2日目(6月1日)〜その1〜
AM6:30、起床。そして、温泉宿の楽しみ・朝風呂に浸かったあと朝食会場へ。
AM8:10。昨夜は暗くなってからの到着で道後温泉の風景を存分には楽しめていないので、出発前に駅前まで散歩してみる事にした。 |
昨夜見た道後温泉本館の正面の写真は超有名で撮影スポットにもなっているのだけど、周囲を一周してみると、見る方向によっては全く違った建物になり、実はとても複雑な構造になっている事が分かる。
振鷺閣
神の湯の塔屋にあたる部分。中には太鼓がつり下げられていて、1日に3回打ち鳴らされる。この刻太鼓は本館ができた明治27年当初から続いていて、環境庁(当時)の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれている。太鼓は、朝6時、正午、午後6時に打ち鳴らされる。
蒼い空に白い鷺がくっきりと映えている。早起きが出来ずに(^_^;)太鼓の音が聞けなかったのが残念・・・。
←北西側から 南西側から→
←東側から 皇族専用の浴室「又新殿(ゆうしんでん)」の入口。
北側から→
明治時代はこっちが正面玄関。北側一階にある三つの入口は当時のなごり。
本館一周見学後、駅前に行ってみる。 道後温泉駅の駅舎は木造二階建て。三角ペディメントのついた上げ下げ窓、屋根のドーマー・ウィンドウと繊細な金属の装飾など、本格的なルネサンス様式が取り入れられている。
駅の隣りにはレトロな「坊っちゃん列車」が展示されている。
坊っちゃんカラクリ時計
昨夜、10分遅れでからくりを見られなかったこの時計(^_^;)。 今朝もあまり計算せずに行動してしまい到着時刻はAM8:25。・・・毎正時に動く予定なので次回は9:00。このあとの予定を考えるとあと30分もココで待つ訳にもいかない・・・(-_-;)
からくりを見るのは諦めて、からくり時計の隣りにある「足湯」にのんびり浸かっていた。
・・・数分後。突然、時計から音楽が流れ始めた! 慌てて、足もほとんど濡れたままに足湯から飛び出して時計の前へ行ってみると、突如、「からくり」が始まったのだった!!
この時計、かなり大掛かりな「からくり時計」になっているらしく、音楽に合わせて上へ上へと伸びてあっという間に2階建てから4階建ての時計に変身。かなり巨大。
←1階部分は男湯の風景 2階部分→
2階以上の部分は正面と左右の扉が開いてそれぞれに坊ちゃんの登場人物たちが登場する。
からくり開始時間に関して、看板には【1時間ごと】と記載されていたが、そのあとに(季節によっては30分ごと)という追記があり、どうやらこの日はたまたまその【季節】だったらしい(笑)。諦めていたからくりを偶然にも見る事が出来て良かった〜♪
AM9:10、ホテルの部屋に戻り、荷物をまとめて〜、冷蔵庫のお茶を取りだして〜・・・ と思ったのだが、冷蔵庫のドアが開かない!!
