まってないし、山梨県でも5月末に始まったばかり。・・・熟し具合がやや心配だけど。。。

日程表

1日目(6月2日)

白根町でサクランボ狩り → 夜叉神峠登山 → 芦安温泉「北地蔵」 泊

2日目(6月3日)

サントリー登美の丘ワイナリー → 八ヶ岳リゾートアウトレット

国内旅日記


1日目(6月2日)

中央自動車道・甲府昭和ICをおりて、西の白根IC方面へ向かい一直線!「JAこま野西野支所」に到着。昼ご飯を抜いて、この時に備えた(笑)。

 JAこま野観光センター(山梨県南アルプス市) 

「JAこま野」HP → 

← 農協内の特設受付所で料金(¥2000/40m)を支払い、紹介された農家の軽トラックに付いて行くこと数分。

 

網で囲われた「サクランボ畑」に到着〜♪雨が降るとビニールハウスに生まれ変われる。 →

時期的にちょっと早かったので、お客さんは我が家だけの貸し切り状態♪

・・・ただ、「充分熟している樹は、まだこの樹だけ。」と説明されたので、その樹に実っているサクランボを集中的に無言で食べる!下の方を食べ尽くしたら、梯子に昇って手の届く範囲をひたすら食べ尽くす(^_^;)

ほのかな甘みと酸味の絶妙なバランス☆

40分間、めいいっぱい食べました。たぶん、スーパーで売っているパックの5〜6パック分は食べた気がする(笑)。

お客が我が家だけだったから、「オーナーがいろいろとうるさい人だったらイヤだなぁ〜」と思っていたけど、最初の説明以降は完全に放置された(笑)。後半は監視役が奥さんに変わったけど、その奥さんも何も言わずに自分の仕事を黙々とこなしていた。我が家も黙々と食べ続けていたので、畑の中はとっても静か(笑)。 40分終了後は自己判断で退出。出口付近で奥さんが「お土産用パック入りサクランボ」を売っていたけど(一番安いランクで¥800)、我が家は見向きもせずに外へ(^_^;)

外の畑にはプラムや桃の木もい〜っぱい☆ ・・・でも。どこの畑も道路に面しているのに泥棒避けの柵などがある訳ではないので、いつ泥棒の犠牲になってもおかしくない状態。きっと、収穫期には当番制で見回りとかやっているんだろうなぁ〜。。。

 

さて。とりあえず今回の旅の目的は達成♪・・・「このあとはどうしようか〜?」と、この時点でやっとガイドブックを開く(爆)。宿のチェックインの時間&夕食の時間(←コレって結構大事!笑)を考慮して、「少しお腹を空かせよう!」と軽く登山をすることにした。

 

 夜叉神峠 

標高1,790メートル。南アルプス鳳凰三山の登山口にあり、「白根三山」の展望台とされ、遠く南アルプス南部の上河内岳まで見通すことができる。南アルプス林道の夜叉神トンネル入口に登山口があり、ハイキングコースを約1時間歩けば到着する。

「南アルプスNET」 → 

← 夜叉神峠登山口

今まであちこち軽くハイキング程度の山登りはしたことあるけど、「登山計画書」(今回は山に泊まる訳ではないので書いてないけど)を入れるポストのある登山道は初体験! ちょっと覗いてみたら、どうみても「山道」で、一瞬、めげそうになった・・・。たった1時間、されど1時間。道のりに寄っては「ハイキング気分」では済まないかも・・・(>_<)

それでも意地っ張りの私は、shinjiに「辞める?」と聞かれると、「行く。」と言ってしまう(笑)。

案の定。最初の10分くらいは谷側から尾根に向かって登り続ける感じで、かなりの急勾配の狭い山道が続いた。アッという間に息があがり、前を行くshinjiに「この花なんだろね?」とか声掛けられても、返事も見向きも出来なかった・・・(^_^;)

20分くらい登ったあたりからややなだらかな上り坂になったので、周囲を見回す余裕が出来た。誰も居ない森の中。小鳥や虫たちの声しか聞こえない。

途中で、幹の下部の表皮が無惨にむしられた木々が目に入ってきた。・・・自然保護地区だし、コレって人間がやった訳じゃないよね?・・・たぶん、冬眠から醒めた熊???

