インド洋に浮かぶ“真珠の首飾り”モルディブでバカンス♪ (2004.8.14〜21)

2日目(8月15日) 〜 その1 〜

AM4:00。ほんの数時間しか眠ってないのにモーニングコールが鳴った。しかも自動演奏のモーニングコールではなくて生の人間の声!英語で応対しなくてはならないのでおかげで一気に目が覚めた。

モソモソと着替えをしていると部屋のベルが鳴った。前日に説明があった通り、ホテルで朝食を摂る時間ではないのでランチBOXならぬ「モーニングBOX」が届いたのだ。ボーッとしていたのでチップを渡し忘れてしまった・・・(>_<) ま、仕方ない。追いかけて渡すほどでもないし・・・と思いながらビニール袋の中を覗いてみた。BOXの中味はチーズサンドイッチ2ヶ、バナナ半分、ゆで卵1個。「・・・?これを2人で食べろって言うの?ケチ〜!」と言っていたら、再度ベルが鳴った。そして手には同じビニール袋が・・・。どうやら2人分一緒に持ってくることを忘れたらしい。でも、おかげで今回はこちらも忘れずにチップを渡すことが出来た(笑)。

こんな早朝に食事なんか摂れるわけがないので、私は半分のバナナだけ食べて出発準備に取りかかった。

AM5:10。現地人ガイドが迎えに来て、港からドーニに乗り空港島へ。その後小さなマイクロバスに乗り水上飛行機の発着所へ向かう。

空港とリゾート島間の移動には「水上飛行機」を利用する。「Maidivian Air Taxi(モルディビアン・エア・タクシー)」「Tras Maldivian Airways(トランス・モルディビアン・エアウェイズ)」の2社の会社が運行していて、今回利用したのは前者。

まだ薄暗い中、ズラ〜っと並ぶ水上飛行機。

滑走路も何もない静かな水面に飛行機が並んでいる姿はとっても不思議な光景。あんなに重い物体が水上に浮いていることが信じられない・・・。

手荷物を含めた荷物の重量を量ってから航空券を渡された(重量超過すると追加代金がいるらしい)。昨年のフィジーのような「体重測定」は今回は無かった(笑)。

← ガイドさんから手渡されたフィリテヨアイランドリゾートまでの「航空券」。・・・といっても、使い回し出来るパウチされたカードなんだけど(笑)。

表には「Filitheyo」の頭文字「FIL」が書かれていて、裏には英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語での説明書きがあった。

20分ほど待ったのち、搭乗案内のアナウンスが流れ指示されたプラットホームへ向かう。先に荷物を積み込んでから乗客が乗り込む。乗客は中国人4人組と日本人の子連れ3人家族、そして我が家の計9名。15人乗りの座席はもちろん自由席。我が家は事前調査に基づき右後方の席を確保。最後に前方に2人のパイロット、後ろにもう1人乗った。ちなみに3人とも裸足(笑)。

AM6:15。水上飛行機のプロペラが回り出し、障害物の無い辺りまで静かに移動したのち、突然加速してすぐに宙に浮いた。滑走路への移動とかが無いから、エンジンがかかってから飛ぶまでが本当にあっという間!

みるみる空港が小さくなり、そこからは30分ほどの空の旅。空中からモルディブの「真珠の首飾り」を見ることが出来る。

北or南マーレ環礁に滞在すると見ることが出来ないこの光景。眼下に次々と現れるたくさんの環礁やリゾート島は、やはり一見の価値はあると思う(^_^)v 中国人4人組はモルディブの島の地図を広げ眼下の風景と照らし合わせている様子だった。 ちなみに、窓の外すぐの所でプロペラが回りエンジン音がかなり大きいので、耳の弱い人は耳栓を用意したほうがいいかも・・・。でも、そんな大きな音の中、後方に座っていた補助パイロットさんは思いっきり熟睡していた・・・(^_^;)

AM6:45。滞在先のリゾート島「フィリテヨアイランド」が見えてきた。飛行機は徐々に高度を下げ沈むことなく(笑)水面に着水。なんで機体が浮いていられるのかいまだに不思議な私(?_?)は、ジーッと飛行機の足下を見ていたが、ホントに普通の飛行機のように「着陸」ならぬ「着水」をしていた。

着水した場所はリゾートから少し離れた海のド真ん中!

