「ピローグ」と呼ばれる、この帆付カヌーは、大きなものは全長15mぐらいあり、10人ぐらいは軽く乗せられるという。船体は丸太の内部をくり抜き、両端を流線型に削ったもの。帆は元来パンダヌスと呼ばれる植物の葉を編んでつなぎあわせて作ったものだそうだ。
船体は、大小二つの胴体を連結している。大きい方の胴体は15メートルくらいにまでなる。二つの胴体は横木を渡して連結され、平たい板がその上に敷かれている。板の広さは8×3メートルぐらい。小さいほうの胴体は、浮き木として安定を保つためにある。胴体は大きな木の丸太をくり抜いて、両端を尖らせてある。
波で削られて宙に浮いているようにも見える「キノコ岩」を見ながらの二時間弱のBaie d'Upi(ユピ湾)クルーズ。途中、大きな帆を風向きで移動させるるため帆に頭がぶつかりそうになったり、マンタにも遭遇したりしながらPrecqu Ile d'Oro(オロ半島)に上陸
←写真に写っているのが船頭(?)さん
風向きをみながら微妙に帆の向きを変えたりと忙しく動き回っていた。