沖縄の離島へ行こう!

2日目(7月27日)

2日目は朝から快晴!出発前からの希望だった「竹富島」。翌日の天気の保証はないからこの日に行くことに決定!

竹富島は石垣島の南西約6kmにある山も川もない平坦な島で、リゾート開発が相次ぐ沖縄の中で、島の人々によって今もその景観や伝統を継承している。赤瓦の屋根、シーサー、珊瑚の石垣など、集落はまるごと国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。

朝食後、石垣市街にある「離島桟橋」へ向かったが、桟橋付近を二周しても駐車場が見つからない!仕方なく「八重山フェリー」の事務所で訊ねてみたら、波照間島方面行きの桟橋のあたり。ちょっと離れた場所だった。(駐車料金は無料)

竹富島までは、高速船で10分ととても近い。出航時間も約30分おきでとても便利♪2件のフェリー会社が同時刻に同時に運行している。(片道¥580 往復¥1100)

フェリー会社で、「水牛車観光込み」のツアーとか、「ビーチへの送迎付き」のツアーとかも予約出来たが、時間制限のある旅がキライな私達は、何も予約せずにAM10:00出航!波もほとんどなく、船酔いなどする暇もなく「竹富港」に到着。

噂には聞いていたが、下船すると「水牛車」とか「レンタサイクル」とか書かれた看板を持ったたくさんの客引きの人がいた。あまりにたくさんいて迷っちゃう〜。キョロキョロしてみて、唯一、女性で客引きしているお姉ちゃんが目を引き、私達はそのレンタサイクル屋「友利レンタサイクル」さんに決めた。

ワゴン車に揺られること5分。島の集落内のお店に到着。「1時間¥300。5時間を過ぎると一律¥1500」と、5時間以上はとてもお得♪ 出発前に簡単な島内の地図と注意事項の説明があった。「カギはかけないでネ!盗む人はいないから、試してみて。」と言われビックリ!!!半信半疑だったが実際にビーチ脇に数時間放置しても必ずその場所にあった・・・。島民の方々と観光客のマナーの良さがうかがえる。

メチャクチャ暑い!

オジサンのように首にタオルを巻き、写真のようなのどかな風景の中、島内サイクリングに出発!

 

 カイジ浜 

別名「星砂の浜」。星砂は実は「有孔虫」という生物の死骸。星砂を探しながらこの透明な海でのんびり過ごしたいところだが、流れが速いために遊泳禁止。

私は、この砂浜の砂は全てが「星砂」だと思っていたのですが、実際はそんなわけはなく、砂の表面にそっ〜と手を当てて持ち上げ、じーーーーっと見つめて小さな星形や太陽型の砂を数粒発見出来るくらい。だからこそ貴重なのかも。。。すっかり童心にかえり、かなり長い時間、無言で「星砂探し」に時間を費やしました。

この砂浜には、他にもいろんな大きさのヤドカリや、触っても目覚めないくらい爆睡している猫も居て、かなり楽しかったです♪

 

 コンドイビーチ 

真っ白い砂浜と青い海がまぶしい!ひたすら遠浅なので、パシャパシャ水遊びするのに適している。

  

かなりの透明度があるので、足元にナマコがたくさん居るのも見えた!あまりにも浅い為、熱帯魚は2〜3種類。シュノーケルはちょっとおもしろくないかな!? でも、浅瀬だからこそ泳げなくても海の真ん中の真っ白な中州にも行ける。

あまりキレイではないものの無料の「シャワー&更衣室」もあるし、パラソルのレンタルや飲み物や軽食を扱う移動パーラーもあり、1日中真っ白い砂浜を満喫出来る。

 

 西桟橋 

静かなたたずまいのココは、夕日の名所。「桟橋」とはいえ、ほとんど船の出入りはないので、海を眺めてのんびりするには絶好のポイント。

この辺りの海は桟橋上から覗いただけでも熱帯魚がたくさん居た!もしかしたら遊泳禁止区域かもしれないけど、シュノーケルをするならココが一番いいのかも・・・。

 

そういえば、そろそろお腹がすいてきた・・・。

まずは八重山そばの老舗「竹乃子」へ。。。ところがなんと臨時休業!続いて「パーラーぱいぬ島」へ。ココはちゃんと開いてはいたが「そば」が売り切れ!!!なに〜〜〜!ますますお腹がすく!!!

最後の望みを託して「グリルガーデンたるりや」へ。ところが入口には「昼休み中」の札が〜〜〜!でも、中には人が居る様子。空腹で何もしゃべれず動けなくなりつつあるfu-koのためにshinjiが交渉。「八重山そば」ならOKとのこと♪無事に念願の「八重山そば」を食べることが出来た。(→「蕎麦図鑑」参照)

「八重山そば」は「沖縄そば」と比べると麺が細くやや黄色い。「沖縄そば」がうどんに近いのに比べると、「八重山そば」はかなりラーメンに近い。

「涼しい風が吹き抜けるオープンエアの食事処」とガイドブックには書いてあったが、暑い・・・!実はこのお店の名物は、無農薬の古代米を使った冷たい「縄文そば」だったのだが、どうしても「八重山そば」が食べたかったので汗をかきながら食べた・・・。

ふと店の外から「三線」の音が・・・。

竹富島の名物のひとつ。「水牛車」が通っていた。

長い角をもつ真っ黒い水牛は、訓練のすえ、きちんとコースを把握していてゆっくりと歩を進める。

 なごみの塔 

もともとは、ココでメガホンを持って連絡事項を集落の人々に知らせるための塔だったらしい。

てっぺんの高さは24m。島の最高地点にあたる。かなり急で狭い階段を登ると、赤瓦屋根の集落を上から見下ろすことが出来る。

 

 

この後、「ビジターセンター」でいろんな珊瑚の種類を勉強したり、集落内を散策したりと竹富島を満喫♪帰り際、レンタサイクル屋近くの「たかにや」で休憩。

みやげ店と併設の喫茶コーナーで、グァバ、マンゴー、パッションフルーツなどのトロピカルジュース(¥400)が飲める。ジュースとは思えないくらい濃くて見た目はドロドロしていたが、おいしい♪

ここ竹富島で沖縄本来の姿に出会えた気がする。もう少しいたいけれども、PM4:15発のフェリーで石垣島へ戻る。

 

一旦、ホテルに戻ったあと、夕食を食べに再び外出。

日本最南端の地ビール製造工場を併設し、作りたてのビールが味わえるビアレストラン「石垣島ダックスブロイハウス」

ヴァイツェン、ピルス、ヘレス、デュンケルの4タイプがいつでも楽しめる(他に、季節限定でヴァイツェンボックがあることも)。写真左はビール酵母を使った「酵母そば」。健康にいいと注目されている。麺はやわらかめでとても香ばしかった。

余談ですが・・・。お店に入る時には全く気付かなかったが、店の外壁にはたくさんのヤモリが・・・!しかもものすごい数!でも小さくて白くて少し透明がかっていて、本土のヤモリのイメージよりは気持ち悪くなかった。石垣島は島全体がたくさんの自然に囲まれていることを感じた。

自然といえば、ホテルまでの帰り道。海沿いを走っている時にふと夜空に気がついた。周りに街灯がひとつもなくて往来する車もほとんどない中、真っ黒な夜空には今まで見たこともないくらいの数の星が光っていた。「北斗七星ってこんなに大きかったんだぁ・・・」などと、車を道路脇に停めてしばし呆然と星空を見上げていた。。。