屋久島 ('13.5.11〜13)

1日目(5月11日)

AM4:00、起床。ここ数年すっかり恒例となったマイカーde羽田空港(笑)。

首都高の渋滞もなくAM5:30に羽田1タミに到着。今回は登山グッズ一式があるので荷物を預けてからX線チェックを受け、ラウンジへGo。本当はAM6:00openらしいけどAM5:45の時点で開いていたので朝食を頂きま〜す♪

AM6:40、定刻より10分遅れでJAL1861便は離陸

機体:B737-800 座席:3−3配列の右側列の窓際。1時間半のフライトは大きな揺れもなく定刻より5分遅れのAM8:15に鹿児島空港到着。

さて、鹿児島空港から屋久島へのアクセス方法は・・・ @鹿児島空港から飛行機で約35分(1日5便) A鹿児島空港 → (バスorタクシー) → 鹿児島港高速船ターミナル → (高速船2時間orフェリー4時間) の2通り。

船酔いしやすい私は当然のように“飛行機”をチョイス(笑)。もし屋久島が“船”でしか行けない場所だったら、最初から行こうと思わないかも・・・(^_^;)

さて。鹿児島→屋久島便の予約の際に多少余裕を持った時間の便を予約すればいいのに、国内線乗り継ぎ時間ギリギリの25分後発の便を予約していたので、羽田発が10分遅れた時は密かにちょっとヒヤヒヤしていたが(^_^;)、鹿児島空港はそんなに大きくないし、しかも屋久島行きの便のゲートはすぐ隣だったので、ベンチで休む暇もなくそのまま搭乗(笑)。結局、乗り継ぎ時間はたったの20分だった!!未だかつて、こんなに短い乗り継ぎ時間は始めてだったかも(^_^;)。

既に搭乗開始していま〜す(^_^;) プロペラ機。小型機大好きな私はルンルン♪

AM8:35、JAC3741便は定刻通り離陸。

機体:DHC8−Q400 座席:2−2配列の左側。

小型機なのであっという間にふわっと離陸。ジャンボ機に比べるとさすがにエンジン音はうるさい(^_^;)。

機内はガラガラだったので座席移動も出来そうだったけど、一旦水平飛行になりシートベルトサインが消えたかと思ったすぐ5分後にはまた点灯してしまい、右側の眼下に開聞岳が見えていたはずなのに、見に行く事が出来なかったのが残念・・・(>_<)

あいにくの雨・・・ 屋久島ってこんな感じ → 

AM9:10、定刻通りに屋久島空港到着。

予約してあるレンタカー屋の電話番号に連絡をして空港まで迎えに来てもらい、オバチャンの乗用車で連れて行かれたのは・・・ 何故かカレー屋さん:『ハイビスカス』(笑)。カレー屋さんとレンタカー貸し出しの兼業なのね(^_^;) 店内のテーブルで普通に貸し出し手続きをして、いざ出発〜(^-^)ノ

まず向かったのは、明日の登山バスのチケットを買うために空港にある観光案内所。

「縄文杉」までは「荒川登山口」が起点の登山ルートで向かう。3〜11月の登山シーズンの間はこの荒川登山口手前の荒川三叉路から4km程度の区間が車両乗り入れ規制区間になる。マイカーやレンタカーを利用する人は、屋久杉自然館前駐車場に車を停め、そこから荒川登山バスに乗り換える必要がある。この荒川登山バスのチケットは事前購入が必要なので、前日までに観光案内所やスーパー、コンビニ、宿泊施設等で購入しておかなくてはならない。

なので、少しでも早く購入しないと売り切れになるかも!?と思い、一番てっとり早い空港の案内所に来たのだけど・・・

空港内の駐車場に車を停めて、ちょっと歩いた所に木に覆われた平屋の建物があった。

「・・・コレが観光案内所?(^_^;)」 入り口も分かりにくいし小さいし、めちゃくちゃ入りにくい雰囲気なんですけど・・・ 一人で頑張って入ろう!(shinjiは車内で待機) 

ソーっと中に入ってみると、暇そうにしているおじちゃんが2名。

往復バス×2名分(大人片道券\850×4枚)を購入。・・・結構高い(-_-;) 渡されたチケットに日付や時間が記載されているのかと思ったけど、な〜んにも書かれていない。念のため「時間指定ではないんですか?」と確認してみたけど「指定はありません。」との返事だった・・・。

