インド洋に浮かぶ“真珠の首飾り”モルディブでバカンス♪ (2004.8.14〜21)

1日目(8月14日)

久しぶりに早朝出発の海外旅行。いつもの出勤時間と同じくらいの時間に埼玉の自宅を出発し、今回はAM9:33池袋発、成田エクスプレス13号で成田空港へ向かった。

さすがに夏休み期間中!池袋、新宿くらいまではガラガラだった列車も、東京駅を出発した時には満席。連結部に立っている人もいた。

AM10:56。定刻通りの時間に成田空港第2ビル到着。

・・・実は、旅行会社から届いた日程表に「集合時間はAM10:50。時間厳守でお願いします」と書かれていたが、この時点で既に時間オーバー。最初からその時間以前に着く気なんか更々無い我が家・・・(旅行会社の人、ゴメンナサイ〜(^_^;)) だって、航空会社のHPに「チェックインは2時間30分前から40分前まで」って書いてあるんだもん(笑)。

団体専用Hカウンターで航空券を受け取り、荷物を預ける為に指示されたFカウンターへ向かった。ところが、荷物のX線チェックで時間がかかっているらしく、ものすごい行列になっている!最短でも30分は軽く超えそうな長蛇の列・・・。仕方なく一応列の後ろに並んでみた。

でも、もともと「並ぶ」のが大嫌いな我が家。shinjiにはそのまま列に並んでもらって、私は列の前方の様子を見に行った。すると、列の中間辺りに並んでいた人が係員に何かを聞いて、その2人は突然列からはずれて何処かへ行ってしまった。キョロキョロしていた私はその2人の行方は見逃したものの、「・・・何かあるゾ!」という予感がして、周辺のカウンターをウロウロ・・・。

そして、Hカウンターの一部に「スリランカ航空」と書かれた看板を発見!臨時でJALのカウンターがチェックインを行っている様子だった。特に「ビジネスクラス」とか限定されて書かれている様子もないし、何よりこっちはガラガラではないか!!!早速shinjiの元に戻り、長蛇の列から離れそそくさとHカウンターへ向かった。荷物検査も全く問題なく、カウンターで航空券を出したが特に何か言われることもなくチェックイン終了。振り返れば、Fカウンターはあいかわらず長蛇の列のまま。。。やはり、ジッとしていないで歩き回ってみるもんだわ(笑)。

その後、今度は両替に向かう。モルディブの通貨は「モルディブ・ルフィア(Rf)」。でも、リゾート内では基本的にUS$が使用されているし、首都マーレの店やレストランでもUS$紙幣が使用出来るらしい。乗り継ぎのスリランカ・コロンボの空港内の店の通貨が気になったが(スリランカの通貨は「スリランカルピー(Rs)」)、とりあえずUS$のレートの良い銀行を探した。いつもは地下1階の改札口を出た所が一番レートが良いのだが、今回は出発ロビーの一番端の銀行(Kカウンターの辺り)が一番良かったのでそこで両替。リゾート内ではチップがたくさん必要になりそうなので、1$紙幣を多めにしてもらった。この銀行は窓口での用紙の記入の必要が無いのが楽チンだった。

PM12:00。そろそろ出国ゲートへ向かう。

出国ゲート付近に大きなカメラやライトを構えた報道陣がたくさん居た。「?・・・もしかして有名人???」とキョロキョロしたが良く分からない・・・。すると、後方からお揃いの白いTシャツ&ジャージ、鞄を持った4名がやってきて、数名の女の子が握手を求め、報道陣はシャッターを切っている。良く見ると「Olympic 2004」と書かれている!「お〜!もしかしてこの人達、オリンピック選手!?でも、私は知らない・・・(^_^;)」

shinjiは見覚えがあるらしく、出国審査場でも近くに並んだりしてず〜っと観察(?)しながら考えていたが思い出せないらしい。そのモヤモヤをハッキリさせるのに、空港サテライトにはいいモノがある♪それは「Yahoo!CAFE」。無料でインターネットが利用出来るので、出国前のカキコをしたりするのに最近は私もお気に入り♪私が我がサイトにカキコしている最中に、shinjiがネットサーフィンして先程の選手を発見。4名のうちの2名は陸上短距離の朝原選手と土江選手だったコトが判明。もしかしたら一緒に出国したので「今夜のニュースに私も映るかも〜♪」と、実家に電話したり友達にメールを打ったりしているうちに、あっという間に搭乗時間が来た。

