南ドイツでスポーツ!&オーストリア日帰り&オランダへ再挑戦! (2003.2.21〜3.2)

1日目(2月21日)

海外への飛行機出発時間って、現地空港の稼働時間に到着するように出発するので、日本から西側へ向かうか?東側へ向かうか?で偏りがあるように感じる。日本からヨーロッパ方面へ向かう便は、日本発がお昼前後の便が多いような気もするが?

ツアーならその出発時間の「2時間前には必ず集合して下さい!」と念押しされるところだが、今回はフリーの旅なので、出発2時間前から45分前までにチェックイン出来れば問題ナシ!なので、「ダブルブッキングでアップグレード♪」(←都合良すぎ?笑)を夢見て、2時間以上前には着かないように自宅を出発することにした。

・・・が、通勤ラッシュと人身事故にハマリ危機一髪の思いをした長崎の旅(→国内の旅日記・長崎のページ参照)の経験もあるので、多少の余裕も考え、普段仕事に行く時間よりも少し早い時間に自宅を出発。予想通り都内へ出るサラリーマンのラッシュとぶつかってしまった。世の中には、事前に荷物を空港に送ってしまう便利なシステムもあるのだが、我が家ではそれは絶対に不可能!なんてったって前日の夜から当日朝が荷造りのピークだから。そんなわけで、電車内で私達の大きな荷物はかなりの邪魔者になっていた。。。でも、大きなトラブルもなく日暮里駅まで順調に到着。

AM8:14 日暮里駅発スカイライナー9号に乗車。めずらしくほとんどの席が埋まっていてビックリ。あんなに人が乗っているスカイライナーを見たのは初めてかも(笑)。

AM9:09 成田空港第2ビル到着。予定よりも早く到着してしまったために、少し時間を潰すことにした。

今回はインターネットで旅行保険に入ってしまったので、あまりやることはないのだが、とりあえず両替をすることにした。時間が余っているのをいいことに、空港内を歩き回り両替レートをチェックして、一番お得な場所で両替を済ませた。(最終的には、京成の改札を出てすぐの自動両替機→出発ゲート付近の銀行→出国審査後の銀行という順に海外に近づくにつれて損をするようなレートになっていた。)その後、空港内の椅子に座りのんびりと預け荷物と機内生活用の荷物の整理をして、出発時間1時間ちょっと前にやっとチェックインカウンターへ向かった。スキー用品を圧縮袋に入れて詰め込んであるスーツケースは予想よりもかなり重くて1人20kgまでという制限までギリギリだった。帰りにお土産を買い過ぎるとヤバイかも。。。そして、残念ながら期待していたアップグレードはなく、「ご予約のお席でご案内します」となった。。。搭乗してから分かったのだが、オフシーズンの2月。しかも平日の出発なので機内はご覧の通りガ〜ラガラ。これでは、アップグレードなんかしてくれないわけだ。

AM11:10 JAL405便 定刻通りパリへ向けて出発。

離陸後すぐにアナウンス。

「左側に雪に覆われた富士山が見えます。」

ちょうど左側の席だったので窓から覗き込んだら「お〜、富士山だ〜!」

 

離陸後すぐにお昼ご飯の時間♪

〜 MENU 〜

和食

鶏きじ焼き丼

鰊昆布巻き・大根とほうれん草の和え物・蒲鉾

ロールキャベツと鶏つくね

杏仁ゼリーメロン添え

洋食

マグロのカツレツ ガーリックトマトソース

スモークチキンとスモークサーモン・ポテトサラダ添え

フレッシュサラダ・オニオンドレッシング

杏仁ゼリーメロン添え

 

座席はビジネスクラスとの境から5列ほど後ろ。団体さま達とも離れているので、とても静か。しかもガラガラなので、みんな適当に席を移動していて、私達は「3人掛けシート」と4人掛けシートのうち「2席」を確保してゆったりと12時間を過ごせることになった♪3人掛けシートでは身体を思いっきり横にして眠れるので、実は「ビジネスクラスへアップグレード」よりもこっちの方が良いかも♪

