京都の紅葉に会いたい!(’02.11.16〜17)

1日目(11月16日)

いろんな方のHPでこの週末が一番の紅葉の見頃ともっぱらの噂だった。

そのおかげでメチャクチャ混雑するだろう・・・と予想して出来る限りの早起き。AM5:30に起床して埼玉の自宅を出発。池袋駅の「みどりの窓口」で新幹線の「指定席」を予約しようとしたが、ちょうど良い時間帯は全て満席!仕方なく「自由席」に賭けることにした。早めに新幹線を予約しておいた方が良かったのかも・・・(T_T)とドキドキしながら、東京駅へ。

東京駅の新幹線ホームを駆け上がると、列車は既に到着していた。慌てて乗り込んでキョロキョロを席を探し、運良く座席を確保することが出来た。座席さえ決まれば安心。2時間以上立ちっぱなしということはなくなる。ホームの売店で朝食用の駅弁を買い込み、AM7:30発「ひかり201号」で、京都へ向けて出発した。空腹だったため発車前に食事を済ませて(笑)、一眠りしてAM10:05、京都駅に到着。

私にとっては10年ぶりくらいの京都。駅の様子もかなり変わっていて驚いたし、何より人の多さに愕然とした。さすがベストシーズンだけある。。。まずは何か情報を得ようと「京都観光案内所」へ向かったが、ココもものすごい混雑で中にも入れない状態。「本日のお宿は全て満室です」という看板も出ていた。この混み具合、先が思いやられる・・・。案内所ではたいした情報も得られず、早速、紅葉狩りに出発することにした。

JR奈良線に乗り一駅。「東福寺駅」で下車。東福寺駅前は案の定、ものすご〜〜〜い混雑!事前に京都在住のネット友達に、「東福寺まで行ってから拝観券を買うのはものすご〜く混雑しているよ!」と聞いていたので、その方のアドバイス通り、駅近くの臨時チケット売場で購入。この方法は大当たりだった!(Thank you for MYU-san!)

東福寺

九条兼実の孫・家道が祖父の菩提寺として25年の歳月をかけ、建長7年(1255年)に建立された臨済宗東福寺派の総本山。寺名は、奈良の東大寺と興福寺から1字ずつあやかって付けられた。約16.5万uという広大な敷地に25の塔頭寺院が建ち並ぶ。

境内自由。通天橋拝観¥400。

さすがに「紅葉の名所」。特に通天橋は大混雑していて、橋が落ちるのではないか?と思うくらい(笑)。散策路も全て人、人、人・・・写真を撮るのも大変だった。

 

事前の情報収集により、なるべくバスに乗ることを避けるため再び「東福寺駅」に戻った。

今度は京阪本線に乗り「三条駅」で下車。このまま南禅寺方面に出発してしまうと昼食を食べ損ねそうなので、駅ビルで簡単に昼食を済ませ、地下鉄東西線に乗り換え「蹴上駅」で下車。電車内も駅構内も、駅から外に出た時もそれほど混雑はしていなかった。・・・がしかし、南禅寺へ近づくに連れて徐々に人が増え、南禅寺近くに数軒ある「湯どうふ屋」さんなんか、一体いつ食べられるか分からない程、表に長蛇の列を作っていた。道路も、観光バスやら貸し切りタクシーやらで大騒ぎ!バスを使用しなくて良かった〜!(Thank you for Kazunoripapa-san!)

南禅寺

臨済宗南禅寺派の大本山で、京都五山の上に列する大寺。寝殿造の大方丈と小方丈はともに国宝。

方丈拝観¥500、三門¥500。

「水路閣」・・・琵琶湖の水を今も市街に送り続けている

ココも「紅葉の名所」なので観光客は多かったが、境内が広いためあまり気にならなかった。

 

人混みの中、徒歩で「永観堂」へ向かった。。。

永観堂

正式には「禅林寺」といい、弘法大師の高弟真紹僧都が平安初期に創建。山を背に諸堂が回廊で結ばれた大寺院で、紅葉の頃は「モミジの永観堂」と呼ばれるほど美しい。本尊の「見返り阿弥陀如来像」は日本で唯一、左を振り返った姿で有名。

拝観料¥1000(ふだんは¥500らしい・・・)

拝観券売場も行列!!!その行列が並ぶ参道沿いにも綺麗な紅葉があるので、拝観券を買わずに柵の隙間から覗いている人もたくさん居た。。。

廻った中ではココが一番の大混雑!回廊の床が抜けるのでは?心配だった。。。

← 舞妓さんを発見!観光客が集まりにわか撮影会のようになっていた。

 

この後、哲学の道を歩いて銀閣寺へ向かおうと思った。

・・・が、日頃の運動不足のために、fu-koの持病、膝の裏の「慢性筋炎」が悪化し始め、激痛で歩けなくなった・・・。昔はこのくらいの距離では全く異常は起こらなかったのに〜!くやしいけど明日もあるので、本日の紅葉狩りはこのへんで終了。

市バスの「東天王寺」まで頑張って歩いて、少し膝を休ませる為に目の前にあった「ハナフサ」という喫茶店に入った。このお店が大当たり!めずらしい「サイフォン」を使ったコーヒーのお店。店内にはコーヒーの良い香りが立ちこめ、まるで職人のようにたった1人のおじさんが黙々とコーヒーを入れ続けていた。サイフォン内で起こるあの現象がたまらなくおもしろくて、fu-koは食い入るように見つめていたのでした(笑)。

 

喫茶店で充分な休憩を取り、あらかじめ持参していた膝サポーターを装着して(笑)、宿泊先の高雄をめざして出発。

204番の市バスでまず「千本丸太町」へ。その後、JRバスに乗り換え一路「高雄」を目指す。千本丸太町からは約40分のバスの旅。途中、「妙心寺」「仁和寺」の前を通り過ぎる。隙間からわずかに境内の紅葉を眺めることが出来た。京都市内はこの時期どこでも紅葉一色!うらやましい街だ。。。

バスは市内のかなり細い道も平気で走り抜ける。しかも普通の速度なので、ビックリ(@_@)。高雄に向かう国道162号に出て更にビックリ!対向車線がものすご〜い車の列になっている。きっと高雄方面からの帰路についた観光客の車の列。。。それに比べて私達の乗ったバスは、さすがにこの時間から高雄方面に向かう人は少ないようでほんの数人の客を載せて、道路をスイスイ。ラッキー♪

PM5:00過ぎ。高雄に到着。バスを降りるなり周囲は一面の紅葉!!!提灯にも灯がともり、風情ある光景。

バス停から今夜の宿泊先「高雄観光ホテル」までは、神護寺に向けてのかなり急な階段を降りなくてはならない。きっと昼間は混雑していたであろう急な階段も、この時間にはすっかり人気はなく、膝裏の痛みを我慢しつつ1歩1歩ゆっくり下った。

 

高雄観光ホテル

紅葉で有名な神護寺の入口に建つ老舗旅館。

本日の夕食は、もちろん部屋食の会席料理!季節柄、「松茸の土瓶蒸し」も出ました!

ホテル全体は「一昔前の旅館」という感じで決して新しくはないが、仲居さんの心遣いが気持ち良かった。ただ、シーズン真っ直中だったので宿は全て満室!せっかくの部屋食なのに、出てくるのにもかなり時間がかかり、冷めている物もあり残念!更に、部屋の壁が薄く隣りの部屋の話し声もかすかに聞こえて来て、ちょっと興ざめだった・・・。

明日は神護寺の開門に合わせて起床する予定なので、大浴場で膝のマッサージを念入りにして、早めに就寝・・・。