タヒチ&イースター島 ('05.7.12〜23)

1日目(7月12日) 〜その1〜

今回の旅は、団体ツアーでは無いが一応「ツアー」になるので、飛行機の離陸時間はPM4:30なのにPM2:30の集合。余裕を持って早めに自宅を出発。旅行出発の前の週は私は日曜日以外は休み無しで働いたので、旅行用の軍資金をおろす暇がなくお金が無い!このままでは成田空港すら辿り着けないので(笑)、まずは自宅最寄り駅前の銀行で現金をおろしてから成田空港を目指す。

PM13:04、池袋発「成田エキスプレス23号」 → PM14:28 成田空港第1ターミナル着。

この数年、第1ターミナル利用時は夜発のフライトばかりだったので、久しぶりの昼間のターミナルの賑やかさにビックリ(@_@) 「店がいっぱい開いてる〜〜〜!」いつも搭乗前の食事をする店がなくさまよっていたのだが、今回はちゃんとした食事が摂れそう(笑)。その前にまずはチェックイン。

指示されたFカウンターに行ってみたが、今回お世話になる旅行会社「アクアラグーン」の看板は見当たらない・・・「???」 でも、我が家は「探す」より「とりあえず聞いてみる」体質なので、一番近くのカウンターに居たお姉さんに声を掛けてみた。すると「こちらで受付致します。」だって・・・1ヶ所のカウンターで数社の小さい旅行会社をまとめて扱っているらしい。渡された搭乗券に書かれた座席は「2−4−2」配置の左側の2席。もし満席だと2人席での10時間以上のフライトはちょっとキツイかも〜。。。(>_<)

続いて両替。今回は2ヶ国訪問なので結構めんどくさい。タヒチの通貨は「フレンチパシフィックフラン・CFP」、イースター島は「チリペソ・PESO」だけど旅行者は「US$」のほうが便利との情報。CFPに関しては現地のほうがレートが良いらしく、現地で¥からの両替も可能なのでタヒチの空港で両替する。イースター島ではPESOもUS$もどちらも¥からの両替は不可能で、しかも空港には銀行が無い為、入国前に両替しておかないと大変らしいので、念のためUS$のみ成田で両替することにした。(ちなみに、タヒチのファアア空港でも「¥→US$」は可能) いつものように銀行を数件覗いてみて、今回一番レートが良かったのは4階出発ロビーの「銀座ライオン」の隣の「NAAグループ」という聞き慣れない両替所。でも、係の人が外に居て「どの通貨をどのくらいで、金種と枚数は?」といろいろと相談に乗ってくれた。通常の銀行での両替は「金種と枚数」までは指定出来ないので、とっても助かる♪

両替を済ませ、空港内のレストランで軽食を摂ってから出国審査。搭乗口は当然日本人ばかりだけど、予想より人数が少ない!もしかして空席があるかも〜♪

PM16:20頃から搭乗開始。噂には聞いていたが「新婚旅行カップル」が非常に多く、あまり見かけない雰囲気の機内・・・(^_^;)

私の前の席のカップルは飛行機自体が初めてらしく、座席に着くなり彼氏の方が振り返り「背もたれ倒していいですか?」と聞いてきた。ちゃんと後ろの席の人に確認するのは良いことだけど、「離陸して水平飛行になるまではテーブルと背もたれはそのままで・・・」とまるでCAさんのように説明する私(^_^;)。

PM16:40、TN-087は定刻通り成田空港を離陸し経由地の関西空港へ。

この便は成田からタヒチへ向かう人だけでなく、タヒチから帰国して成田経由で関西空港へ帰る人も乗っていたが、それでも機内はガラガラだった。「もしや、関空から先もガラガラ?」と、ちょっと期待♪ 経由地である関空までは1時間ちょっとなので何も出ないかと思ったら、ちゃんとドリンクサービスがあった。我が家の座席の担当CAさんは男性。カートの上に見慣れない「ananas」と書かれたジュースがあった。よく見ると「パイナップル」の絵が描かれている。私が「“ananas”ってパイナップルのこと?」と聞いたら、すっかり英語が話せると思われたらしく、CAさんはうれしそうに一気に英語で説明をまくしたてた(笑)。久しぶりの英語だったので半分くらいしか聞き取れなかったけど、どうやら我が家が行くモーレア島のジュース工場で作られた物らしい。早くもタヒチ気分が盛り上がる♪