・・・暗くなる前に頂上まで行って戻って来ないと大変だわ!(@_@)

「約1時間」と書かれていた登山コースを50分で制覇!標高1778m。気温もグッと下がったのでかなり寒い!!

夏の登山シーズンにはまだ早いので、山小屋「夜叉神峠小屋」の周りには、1名の登山客とちょっと離れたキャンプサイトに1組が居るだけだった。山小屋の中からTVの微かな音が漏れてくるくらいで、あとはな〜んにも聞こえない。晴れていれば日本第2位の「北岳」(3193m)が見えるはずだったんだけど・・・。しばらく待ってみたけど、残念ながら雲がなくなる気配なし。でも、目の前に見えている山は全てが3000m級!それを実感出来ただけでも、ここまで登った甲斐はある。

帰りは足に負担がかからないようスピードコントロールをしながら登りと同じくらいの時間をかけて下山。・・・それでも、翌日のふくらはぎの筋肉痛は避けられなかった(笑)。

 

PM5:00。我が家にしては珍しく、明るいうちに宿に到着。ただ、到着するまでは、「対向車が来たらすれ違い無理!」といった感じの狭い山道で、「ホントにこんな所にあるの?」と心配になるくらい。想像を超える山の奥深くにある温泉郷だった。

 芦安温泉 

芦安温泉郷は南アルプスの白根三山の東、御勅使川沿いにある平成10年秋湧出の新しい温泉。自噴による南アルプスの名湯。浴用の他飲用も可。夜叉神峠の麓にあり、白鳳渓谷探勝基地として紅葉の時期は特に人気が高い。

 

我が家が予約したのは、3年前に北海道から移住してきたというオーナーが営むペンション「北地蔵」。

 ほのぼのお宿 北地蔵 

南アルプスの森の中なのに、何故か食事は北海道直送の海産物がいっぱい!食事は朝夕とも和食で、メインは北海道羅臼産の40cm以上の脂の乗ったシマホッケの開き。お風呂は24時間貸切りの内湯・露天風呂。南アルプスで唯一のペットと泊まれる宿。

「北地蔵」HP → 

森の中の自然派ペンション

ギリギリ直前予約だったにも関わらず、201号室、角部屋の和洋室だった♪「我が家」感覚でかなりくつろげた☆

ペンションなのに和食って珍しい

コレが噂の大ホッケ!ものすご〜く脂が乗ってた♪

もちろんお蕎麦も♪

時期に寄っては、「ホタテのバター焼き」も出るらしい。是非、そちらも食べてみたい!!

温泉浴室は2ヶ所あり、到着直後には小さい方の露天無しの温泉に入った。・・・で、食後、一休みしたあと露天風呂のある大きいほうの浴室に入ろうと思ったが、当日は全室満室だったこともあるけど、「部屋ごと貸し切り」のシステムがいまいちで(^_^;)いつになっても大きいほうのお風呂が空かない・・・。部屋に戻った間に他の部屋の人に入られてしまう可能性もあるので、挙げ句の果てにはふたりして食堂でマンガ本を借りてきて入口前の椅子で待つことに・・・(苦笑)。 私が考えるに、やはり「個人の時間感覚」に任せる「貸し切り風呂」には問題がある。過去に行ったことのある貸し切り風呂のように、<ホワイトボードに時間割が書かれていて、自分の部屋番号の入った磁石を置いておく> というのがBetterのような気がする。・・・あとで、オーナーにメールしておこう(笑)。

肝心の温泉は無色透明。アルカリ性の為にややぬるぬる感があるが、入浴後はお肌つるつる♪ 露天風呂は家族で入るには広さ充分。周囲の木々にイルミネーションが施されていて綺麗だった☆

そうそう!お部屋の冷蔵庫に麦茶が冷えていたのがなかなかポイント高いと思う♪