でも、真っ昼間の出発なので長時間の熟睡は仕切れずに、映画を観たり、私にしてはめずらしく機内誌を読んだりして過ごした。その機内誌にとても印象に残る文章があった。「海外通(つう)の日本知らず」。世界三大夜景を全て見た作者が最後に感じたのは「日本の美しさが一番!」ということ。今まさに海外へ向かっている私に、何かを訴えているかのように感じられた。。。

途中、眼下に雪で覆われた真っ白な「バルト海」が見えた。

もうすぐ到着だ!

 

到着前には現地時間で言うと「昼食」にあたる2度目の食事。

〜 MENU 〜

ペンネパスタミートソース

フレッシュサラダ イタリアンドレッシング

いなり寿司・金平牛蒡

フルーツカクテル

ガーリックフォカッチア

到着直前に重大なことに気付いた!そういえば、フランスの「入国カード」をもらってない!!!昨年、ドイツに行った際には入国カードはなかったのだが、フランス入国の際には必要となる。団体ツアーだと、日本出発前にもらい、記入しておいてから出国というパターンも多いのだが、今回はフリーなので機内で配られるカードをもらわないと、手に入れる手段がない。どうやら私達が寝ている間に配られたらしく、すっかりもらい忘れていたのだ。慌てて入国カードをもらい記入。記入方法は事前に調べておいたので、スラスラと記入!?

PM15:45 パリ シャルル・ド・ゴール空港到着

12時間半のフライト中、一度もシートベルトサインが点灯せずに、本当に「快適な空の旅」。無事に乗り継ぎ地のパリに定刻通り到着。ここからは久しぶりに日本語が通じなくなる世界に入るのでちょっと緊張。

降機後、まずは「乗り継ぎ案内板」で乗り継ぎ便のゲートを確認。

画面中央付近の「Munich」が目指す「ミュンヘン」。

シャルル・ド・ゴール空港はとても大きく、ターミナルビル「1」と「2」があり、ターミナル「2」内でもホールがA〜Fまであり、しかも「F」はF−1とF−2に分かれている。ターミナルビル間の移動は乗り継ぎシャトルバス、ホール間の移動もシャトルバスまたは徒歩で・・・と、とても複雑!事前の下調べは念入りにしておいたが、フランス語は、昨年ニューカレドニアに行った時に覚えた数種類のフレーズしか知らないし、EUへの入国審査もあるのでココが今回の旅の一番の難関!しかし、乗り継ぎ便は、運良く降りた時と同じホール「F」だったので、ちょっとだけ安心。

乗り継ぎ案内板近くにエールフランスの乗り継ぎカウンターを発見!AFとJLとの共同運行便に乗るのだが、とりあえず近くに立っていた係員のお姉さんに愛想良く(笑)フランス語で声を掛けてみた。すると、あっさりと英語の会話へと変更された。(まあ、そのままフランス語で説明されても理解出来ないからいいのだけどぉ・・・)「ミュンヘン(←Munichと発音していた)までの搭乗券がないなら、カウンターで手続きして」と言われ、カウンターへ。チェックイン後、とても聞き取りやすい英語で、「ココをまっすぐ進んで入国審査をして、2階へ上がって、右に曲がって〜」と詳しく説明してくれた。こうやって一番の難関と思われた乗り継ぎ手続きはあっさりと済んでしまったのだった。。。

入国審査も特に何も言われず、しかも入国スタンプも押されず通過。何ごとも起こらずに搭乗ゲートまで着いてしまった。。。

シャルル・ド・ゴール空港ホールFー2搭乗口の様子

 

近代的で開放感のあるとても明るい造り。

出発まであまり時間がなかったので、ウロウロ出来なかった・・・。

PM17:20 パリ発JAL4409便 定刻通り出発。

JLとの共同運行便とはいうものの、機内に日本人乗客はおろか、日本人乗務員も1人も居なかった。機内アナウンスも、フランス語→英語→ドイツ語の順で、日本語は一度もナシ。これでも、「共同運行便」というのか???