PM18:00、経由地「関西空港」到着。

タヒチへ行く人もとりあえず全員が降ろされた(-_-;)。機体を降りてすぐの所に看板があり、タヒチへ向かう列と日本入国する列とに分かれる。その後、タヒチ行きの列は「トランジットカード」を渡され階段を一旦降り、さっき成田でチェックしたばかりなのに再度手荷物チェック。そしてやっと乗ってきた機体の待つゲートに戻って来た。私にとっては初めての関空!空港見学する暇あるかな〜?と思っていたけど実際は全く無い。しかも、楽しみにしていた「たこ焼き」は売り切れだった・・・(>_<) 仕方ないので、無料インターネットコーナーを見つけて自分のサイトに出発の挨拶をカキコしてから搭乗口へ。

ゾロゾロと搭乗が進むと機内両側の2人掛けの座席から順番に埋まっていって、中央の4人掛けの席がほとんど空いている!通路側に居た私は、シートベルトもせずに機体のドアが閉まる瞬間をジーッ・・・と待った。そして、搭乗してくる人が終了しドアが閉まった瞬間に私は通路を挟んだ4人席に移動!同じ考えの人は結構居るもんで、同じ瞬間に民族大移動が起こった(笑)。反対側の2人席の1人がこっちに移動してきたら、4人席を2人分ずつ利用しなくてはならないところだが、何故か移動してくる気配が無い・・・それは当然のコトで、新婚サンは多少狭くても隣に座っていたいらしい(笑)。

噂通り「新婚カップルの多いタヒチ便」(笑)。おかげで我が家は元々の2人席+私がゲットした4人席を所有(^_^)v しかも、普通、4人席の中央の肘掛けは上に上がらないことが多いのだが、今回の機体はつい先日、エアタヒチヌイが購入したばかりのピッカピカの新機体「ヌクヒバ号」(←エアタヒチの機体は全てに愛称がついている♪)だったので、全ての肘掛けが上に上がる!つまり4人分の座席をフルフラット状態で利用出来る♪新しい機体だから座席の不具合も全く無いし、きっとファーストクラス(←乗ったことないけど・笑)よりも快適な席だ(*^_^*)

PM19:30、TN-087は定刻通り関西空港を離陸。

とりあえず最初は私が先に4人席で快適なフライトを過ごす♪個人モニターもテーブルも4人分あるので使いたい放題(笑)。

タヒチといえば、有名な「HINANO Beer」タヒチで唯一のビールメーカーの口当たりの軽いリゾートビール。今年はちょうど創業50周年のため通常とは違う記念ラベル。ネーミングの由来は、現地語で「可愛い女の子」の意味。

〜 夕食メニュー 〜

ハムとエビのサラダ小鉢、メインは「シーフードパスタ・トマトソース(写真左)」または「ビーフハンバーグ(写真右)、チョコレートケーキ。

エアタヒチヌイ搭乗経験者の感想を見ると、「機内食は量が少ない!」とか「マズイ!」という記載が多かった。確かに量は通常の機内食より1品少ない気がするが(^_^;)、味はそんなにひどくは無いのでは?と、この時は思った。。。それに、エアタヒチはフライト中にギャレーでの軽食サービスがあるのである程度の空腹は満たすことが出来るし(笑)。

