7日目(4/21) ハイデルベルグ観光、そして「音のない12時間」

ハイデルベルグは、フランクフルトの南約100km、ネッカー河畔に開けた古都。ドイツ最古の大学と中世の城が織りなす風情あるたたずまいは、芸術家でなくても情感を刺激される。

中央駅からバスに乗りビスマルク広場で下車後、まだ、目の覚めていない旧市街のメインストリート・ハウプト通りを歩いてみる。昨夜と同じ通りとは思えないほど静か。実は、この日は日曜日。休日のお店が多いのも理由の一つ。

Haus zum Ritter (ハウツ・ツム・リッター)

1592年建造のハイデルベルグで一番古いルネッサンンス様式の市民住宅。最上部には、館の由来となった騎士の像が立つ。2度の戦火を免れ、現在はホテル兼レストランとして利用されている。

マルクト広場の先にあるカールス広場奥からケーブルカーに乗車してハイデルベルグ城へ。

朝早かったので、観光客はほとんど居なかったけど、きっと時間が経つにつれてこのケーブルカーも日本人で満員になることでしょう。。。

入場券売場でチケット購入していざ入場!(上の写真をClickすると城内へ入場出来ます)

 

ハイデルベルグ城からケーブルカーで下りてきて、ドイツ料理のお昼ごはん。

チーズシュペッツレ

ニュルンベルガーソーセージ

チーズシュペッツレは、よだオススメのパスタ。鉄板のままやって来た(笑)

なかなかおいしかったが、あいかわらず量は多い〜!

このレストランで久しぶりに日本人に遭遇!しかし、この日本人たちの行動は同じ人種としてとても恥ずかしいものだった。。。

帰り際に声を掛けられたのでちょっと聞いたところによると、有閑マダム5〜6人組の料理教室仲間が、個人ガイドを雇ってドイツ料理の「勉強」に来たとか・・・。でも、その食事態度がものすごくひどくて、フラッシュ使用で写真撮りまくりだし、料理の皿をみんなで回したり、挙げ句の果てには、そのガイドがウェイトレスを「お姉ちゃん!(ドイツ語)」と大声で呼んだり・・・。ドイツ在住のよだ夫妻はきっと、同じ観光客の私よりもイヤな思いをしたと思う・・・。

旅行先とはいえど、「郷に入りては、郷に従え」。旅行先の文化もきちんと勉強してから旅に出ることが大切だと感じました。

腹ごしらえも済んだし、早速、街の散策。

 ← マルクト広場でビールを楽しむ人々

 

カール・テオドール橋

18世紀に選帝候カール・テオドールによって建造されたこの橋は「アルテ・ブリュッケ(古い橋)」の愛称で地元民に親しまれている。橋上はハイデルベルグの街と城が一望出来る最高のポイント。

アルテ・ブリュッケ(左)と、橋上から望むハイデルベルグ城(右)

大学図書館

220万冊の蔵書を誇る由緒ある図書館。ハイデルベルグ大学の学生が愛用するこの図書館にも、自由に入ることが出来る(当日は、日曜日なので入れなかったけど・・・)

図書館とは思えない程の豪華な外装 → 

このあと、日本人観光客にも有名な「学生牢」にも行ってみたが、こちらも日曜日のため休館。。。普通の民家の最上階にあった。

楽しかったドイツの旅もそろそろ終わり・・・。

PM9:05発の便に間に合うように、ハイデルベルグからIRに乗りフランクフルト中央駅へ。その後Sバーンに乗り換え空港に到着。。。

ここからは私の初体験の連続。なんてったって帰国便は、生まれて初めての一人旅。一人でカウンターでチェックイン。残念ながら帰国便は私が予約した通りの席でした・・・(当たり前・笑)。

PM7:30。1週間お世話になった2人に見送られて出国審査へ。。。

特に大きな問題もなく通過。その後、搭乗ゲートもすぐに見つかり、場所を確認後、まだ時間があるので1時間ほど免税店で最後のショッピング♪さて、そろそろ出発。ゲート近くの椅子に座りのんびりしているとアナウンスが流れ始めた。

「機内エンターテイメント設備のシステムダウンのため、機内ではTV、ビデオ、ラジオetc.をお楽しみ頂けなくなりました。」

なんですって〜〜〜!ただでさえ、こっちは一人で暇になるっていうのに!!!行きの便で良い思いをしたバツかしら!?話によると、時間ギリギリまで調整をしたが間に合わず、出発時間を遅らせるよりはこのまま出発することにしたらしいのです。まあね〜、帰国時間が遅れるよりはいいかもしれないけど・・・。でも、こういうアナウンスも日系航空会社だから、ハッキリ聞き取れるからいいけど、聞き取れなかったら大変!日系を選んで良かったと安心したのでした。。。

ふと落ちついて周囲を見回すと、おじさん&おばさんのツアー帰りの団体様がた〜くさん居る!「この人達の中に一人で座るのはなんだかコワイよ〜!」と、密かに思っていたが、自分で予約した甲斐もあり、団体客とは離れた静かな席。しかも隣り(正確には隣りは空席だったので、その隣り)は、きちんとしたドイツ人青年。う〜〜ん、これでドイツ語が少しでも出来たら帰りの便も暇じゃなくなるのになぁと、人見知りをしない私はちょっと残念。。。(そういえばこのドイツ青年。乗ってすぐの食事は断っていました。他に楽しみのない飛行機の中・・・。私には信じられないことでした。)

・・・とかなんとか言いつつ、結局、2回の食事の時間とトイレ以外は、ずーーーっと爆睡してました(笑)。

1食目

鳥そぼろ丼

シューマイ・金平ごぼう

そば

水菓子

2食目

スクランブルエッグ・ベーコン・トマト・ハッシュドポテト

グレープフルーツ

フルーツヨーグルト

アッという間の「音のない12時間」。気がついてみれば成田に到着していました・・・。

 

・・・あとがき・・・

私にとっての「初ヨーロッパ」の旅は、親友がいたこともあり、列車の乗り方も覚えて、普通のツアーでは行かない場所へ行ったり出来て、とても思い出深い旅になりました。やはり、「自由旅行はおもしろい!」ってことを実感。

ドイツは、ビールもワインも安くておいしいし、料理も、きっとみなさんが想像しているよりもずっとおいしい!今度、ドイツに行くときには、もう少しドイツ語を覚えて、地元の人とコミュニケーションを取って、更に楽しみたいです♪

最後に・・・。私のわがままな旅にずーっと付き合ってくれたよだとご主人に感謝してます。。。

Ich danke Ihnen ganz herzlich.