1時間半ほどのフライト。しかし、12時間以上も機内で過ごしてきて、眠気もあったので、「少し寝ようかな〜・・・」と座席の背を倒そうとしたら後ろのお兄さんに「英語話せる?」と声を掛けられた。「機内ナンパ」ではなく(笑)、どうやら「自分は身長が2m以上あるので、座席を倒されるとキツイ」ということを言いたかったらしい。確かに覗いてみたらかなりキツそう。。。素直に謝って、それでも背もたれを立てたままやっぱり眠ったのだった・・・(笑)。それにしても、外人さんにとって「エコノミークラス」はとても過ごしづらい空間に違いない。私は日本人で良かった〜と、このときばかりは実感したのだった。

PM18:55 定刻通りミュンヘンに到着。

ドイツ入国に関しても、EU圏内からの入国なので何もなし。普通の国内旅行のように自分の荷物を取ってすんなりと外へ出てしまった。ここから、友人よだ夫妻に迎えに来てもらう予定の「ミュンヘン中央駅」まで自力で行かなくてはならない。

実は、出発前のメールのやりとりで、「空港まで迎えに行くよ!」という、うれしい申し出があったのだが、10日間の旅のうち、よだ達と居られるのは約半分。その後は自分達で旅を続けなくてはならない。その時になって急にとまどうことのないよう、自力で行くことにしたのだ。それでも、事前に切符の買い方をくわし〜く説明してもらっていたので、その通りに切符を購入。。。しようとしたが、お札が入らない!!!裏返したり、クチャクチャにしてみたりしたがやはり入らない!試しに隣りの機械に移動してみたら、あっさり購入。???やはりドイツだ・・・。

続いて、ミュンヘンに着いたことを知らせる為によだの携帯に電話をかける。金額が分からないのでとりあえず2ユーロコインを入れて掛けてみた。聞き慣れた懐かしいよだの声が聞こえた!これから中央駅へ向かう旨を伝えると「S8に乗ってね!S1だと違う方へ行っちゃうかもしれないからね!」と念押しされる。受話器を置いたあと、案内画面には「1ユーロちょっと」という金額が出ていたが、お釣りは当然のことながら出て来なかった。。。まあ、よくあることだが。。。

ホームへ降りる前に、これもよだに念押しされたようにきちんと刻印機で打刻をしてからホームへ向かう。ホームに入る前に日本のような改札口のないヨーロッパでは、自己申告が重要。この刻印を忘れて乗車して、車掌さんの検札に会うと多額の罰金を取られるのだ。

PM7:45発 Sバーン(←ドイツ国内の列車事情については昨年のドイツ旅行記を参照)に乗車。列車は空港を出てすぐに地上に出た様子だが、既に夜なので外は真っ暗。

PM8:30 無事にミュンヘンHbfに到着。

待ち合わせのDB(ドイツ鉄道)の駅を目指して移動。エスカレーターを昇りきり待ち合わせ場所に着くと、上方によだ夫婦がカメラを構えてスタンバイしていて、フラッシュの歓迎を受けた。久しぶりの再会♪しかし寒い〜!!!そそくさと宿泊先のホテルに向かう。

チェックイン後、「再会を祝してカンパ〜イ!」と、ミュンヘンのビールをクイ〜と飲みたかったのだが、さすがに日本からの長時間の移動でヘトヘトだったし、翌日からの旅の為にエネルギーを貯めておく必要もあるので、夕食を食べずに待っていてくれたよだ夫妻には申し訳なかったのだが、先に休むことにさせてもらった。。。