PM13:20。スリランカ航空 UL455便は満員の乗客を乗せて定刻通り離陸。

久しぶりの「個人モニター」付き。しかもシートは「RECARO製」だったので、なかなか座り心地も良い♪

テーブルを片づけた状態でも使えるカップホルダーが付いていたが、ほとんどの座席で壊れていて実際に使っている人は少なかった・・・(^_^;)。出来れば直して欲しいなぁ。 (ちなみに、メニュー表は使い回しらしく着陸前に回収された。航空会社もいろいろ大変らしい・・・(-_-;))

離陸後、1時間ほどで1食目♪最近は機内食撮影がすっかり習慣になって来た私(笑)。

スモークサーモンのロシアンサラダ

メインは「オリエンタル風ラムカレー(写真左)」か「焼き鳥丼(写真右)」

チョコレートケーキ、チーズ&クラッカー

紅茶はもちろんセイロンティー

食後は映画鑑賞。日本でも既に公開されているが私は時間が取れずに見損なっていた映画「The Day After Tomorrow」がやっていた。・・・が、言葉は「英語」or「ドイツ語吹き替え版」だし、字幕は両方とも何故か中国語・・・(^_^;)。どの言語も接したことはあるが100%理解は出来ない。仕方なく「英語版の中国語字幕」で鑑賞した(笑)。その後、一旦昼寝をしてから再び映画。今度は、この秋日本でも公開される「The Alamo」。でも、こっちも同じ言語なので結局半分位しか理解出来ていない・・・(苦笑)。「日本便」なのに日本語じゃ無いのがとっても不思議・・・(?_?)

到着2時間前くらいに2食目。

野菜サラダ・サウザンアイランドドレッシング

メインは「リブビーフ・バーベキューソース(写真左)」か「白身魚・ムニエルソース(写真右)」

アップルシュトルーデル

PM6:47。定刻より30分ほど早く、スリランカのコロンボ、「バンダーラナーヤカ国際空港」に到着。 

土曜日以外の成田出発なら直行便でマーレまで行けるのだが、我が家は夏休みの都合でコロンボ乗り継ぎ便になってしまったので、ここで一旦トランジット。成田空港でマーレまでの搭乗券をもらっているので、そのまま何もせずに2階の待合いロビーへ向かう。

空港内の印象は「キレイだけどちょっと狭い・・・。でも、紅茶がめちゃくちゃ安い!!!」 帰りもここでトランジットするにもかかわらず、早速紅茶を買ってしまった(笑)。右の写真は紅茶屋さんの様子。日本人だけでごった返している(^_^;)。ちなみに空港内ではUS$が通用した。

PM8:10。離陸30分前になったので、出発ロビーのある1階へ移動した。

出国審査場を過ぎた後にある出発ロビーなのに、何故か再度X線による手荷物検査が行われていて、ものすご〜く長い列になっていた。後ろに並んでいた中東系のおばさんに「カタァ?カタァ?(←私にはこう聞こえた)と聞かれた。「カタァって何?英語?それとも現地の言葉?分からないよ〜(>_<)」 <分からない>という素振りをしたらおばさんは諦めたらしい。

手荷物検査を過ぎた先にはガラス張りの部屋が3部屋あり、これがどうやら「搭乗待合室」らしい。ここで、さっきのおばさんの言いたかったコトが判明。マーレ行きの待合い室の隣りが、エミレーツ航空のカタールのドーハ行きの便らしい。あのおばさんは「カタール便の列かどうか?」を確認したかったみたい・・・。私は中東方面には行ったことないので、中東の地名は全く分からないのよ。おばさん、ゴメンネ! でも、あの列は1本だけで、どの便も一緒だったからきっと問題無かったはず(^_-)

