四国一周 '09.5.31〜6.2  

3日目(6月2日)〜その1〜

AM7:30、起床。前夜の夕食は部屋食だったが、今朝は「広間で朝食」と言われていたので、指示された部屋に行ってみたら・・・

あら。20畳くらいの部屋に二人きり?(笑)

大人数の団体様と一緒はイヤだけど、逆にこんなにひろ〜い部屋に二人ぽっちって、ちょっと寂しかった・・・(^_^;)

AM8:30、チェックアウトして、ホテル近くのコインパーキングに車を取りに行き(1晩¥525!)、四国の旅最終日スタート p(^-^)q まずは、歌にも登場する高知のシンボル「はりまや橋」

 はりまや橋 

「よさこい節」に登場するこの橋は、江戸初期の豪商・播磨屋宗徳と櫃屋道清が両家を往来するために架けた橋。朱塗りの太鼓橋は記念撮影スポットになっている。


クチコミ情報では「わざわざ見学するような場所でもない・・・」といったコメントが多いので、我が家も車窓見学で(笑)。 ・・・「日本三大がっかり名所」とも言われているのには納得。(^_^;) たぶん、もっと静かな場所にあれば風情も感じられるのだろうけど、高知市内で一番交通量の多い交差点にあるのでねぇ〜・・・ ちょっと勿体ないかな。

これにて高知県の旅は終了。本当は四万十川にも行ってみたかったのだけど、たった3日間で四国一周するには時間が足りません・・・(^_^;) 次は徳島県を目指す。

AM10:00、高知市から国道32号を北上1時間半ほど、山深い渓谷が続く平家落人ゆかりの秘境「祖谷渓」に到着。

早速、「大歩危峡」の遊覧船乗り場がある「大歩危峡まんなか」に車を停め(駐車料金:無料)乗船券売場へ行くと、ちょうど船が出たばかりで「次は30分後だよ〜。」と言われる・・・。このまま30分も待つのは時間が勿体ないので予定を変更して、先に「祖谷のかずら橋」に行く事にした。

大歩危峡から30分程で「かずら橋」に到着。

団体観光客のバスが停まる「かずら橋夢舞台」ではなく、川を挟んだ反対側の民間駐車場に駐車(¥500)し、徒歩3分ほどでウワサの橋が見えてきた。

 祖谷のかずら橋 

平家一族の哀話を秘める、秘境“祖谷”にある「かずら橋」(国・県指定重要有形民俗文化財)。シラクチカズラ(重さ約5トン)で作られたもので、長さ45m・幅2m・水面上14m。 昔は深山渓谷地帯の唯一の交通施設であった。3年毎に架替えが行われる。日本三奇橋の一つとして有名。一歩踏み出せばギシギシと橋がゆれてスリル満点。

★「祖谷のかずら橋」公式サイト → CLICK

平日のせいか、観光客は我が家以外に誰も居ない・・・(^_^;)。 吊り橋を渡る時に人が多いと橋の揺れが増して怖さが倍増するので、誰もいない今のうちに渡ってしまおう!!(笑) 橋のたもとの料金所で¥500を支払い、いざ、出発!!

shinjiは私をおいてサッサと渡っていってしまう。。。 私は?と、言うと、別に高所恐怖症ではない。

・・・が、この橋は高所恐怖症とは別の恐怖感がある。

足元が透けて見える橋なんてそんなに経験無いし、1枚1枚の板の幅はやけに細いし、逆にその板と板の隙間のほうが尋常ではない幅があるではないか!その隙間がガラス張りになっているとかならまだしも、まさに空気のみ・・・(-_-;) 足のサイズが小さな私は、「もし踏み外したら、完全に足がハマるっ!!」と恐怖度100%!! 更には、橋の全てが金属ではなく結局ただの「草」みたいな物で出来てる訳でしょ?万が一、何処かが腐っていて私の重みで切れてしまったら・・・? 生きた心地がしないながらも、手摺りにつかまりながら1歩1歩を確認しつつ前へ進む。。。

なんとか中央地点まで来たところで、片手で(もう片方の手は手摺りを握ったまま・笑)眼下を写真撮影。この時もカメラを足元に落とさないように必死!!