食後、フルフラット状態の座席で数時間の睡眠を取り、途中で目が覚めた際にshinjiと席を交代。トイレに行ったついでにギャレーに並ぶ軽食を覗いていたら、毛布をかぶったCAさんがやってきた。機内は確かに結構寒い・・・(>_<)「寒いですね〜」と少しおしゃべりをしながら、鮭おにぎり1個とスナック菓子と水をもらって席に戻り、日本公開前の映画「ROBOTS(ロボッツ)」を観たりしながら日付変更線を越えた。

到着2時間ほど前に朝食サービス。パンケーキはおいしかったけど、シソ風味のピンク色の糸こんにゃく(左写真内、中央上)は「・・・?」(^_^;)

12時間近くのフライト中、多少の揺れはあったけどほぼ満足な睡眠を取り、そろそろタヒチ到着♪機体右側の席だと有名な「ボラボラ島」が見えるらしい。

右の写真は左側の窓から見えた環礁。地図を探しても名前が見つからないのでたぶん無人島。。。?

PM12:00。定刻より10分ほど早くタヒチ島パペーテ・ファアア空港に到着。 

日本の空港のような大きなターミナルビルは無いので、タラップを降り青空のもと徒歩で入国審査場へ。建物内ではポリネシアンミュージックの生演奏のお迎え。

入国審査は窓口が3ヶ所。しかも、南の島の人のやる仕事だからなかなか列が進まない・・・。このスローペース、我が家はもう慣れたもんだけど、イライラしている日本人は結構居たと思う(^_^;)。

入国審査が結構時間かかったので、荷物は既にターンテーブルから降ろされズラリと並んでいた。そのあとの税関は素通りでやっと空港の外へ。

ゲートの外には、タヒチの国花「ティアレタヒチ」の白い花と真っ赤なハイビスカスで出来たレイを持った現地旅行者の人がい〜っぱい!我が家がお世話になる現地旅行者「タヒチ・ヌイ・トラベル」さんをすぐに発見。モーレア島への国内線に乗り継ぐ前に¥→CFPへ両替。開いている銀行は1軒だけだったので必然的にそこに並んだけど、まぁ〜、ココも時間がかかるかかる(笑)。もともと南国のスローペースだという理由もあるけど、自分の順番になって知った理由のひとつに、パスポートチェックと同時に滞在先を聞かれるコトがあると思う。さすがにフランス語ではなく英語だけど、「新婚旅行が初海外!」という人にとってはかなりレベルが高いヒアリングで、やりとりに苦労している様子だった。私の隣の窓口に居たお姉さんは一生懸命日本の住所を言っていたし・・・(^_^;)

両替から戻ると、PM14:00発の便のはずだったのに、その前のPM13:30の飛行機が空いていたのでそちらに変更になったと言われた。モーレア島までは地元の人もタクシー感覚で乗るので結構煩雑に飛ぶため、こんな直前の変更も可能らしい。南の島で予定より前倒しの日程になったのはコレが初めてだ(^_^;)!

「エア・モーレア」のカウンターは国際空港内にあるが、我が家が乗る「エア・タヒチ」のカウンターは少し離れた所にあるのでワゴン車で移動。カウンターで荷物の重量を計り(今回は人間の体重測定は無かった・笑)、座席番号も書かれていない綺麗な海の写真入りの搭乗券をもらった(・・・残念ながら使い回し用だけど)。現地係員さんはモーレア島到着後とタヒチ島に戻ってきた時の行動の流れの説明をして、「次の仕事があるから・・・」とあっさり去っていった。

PM13:30、搭乗口前に15人乗りくらいの小型機がやってきた。今までの離島移動時の飛行機経験からみると、まぁ、大きいほうかな?(笑)

機内の座席は自由席&エアコン無し(^_^;)。コックピットは丸見え。離陸前の安全説明は機長(といっても、乗務員はひとりだけ)が機内を振り返って話す。助走距離も非常に少ない。・・・なんか、このくらいの小さい飛行機なら、私でもすぐに運転出来るんじゃない?と錯覚してしまう(笑)。

VT-1330はあっという間に離陸し、モーレア島を目指した。