ガイドブックに寄ると、屋久島自然館からのバスの発車時刻は 4:40、5:00、5:30、6:00、13:00 の5便しか書かれてない(^_^;)。時間指定もされてないこのチケットで、明日朝、果たしてちゃんと乗れるのだろうか?混雑した場合って、増発するのかな?いろんな小さな疑問はあったが、まぁ〜、ココは言葉の通じる日本だし、なんとかなるでしょ(笑)。

 

小雨は降っているし、明日のために体力温存をしておいたほうがいいし、今日はかる〜く車で島内の滝巡りだけする事にした。

【月に35日雨が降る】 と言われるこの屋久島。雨が非常に多く高い山もあるので、この島にはタイプの違う滝がいくつかある。最初は北上して「布引の滝」を目指した。・・・が、ものすごい豪雨になってきた〜っ!(T_T)

分かりにくくて一旦通り過ぎてしまったけど(笑)、島の北端の一湊地区にある「布引の滝公園」に到着。車を停め徒歩すぐの所に滝はあったけど・・・

 布引の滝 

ふだんは水量が少なく涸れる事もあるが、雨上がりには岩の斜面を豪快に流れ落ちる。もっとも水量が豊かな日は落差50mで、轟音を響かせて落ちる。この辺りの地質は礫岩でできており、礫岩は屋久島の地盤をつくっている堆積岩の一つだが、堆積岩の中でも比較的新しい地層で、島内では一湊でしか見られない。


滝の音は聞こえてるけど、木が鬱蒼と茂っていてあまり近寄れない・・・(-_-;)。この滝は道路沿いにあるので、少し離れた道路のほうから見たほうが良く見えるらしいが、あまりの豪雨で歩き回る気になれず、このまま退散・・・(^_^;)

周遊道路を少し南下して、宮之浦地区の「屋久島観光センター」でお土産類を物色し、Aコープで明日に備えて飲み物や非常食(お菓子とか飴とか)を買い出しし、ぼちぼちランチタイムにしよう〜♪

PM12:00。事前にチェックしておいた安房地区にある洋食屋さん「かもがわ」に行ってみたけど駐車場が満車で停められず、もう1軒の「屋久どん」は満席のためお断りされ(-_-;)、屋久島到着1食目からランチ難民状態(爆)。結局、安房新港近くの道路沿いにあった「サンパウロ」に入ってみた。

駐車場も広くて洋風な建物 カツカレー(\900) エビフライ定食(\1300)

このレストラン。適当に入った割には(笑)大当たり〜!特にサラダと共に瓶で出てきたサンパウロオリジナル商品:『屋久島ソムリエドレッシング』は美味♪(*^_^*) 店内もレトロで落ち着いた雰囲気でゆったりと食事が出来た。

★「サンパウロ」のHPはこちら → CLICK

 

PM13:00、たまたま宿の近くだったし、ちょうどチェックイン時間になったので宿に向かう。

チェックイン手続きをして、とてもフレンドリーな女将さんに部屋に案内され、タオルと浴衣をお借りして(←基本的に部屋には置いてないが、言えば無料で借りられる)、明日は早朝出発なので朝食→お弁当に変更(宿泊代は−\500になる)、昼の登山弁当(1個\500)の注文をする。頼んだお弁当は外注のため、明日朝AM3:00頃には母屋前の大きなBOXに届くらしい。

PM14:00、部屋で少し休んでいるうちに雨も小降りになってきたので、改めて滝巡りに出発〜!

 

 千尋(せんぴろ)の滝 

千尋の滝は屋久島の三大銘瀑の一つで落差約80m。滝の左側には250メートル×350メートルに達する巨大な花崗岩の一枚岩がある。展望所は標高270メートルにあり、滝の反対側では原集落と太平洋が一望できます。駐車場も広く、トイレには身障者用の設備もあります。

大雨のあとなので水量がものすごいっ!(@_@) 遠くからしか見る事が出来ないのだけど、その景色は圧倒される迫力があり、これだけ離れているのに轟音が聞こえて来ていた。滝の左手に見える壁は200m×400mの花崗岩の一枚岩で、“千人が手を広げたほどの大きさがある”ということで、人が両手を広げ た長さを「一尋」と呼ぶことから、千人分で「千尋の滝」と名付けられたそうです。

 