待合室のガラス部屋に入るのにもまたまた大行列になっていた・・・。部屋の入り口ではパスポートチェックと航空券の回収が行われ、同時にモルディブの「入国カード」が配られていた。・・・そんな作業、さっきの手荷物検査の時にやればいいのに。。。今回の旅は何処へ行っても行列に振り回される・・・(>_<)

PM8:40。定刻通り、スリランカ航空 UL103便はモルディブに向けて離陸。

日本時間では既に夜中の12時くらいに当たるので、私は眠くて眠くて離陸後すぐに寝てしまった(=_=)。1時間ほど眠ればマーレに到着しているはずだったのに、shinjiに「軽食が配られているよ。」と起こされた時には、飛行機はまだ飛んでいた。しかも、上下左右にかなり揺れている。目の前の個人モニターを見たら、なんと!この飛行機は迷走しているらしい!!! 「もしかして、この飛行機、ハイジャックされた!?」とか「コントロール不能になった!?」とか、いろいろなコトが頭をよぎった。何度も飛行機に乗っているが、この時ほど命の危険を感じたことはないし、一瞬本気で「遺書、書かなくちゃダメかも・・・」と思ったのだった。・・・と同時に、「出来れば帰国便にして欲しかったのに・・・」とも考えた懲りない私(^_^;) 

スリランカから一旦インドへ向かい、旋回後マーレへ向かう・・・迷走している当機のルート。

機体がかなり揺れている中配られた軽食。私は満腹だったし、長時間の揺れで気分悪かったので、ほとんど手を付けなかった。

結局、旋回に関して機内アナウンスも無かったので、ただ単に気流の悪い場所を避けて飛んでいただけだったらしい・・・。

PM10:47(モルディブ時間)。予定より40分以上遅れてマーレ・フルレ空港に着陸。

日本からの長時間の移動の疲れと飛行機の迷走により久しぶりに私は飛行機で酔ってしまった・・・(>_<)。でも、入国審査場では長蛇の列。その後、ツアーのメンバーの集合待ちをしている間になんとか持ち直した。でも、まだまだ移動は続き休むことは出来ない。

モルディブは小さなたくさんの島からなる群島国家。空港は首都のマーレのすぐ隣りに浮かんでいる「フルレ島」という小さな島にある。空港機能メインの小さな島なので、ホテルは「Hulhule Island Hotel(フルレ・アイランド・ホテル)」1軒のみしか無く、通常のツアーは船でマーレに移動して宿泊する。我が家も別料金のかかるフルレホテルではなく、マーレ市内のホテルを予約していたので空港から船で移動する。「ドーニ」と呼ばれる小舟に乗り、空港から約10分でマーレに到着。その後、徒歩で宿泊予定のホテルへと向かった。

PM11:30。ホテル到着。でもまだ部屋で休めない・・・(>_<) ロビーで翌朝のリゾート移動に関して説明があった。

最初に説明があったのが、マーレでは前日に暴動が発生し相当数の逮捕者が出ており、大統領が非常事態宣言を発令している状態なので、「決して夜間外出はしないように!」と言われた。時差があるし昨夜は早寝をしたので、そんなニュースを全く知らなかった我が家・・・(^_^;) でもガイドさん安心して。もうこれ以上出歩く元気なんかないから。。。

続いて翌朝の予定。5組居たグループそれぞれが全て違うリゾートへ移動するらしい。我が家が向かう「フィリテヨアイランド」はマーレからかなり離れているため、集合時間も一番早くAM5:10にロビーに集合。うっそ〜!?あと5時間くらいしか無いの?(>_<)

説明終了後、やっと部屋へ移動。疲れたぁ・・・。

でも、もし「北or南マーレ環礁」内のリゾートにしていたら、当日中に空港から船で30分〜1時間かけて移動しなくてはならないので、きっと今頃はまだ船の中・・・。リゾート到着が1日遅れるが、これで良かったのかも。

部屋は小さめのツイン。バスタブも無く、アメニティーグッズも何も無いのでちょっと不便。まあ、寝るだけだからこんなもんでいいのかもしれないけど・・・。

狭いスペースでスーツケースを開けて、サッサとシャワーを浴びて、やっと長い長い1日が終了。翌日からの「楽園生活」を夢見て、おやすみなさ〜い・・・zzz