何故だ〜? ・・・あ。そういえば、昨夜ペラペラ〜と見ていたホテル案内の冊子に「AM9:00に冷蔵庫にはロックが掛かります」と書かれていた記憶がある・・・ガーン!(-_-;) たかがお茶のペットボトルだけど、1.5gボトルなのよねぇ〜・・・ ちょっと恥ずかしいが、フロントに電話して事情を説明したらすぐにロックを解除してくれた。今後の教訓になったプチハプニング(^_^;)。
チェックアウト時。「昨夜は大変ご迷惑お掛けしました。」と、『坊ちゃん』のマドンナの絵柄の書かれたタオルを渡された。昨夜の不手際を最後の最後まできちんとフォローするなんて、なかなかやるじゃ〜ん!このホテルのマネージャーさん!(^-^)b 気分良く出発出来る〜♪
次の目的地に移動する前に、ホテルフロントに置いてあった「スカイバス市内周遊バスルート」を真似して、我が家はレンタカーで観光してみる(笑)。
松山城
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松山から国道33号でひらすら南下。国道といえど、ず〜っと車がほとんど通らないような山道が続く。
道中、前方に車が1台も無く直線コースになった時でもしばらくの間shinjiはスピードを上げなかった。いつもなら加速するのに何故だ? ・・・と思ったら、どうやら後ろに白バイがくっついていたのでひらすら安全走行をしていたらしい(^_^;)。・・・私はそれを聞くまで、その気配にま〜ったく気付きませんでした(笑)。運転手が私だったら、しっかり「スピード違反」の切符を切られていた事だろう。(-_-;)
AM10:45、白バイと一緒に走る事20分位が経過。トイレ休憩の為に道の駅「みかわ」に入った所で、やっとおまわりさんは諦めたらしく来た道を帰って行った。かなりしつこく狙われていたねぇ〜、うちの車(笑)。
休憩後、国道33号から国道440号に入ると更に道は狭くなり、車の数もぐっと減り、鬱蒼とした森の中へ。。。 目指す場所は見晴らしの良い場所のはず? なのに、そんな気配は全く感じられない! 昼間だからまだいいけど、これが夜だったら?と思うと・・・(-_-;)。
PM12:00過ぎ、突然目の前が開けた!どうやらやっと山の尾根部分に到達したようだ。 団体ツアーでは絶対に来ないようなこの場所は、愛媛県と高知県の県境にある「四国カルスト」。
四国カルストは、山口県の秋芳台、福岡県の平尾台と並ぶ日本三大カルストの一つ。高知県と愛媛県の県境の標高1000〜1500mの高原に位置する。「カルスト」とは石灰岩台地のこと。のこぎり歯状の白い岩が露出した地形やドリーネというすり鉢状の窪地などが点在する。中心部の姫鶴平(めづるだいら)から五段高原、天狗高原にかけては羊の群のような石灰岩が点在し、牛がのどかに草をはむ牧歌的な雰囲気が楽しめる。コテージや山荘など宿泊施設も充実。
姫鶴平
天狗高原
尾根道を走るとても気持ちが良い道だが、天候が悪いとガスで10m先も見えないらしい・・・(^_^;)。本当に天気の良い日でないと晴れにならないこの場所なので、この景色が見れたのってとっても貴重!
「天狗高原」では、白い岩が点在する草原の中の遊歩道を歩く事が出来る。ゆるい登りなのであまり体力はいらない。東屋のあるあたりまで約5分。東屋は景色を見るにはあまり適してなくて「休憩所」といった感じ(^_^;)。だけど、その周辺からはぐるっ〜と360°の四国カルストを見渡せる。
とにかく国民宿舎「天狗荘」から鶴姫平までの道は四国カルストを走り抜ける絶好のドライブルート♪ カルスト台地で放牧される牛を見ながら走ることができ、まわりには木々が無く、遥かかなたまで展望できる素晴らしい道(*^_^*) 車だけでなくバイク乗りにもたまらないルートかも。
尾根にあるこの場所は風況が良く風力発電所の建設に最良の条件を整えているため、現在発電所が設置されている。 ← 風速と風車の発電出力が即刻デジタル表示されている
風速20mって物凄い!! ちょっとした台風並みの風力で、車のドアが開かなかった・・・。
自然にやさしい風力発電所。何かと話題になっている地球温暖化を少しでも防ぐ手助けになるといいなぁ〜♪
たくさんの自然を感じられる素晴らしいドライブルートなのだけど、残念なことに道路のほとんどが1〜1.5車線の狭道(-_-;)。しかも、路肩も牧場の鉄柵などで狭くなっており、対向車が来るとちょっとビビる。。。 車を停めてゆっくり景色を眺められる場所は数箇所しかないので、行楽シーズンはかなりの渋滞が発生すると思う・・・。