 大川(おおこ)の滝 

大川の滝は里にある滝としては一番大きく、88メートルの落差を豪快に流れ落ちる。この辺りの地質は堆積岩が熱変成てできたホルンフェルス(熱変成岩、接触変成岩)と呼ばれる岩石で成り立っている。

駐車場が狭くて観光バスも来るのでかなり混雑していて、滝壺までの細い道はお互い譲り合って歩く感じ。滝壺のすぐ近くまで歩いて行くことができ、マイナスイオンたっぷりの清々しさを間近に感じることができた。 ここも大雨の影響で水量がすごくて、長時間その場に居たら頭から足元までしっとりと濡れるくらいのしぶきだった(^_^;) 

 

 トローキの滝 

鯛之川の河口にあり、海に直接落ちる全国でも珍しい滝。滝壺は入江になっていて、海水魚がたくさん入って来る。落差は6mですが、海に直接落ちる滝は全国でも2箇所しかないのでとても珍しい滝。鯛之川の赤い橋とモッチョム岳を背に、 その素晴らしい景観がある。

遠目からしか眺められないのが残念 直接海へ流れ落ちる姿は迫力あり! 赤い橋の上から覗き込んでみる
← 車は道路を挟んだ向かい側の「ぽん・たん館」(物産館)に停めた。

入り口からしばらくはキレイな散策路が整備されていたが、後半は岩がごろごろしたダートの道だったので、スニーカーじゃないとちょっと危険だったかも(^_^;)

PM16:00、そろそろ宿へ戻ろう〜♪ と思ったけど、明日の朝のために「屋久杉自然館」の位置と駐車場の広さを確認に行ってみる事にした。

安房地区からは15分程で「屋久杉自然館」に到着。無料駐車場は約160台が停められ、バス停にはちゃんと屋根もありベンチもある事を確認。

なるべく早く来れば、「駐車場に停められない〜!」なんて事態は無さそう。

・・・と考えていたが、この時はまさかこの静かなバス停が翌朝あんな事になってしまうとはち〜っとも考えてもいなかったのだった・・・(-_-;)。

PM16:30、宿に帰着。

すぐに女将さんが気づいてトコトコとやってきて、「お風呂はどうなさいますか?」と聞いてくれた。展望風呂は1ヶ所のみ(母屋に普通の内風呂なら2ヶ所ある)。現在1グループが使用中だったのでそのあとに予約。空いたら声を掛けるので部屋で待つようにと言われた。

20分くらい部屋でゴロゴロしたあと展望風呂が空いたので入浴。その後、PM18:30から夕食。

正面の母屋で全員一緒に夕食♪ 宿の名前そのまんま!“まんまる”な飼い猫クン

夕食は地場産品をふんだんに使った会席スタイル。小鉢、前菜、刺身、酢の物、揚げ物、焼き物、蒸し物、サラダ、椀物&飯物、果物 と次から次へと出てきてテーブルの上がい〜っぱいで食べるのに大忙し!(笑)

「今日は水揚げがあったので〜」と出てきた屋久島名物:「首折れ鯖」と「トビウオ」の刺身。貴重品なので少量だけだったけど(^_^;)新鮮で旨〜いっ!最後に出てきた椀物の「あら汁」がいろんな魚のダシが出ていて絶品だった♪ 揚げ物は揚げたて、焼き魚も焼きたて。とってもフレンドリーで元気なオーナーのおじさんが説明しながら料理を提供してくれるのも良かった。

PM20:00、明日は早朝から体力勝負の1日なのでサッサと就寝!

大体の宿泊客の目当てが「登山」なので、夜中まで飲んで騒いで〜という部屋はひとつも無く、宿全体が早い時間からひっそりしていたのだった・・・(^_^;)

 

 ★宿情報★ 

民宿 旅人の宿まんまる

・・・ちょっと狭いけど、寝るだけだからネ(笑) クローゼットと押し入れはそこそこの大きさ

各部屋にウォッシュレットトイレと洗面台はあるが、アメニティー類は部屋には一切無し。ポットや冷蔵庫も各部屋にはなくて、母屋の洗面所にゲスト用として設置されており共用。Wi-Fiは設置。便利なホテル滞在に慣れている人には不便な点が多いかもしれないが、「民宿」だと思って来ていればそんなに気にならない。もし、また屋久島に行く事があったら、この宿を利用すると思う♪(*´v`*)

◆公式サイト → CLICK