中国(上海〜蘇州〜杭州) '08.3.18〜21

4日目(3月21日)

AM6:30。モーニングコールが鳴り起床し、身支度を整え2階のレストランへ。

日本人と中国人ばかりのビュッフェ形式の朝食メニューは、中国らしい「麺類」もあったが、他のメニューはやたら炒め物が多かった。・・・朝からあんなに重い物、食べられませんっ!

AM8:00、ロビーに集合し、最後の観光先「西湖」を目指して出発。

この4日間、誰も遅刻せず、誰も体調も崩さず、団体ツアーにしては珍しい“優秀なメンバー”ばかりの旅も、とうとう最終日。

AM9:00、1時間ほどバスに揺られ「西湖」に到着。早朝にも関わらず地元観光客がいっぱい!さすが中国十大風景名勝!

 西湖 Xi Hu (英語名:West Lake) 

中国十大風景名勝の一つの西湖は杭州の一番の見所。北宋の詩人蘇東波はこの湖をこよなく愛し、その詩の中で中国古代の美女西施にたとえて「西子湖」と詠んたことから、西湖と呼ばれるようになった。

杭州市の西に広がる、数多くの景勝地を持つ面積5.6平方`の天然湖、白堤、蘇堤の2本堤と湖をめぐる西湖十景、四季おりおりの美しい姿をみせてくれる。

大きさ:南北3.3km、東西2.8km、外周15km、水域面積5.66平方km。干潟であったことを示すように、水深は平均1.8m、最も深いところでも2.8mしかなく、非常に浅い湖。

← お世辞にも「綺麗〜♪」とは言い難い(^_^;)、こんな遊覧船に乗って西湖遊覧に出発。

船代は乗船場所、船の種類により20〜150元くらいと幅があり、大きな遊覧船では乗船券と入島料が一緒になっているらしい。

 三潭印月 

西湖に浮かぶ島の南側には3本の石塔が立っていて満月の夜に船から見る情景が最高とされており、西湖十景の一つ「三潭印月」と呼ばれている。

3本の長さ約2mの南宋時代の石灯籠で、灯籠になっている先端部分だけが湖面から出ており、名月の夜には火をともして鑑賞するそう。

 白堤 

西湖の北側にある最も古い堤。白堤には2つの橋があり、入り口にある「断橋」は京劇の「白蛇伝」の舞台にもなる場所で、冬には「断橋残雪」と西湖十景の一つに数えられている。

遊覧時間は約40分。

船内アナウンスもたぶん流れていたと思うが、同乗の中国人観光客がうるさくて全く聞こえず(-_-;)、船内では自由行動だったのでガイドさんの説明も無く、なんだか良く分からないうちに終了してしまった感じ・・・(^_^;)

出来れば、湖に浮かぶ島「湖心亭」に上陸して見学したり、徒歩で白堤を散策して、途中にある公園や博物館を見学してみたかった。。。

桜が咲いていた♪→

遊覧船は西湖の北岸に着き、ガイドさんから下船の指示。5ツ星ホテル「杭州シャングリラホテル」でトイレを借りて(笑)、その後バスに乗り込み、この旅の観光全行程終了!

・・・と思ったが、どうやら若干時間が余っているらしい。(^_^;) 急遽、日程追加で杭州の特産「龍井茶」の産地へ行く事に。。。

AM10:30、西湖の西南:龍井地方の茶園に到着。

「中国茶」というと、烏龍茶やジャスミン茶などが有名だが、実は中国や台湾の人々が一般的によく飲んでいるのは「緑茶」だそうです。その代表的な緑茶がこの「龍井茶」。

 

 龍井茶(ロンジンチャ) 

中国で代表的な緑茶の一種であり、杭州の特産として知られている。中国の代表的な緑茶であるが、煎ることで茶葉の中の酵素を熱変性させ発酵を止めるので、茶葉は蒸してある日本の緑茶よりも緑ではなく、形も扁平形をしている。中国では墓参りの時期として有名な清明節(太陰太陽暦4月5日)前に採取した茶葉で作った龍井茶が高級品「明前茶」として扱われる。