私が無事にかずら橋を渡り終えた頃にちょうど団体客が到着。その中の勇気のある一部の人が渡り始めるのを見届けたあと我が家はその場を去り、閑散とした「かずら橋夢舞台」をちょっと覗いてから車に戻った。

 

AM11:40、再び「大歩危峡」の遊覧船乗り場に戻ってきた。

乗船券売場へ行ったら「5分後に出航予定」との事。急いでチケットを買い乗り場へ向かうが、「売場から乗り場まで一体どのくらいの高低差があるの?」ってくらい坂を下る下る・・・(^_^;)

この写真の高さから河原まで急降下! →

これだけ高い位置に建物があるのに、大雨が降るとどんどん水量が増し、過去にはこの写真の高さくらいまで水没した事があるらしいから驚き!(@_@)

 大歩危峡観光遊覧船  

往復約30分(4km)、大人:1,050円。

平日のため観光客が少なくて、30名くらい乗れそうな船内に我が家ともう1組の計4名で乗船。(^_^)v 両岸をちゃんと見られるし、船内を適当に移動出来るし、とてもラッキーだった♪

冬期(12月 〜 2月)は【こたつ船】を運行しているそうで、そちらも面白いかも。

 

 大歩危峡 

大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)は2億年もの時を経て、四国山地を横切る吉野川の激流に結晶片岩(けっしょうへんがん)が削られてできた渓谷。この辺りは四国山脈を越えるときに必ず通らなければならない場所で、崖が切り立ち、川の流れも速く、古くからの難所として有名。そこで、「大股で歩くと危ない」という意味で「大歩危」、「小股で歩いても危ない」という意味で「小歩危」と呼ばれるようになった。「大歩危峡」は、ごつごつした巨岩・奇岩が5kmも続き、その下流の「小歩危峡」は、岩の表情は穏やかだが、曲がりくねって流れが速いのが特徴。

水蝕された白い岩肌とエメラルド色の水と新緑の緑のコントラストがとても美しい。現在は岩の表面は風化が進んでいて淡い青灰色だが、内部は鮮やかな緑色をしているらしい。 紅葉の時期もきっと美しい光景だろう。。。

私の疑問・・・「川下りなのに“往復”30分って?」

通常の川下りって「一方通行」。でも、この大歩危峡遊覧船は、途中の川幅が広い場所で船がUターンするのだ!(@_@) いくら「川幅が広い」といっても船を真横にしたらそんなに隙間がない程度なので、そこは船頭さんの腕の見せ所!!(^_^)v

← 無事にUターンして乗り場まで戻って来ると、小歩危側の岩の上に鉄骨を発見。 船頭さんによると、増水した際にはこの鉄骨リフトを利用して船を釣り上げて非難するそうだ。あの高さまで増水するなんて、この日の穏やかな川の様子からは想像も出来ない・・・(-_-;)

今回は時間の都合で行く事が出来なかったが、大歩危の下流約3kmが小歩危。大歩危より構えは小さいが、奇岩怪石の妙と「小歩危砂岩片岩」と称される岩肌の美しさは大歩危に劣らない魅力をもっているらしい。船頭さんも「是非、小歩危にも行って下さい!」と言っていたので、次回は足を運びたいと思う。(*^_^*)

 

PM12:20、そろそろ旅も終わりに近づいて来た。あともう1ヶ所、どうしても行きたい場所があるのでそちらに向かって移動開始。

国道32号〜国道192号と経由し、徳島自動車道の吉野川SAから「スマートETC」利用で高速道へ入り、一路東を目指す!(^_^)/~