そして機体は、海上に浮いている「筏(いかだ)」らしき場所まで移動した。一応、ココが「フィリテヨアイランド」の「空港」らしい・・・(^_^;)

幅ほんの数mの筏の周囲には柵も何もないので、ちょっとふざけたら海にドボン!(笑)

待つこと数分でドーニがやってきた。

船内にはフィリテヨの日本人スタッフ「アケミさん」が乗っていた。フィリテヨで働き始めて約3ヶ月というアケミさんと共にリゾートを目指して出航!

同乗していた日本人家族のお母さんは、他のリゾート島で以前アケミさんと会ったことがあるらしく、かなり話が盛り上がっている様子だった。モルディブの島々を渡り歩く仕事だなんて、なんか羨ましい仕事だわぁ〜・・・。

AM7:00。ドーニに揺られること10分でリゾート到着。日本出発からかれこれ・・・?何時間かかったんだ???とても遠い旅路だったが、や〜〜〜っと到着した♪

レセプション脇のオープンスペースで、ウェルカムドリンクの「ヤシの実ジュース」(←だいぶ前から準備されていたのか、ちょっと生ぬるくて「おいしい〜♪」って感じでは無かったけど)を飲みながらチェックイン&リゾート内の説明を受ける。

 

さて!「とうとう念願の水上コテージだ〜〜〜!」と思ったけど、まだまだ夜が明けたばかりの早朝・・・。当然チェックアウト前なので、まだ部屋には入れない(>_<)。念願の水上コテージに入れるのはお昼を過ぎたPM1:00以降。とりあえず、空いている島内の端の方にあるコテージに案内されることになった。

コテージNo.118。

ここで昼過ぎの移動時間まで過ごす。ビーチ・ヴィラと呼ばれるこのコテージは、海の眺め的には水上コテージには到底及ばないものの、半オープンの開放的なシャワールームもあり、アメニティーグッズも揃っていて、臨時で過ごすにはもったいないくらい。

コテージについての詳細は「about RESORT」のページに掲載

まず、何をしようか?・・・とりあえずは朝食かな(笑)。早朝に受け取った「モーニングBOX」で朝食を済まし、その後、リゾート内の探検に出発。

天気は快晴!!!

白い砂浜、青い空。そして、憧れのコバルトブルーの海上に浮かぶ水上コテージ!

早くあそこに行きたいよ〜(>_<)

一応雨期に当たるこの時期だけど、雨なんか降る様子は全く無い。日陰は結構涼しいのだが、日の当たる場所はヒジョーに暑い!!!体内の水分がどんどん奪われるので、早速大きなミネラルウォーターのボトルを探す。まずは売店に行ってみたが、まだオープン時間前・・・。どうしよう???とキョロキョロしていたら、アケミさんを発見!「お水が欲しいんですけどぉ〜」と言うと、レセプション脇にあるバーに連れて行かれた。リゾート内で水が買えるのはレストランとバーのみで、何故か売店では売ってないらしい・・・(?_?)

リゾート内での買い物は全て「ルームチャージ」なので、通常はサインをすればいいだけなのだが、ここで問題がひとつ・・・。現在の休憩先のコテージは「No.118」だけどPM1時になったら部屋を移動する。でも、移動先の水上コテージの部屋はまだ決まっていない。。。ウェイターさん、アケミさん、私の3人で話し合った結果、部屋が決まったらアケミさんが必ずウェイターさんに教えるという約束にして、私は無事に水をGET!

AM9:00。島内散歩からコテージに戻ってきた。

天気も良いし、早速水着に着替えて海に行ってもいいのだけど、とにかく前日からの長距離移動、プラス短時間の睡眠・・・。このまま海に入ったら溺れるかもしれない・・・(-_-;)。これから5日間も滞在するわけだし、そんなに焦らなくても良いだろう!ってコトで、とりあえず昼寝(笑)。たっぷり3時間ほど寝てしまった。

私は12時頃に目が覚めた。TVをつけてチャンネルを変えてみると、いろんな言語の番組がやっている。英語やドイツ語はもちろん、中国語もあった。そして、合間にふと聞こえて来たのがなんと日本語NHK衛星放送の番組が流れているではないか!インド洋に浮かぶモルディブ。しかも首都ではなく更に離れたこんな小島にも日本語チャンネルがあるなんて驚き〜(@_@) でも、これで日本のニュースも知ることが出来るし、帰国時に浦島太郎にならずに済むわ(笑)。