山の斜面の茶畑は日本と似た風景

龍井茶は釜に押し付けられるようにして炒る。このオジサン「素手」ですっ! 葉が新鮮で浮いているので、吹いて避けながら少しずつ飲む。

飲み方は、コップに茶葉を入れ80〜90℃の熱湯を加える。お湯を注ぐと茶葉が立ち、湯の中で舞うように動く。「緑茶」と言っても、日本の緑茶とは製法が違うため香りや味も異なり、日本で蒸すところを中国では炒っているので、炒った豆のような香ばしい香りが楽しめる。苦味もややあるが、爽やかで気持ちの良い苦味。お茶を飲みながら、茶葉も食べるのが正式な飲み方。そして、茶をコップの二割程残した所でお湯を加えてゆき2〜3杯ほど飲む。味がなくなってきたところで茶葉もろとも捨てる。

私は聞いた事もなかったこの「龍井茶」。日本の緑茶とはまた違ったその味わいが気に入り、残った元を使い切るのにちょうど良かったので安めの物を購入してみた。(^_^)v

 

・・・さて。大きな事件もなくこれで旅の全行程が終了。そろそろ空港へ向かう時間。空港は市内の中心部から東へ約27kmの所にあり、約1時間かかった。

途中、銭塘江第一鉄橋を渡っている時に、窓越しに「六和塔」が見えた。

杭州市の南を流れる銭塘江のそばに立つ高さ60bの塔。北宋時代に銭塘江の高波を鎮めるために作った祈念塔は木とレンガを材料にした八角七層の塔だが、外からは十三層に見える。

是非、行ってみたい場所だったんだけど・・・こんなシルエットでしか見ることが出来なかったのは残念。(^_^;)

PM12:00、杭州蕭山国際空港に到着。

ガイドさんはチェックイン窓口には入る事が出来ないらしく、空港の入口でお別れ。あとは各自でチェックインして帰国する。

チェックインに30分 → 出国審査で15分。その後、搭乗口に到着するまで、私は1組のオバチャンに付きまとわれた(笑)。添乗員付きのツアーしか参加した事ない人だと、確かに分からない事ばかりだから仕方ないけど。(^_^;)

PM13:20、搭乗開始。

座席配置は2−3−2で、私の席は真ん中の3人掛けの席のド真ん中だった。両隣りが埋まっていたら窮屈だろうけど、幸い右隣りが空席だったので右へ移動してゆったりと過ごせた。

PM13:50、杭州空港発NH930便は、定刻通り離陸。

2時間40分程のフライト。 

周囲の席は、ツアーメンバーのオバチャン達ではなくサラリーマンばかりだったのでとても静かな空間だった。

on Demandの個人モニターなので、好きな番組を好きな時に観られる♪ 私は食事が終了したあと、映画「ミッドナイトイーグル」を見始めたのだけど、一番肝心なラストに差し掛かった時に飛行機が着陸態勢に入ってしまい番組終了・・・。ガーン・・・(-_-;) 結局、どういう結末なのか知らないまま(爆)。

PM17:35。定刻通りに成田空港到着。

夕方の一番混む時間帯のはずなのに、入国審査ゲートが半分閉鎖されており、外人も日本人も入り乱れて大混乱していたがなんとか通過し無事帰路に着いたのだった。。。

 

<END>


「毒入り餃子事件」やら「チベット暴動」やらで何かと世界を騒がせている中国で、初めての「団体ツアーに一人参加」。特に大きな事件や病気に遭わずに楽しんで来れた♪ 適度に世話焼きのオバチャン達が話しかけてくれたので淋しいと感じる事もなかったし(笑)。

初めて訪れる蘇州と杭州、二度目の上海。それぞれ特徴ある街で要所だけはきちんと押さえたツアーだったけど、やっぱり所々時間不足で物足りない感も残った。楽しみにしていた上海蟹も旬では無かったのでイメージ悪いままだし(笑)、もし、再度上海訪問する事があれば、絶対フリーで行きたいな〜☆