中国(上海〜蘇州〜杭州) '08.3.18〜21

3日目(3月20日) 〜その1〜

PM14:50。前回の上海観光の時にはまだ無名だった観光スポット「新天地」に到着。

 新天地 

今や上海の観光地として欠かせない存在になった新天地。上海近代建築のシンボルである「石庫門」建築を改造し旧フランス租界の街並を再現した娯楽施設として生まれ変わった。新天地の中を歩いているとまるでタイムスリップしたかのように、20世紀初頭の上海がそこにある。

2001年に第一期新天地(北里)が誕生。その後も開発は続いており、2002年には二期(南里)が完成、現在は三期を建設中である。

過去と現在が融合した華やかな空間。・・・とてもココが中国だとは思えない!地元の若者も多少居たけど、オープンカフェに座っているのは外国人ばかりで、まるでヨーロッパの街角のようだった。

ただ、端から端まで歩くだけなら10分程度の街なのに、無意味に40分も自由時間を与えられた・・・(^_^;)。一通り店内を覗いてみても時間が余った。「じゃ〜、のんびりお茶でもして時間潰すか〜」と思ってカフェを探したけど、スタバくらいしかないから激混みしていて、結局、ブラブラと歩き回って過ごした。 せっかく中国料理だけでなく世界各国の味覚が堪能できるレストランが多いのだから、ランチはここで自由に取らせてくれれば良かったのに・・・。

 

PM15:30、集合してバスに乗り込み駅へ向かう。いよいよ中国版の新幹線:弾丸に乗るのだ〜♪ 新天地から50分ほどで「上海南駅」に到着。

今まで海外の駅をあちこち利用してるけれど、アジアの他の国ともヨーロッパとも違った雰囲気だった。「新幹線」だから通常のホームとは違うのかもしれないけど・・・。

空港並みの荷物チェックのX線検査があり(→団体客なのでほとんどスルー(^_^;))、エスカレーターで下に降りると空港のような待合い室になっており、しばらくそこで待機する。

待合い室の様子 →

そして、発車15分前になると入ってきたゲートとは別の、ホーム側にあるゲートが開いて乗客が一斉にドーっ!と自分の車両に向かう。

PM16:40、発車。

2007年1月28日に開通した東北新幹線「はやて」をベースにした中国の高速列車「CRH2」。通称「弾丸」。在来線の上海〜南京、上海〜杭州を時速200〜250kmで走る。

← 車内の様子

16両編成の列車。私が乗ったのは2等車だけど、中国の列車のイメージとは全く違って車内はキレイだし静かだし、車内販売もあるし、座席はリクライニング式。さすがに日本の新幹線がベースなだけあって、全く不都合無し。窓の外の風景は畑や中国の田舎町という感じの風景が続くだけ。・・・当然、寝てしまった(笑)。

 

PM17:58、杭州駅到着。

同じ「こうしゅう」でも、「広州」は知っていたが、漢字違いの「杭州」という街があるなんて全く知らなかった(^_^;)。 中国随一の景勝地と言われるだけあって、予想よりも大きく賑やかな街だった。

「天に極楽があるように、地に蘇州と杭州がある」 とか 「生まれるなら蘇州、住むなら杭州、食べるなら広州、死ぬなら柳州」 とか、この杭州の街を称える言葉はきりがないらしい。

駅の様子 →

PM18:10、豪華なデラックスバスがお出迎え。 大抵のツアーの場合、最終訪問地のバスって旅の印象を良くするために豪華バスを使うのよね(笑)。20分程移動して、この旅最後のディナーのレストランに到着。

エレベーターの都合で先にレストラン入口に着いた数人のうち、ひとりのオバチャンが「トイレに行きたい!」と騒ぎ出し、近くに居た日本語の分からない店員に「トイレ、どこなの!?」と日本語で聞いていた(^_^;)。当然「?」顔の店員さん・・・。 ガイドさんはまだ来る気配が無かったので、私が通訳を買って出た。「トイレは何処ですか?」の中国語バージョンは頭の中に入っているので。(^_^)b 「今、何語喋ってたの?(@_@)」と驚くオバチャンを連れてトイレに行って、戻って来たら・・・、ガーン!(-_-;) メンバーが誰も居ない。。。慌てて周囲をキョロキョロしたら、1号車のメンバーを発見。きっと同じ部屋に違いないので後を着いて行って、無事、2号車のメンバーに合流。

最後の晩餐なので紹興酒サービス

杭州名物「東坡肉(トンポーロウ)

夕食は「杭州料理」。 <杭州名産の「龍井茶」の茶葉と海老を一緒に炒めた「龍井蝦仁」が特に有名。さらに、西湖産のじゅん菜のスープ「西湖純菜湯」、湖で捕れたソウギョの甘酢がけ「西湖醋魚」などもぜひ押さえておきたいメニュー> ・・・らしいけど、まぁ、格安ツアーなのでそこらへんのメニューは出なかったが(^_^;)、じっくり煮込んだ豚肉のとろけるような柔らかさと旨みが魅力の料理:杭州名物「東坡肉(トンポーロウ)はあった♪ 日本の家庭料理として人気の「豚肉の角煮」は、この東坡肉が原点らしい。

 

PM19:30、食後はオプショナルの「宋城ショー観賞」(←結構、豪華なショーらしい)に行く人とホテルに帰る人とに分かれる。私は当然ホテルへ。。。

私を含めた10名弱のチェックインはガイドさんがやってくれる。パスポートを預けてしばしロビーで待つ。。。が、ココでハプニング発生!! 私自身には全く関係無かったのだけど、どうやら1号車のメンバーの部屋が「予約されていない。」と言われたらしく、ガイドさんが猛抗議!長時間のすったもんだの末、なんとか部屋の確保は出来たらしいが、今度はその騒ぎの最中にそのメンバーのパスポートが行方不明になってしまったらしい!!(*_*) ガイドさん、更に激怒して大騒ぎに!!

とりあえず、関係ない人達は部屋に行って良いと言われ私も自分の部屋へ向かったが、・・・カードキーがうまく反応せずにドアが開かない。(-_-;) 今まで経験したあらゆる方法で試してみたけど、どうしても無反応。。。「ま、どうせ磁気が壊れてるか何かでしょ。」と諦め、エレベーター方面に向かおうとした時に向かいの部屋のツアーメンバーが部屋から出てきたので、ちょっと聞いてみた。どうやら、ただ単にカードキーを引き抜くタイミングが悪かっただけらしく、無事にドアオープン(笑)。

無事に部屋に入ったのも束の間、今度は部屋に届いているはずの荷物が見当たらない!も〜ぅ、ホントに困るんですけどっ!(怒) 私の部屋は5階だけど、ほとんどのメンバーの部屋は6階らしいので、「きっとそっちに全部持って行かれているに違いないっ!」と思い、エレベーターで6階へ。 そして、荷物を載せたカートを押すポーターさんを発見!案の定、私の荷物もそこにあった(-_-;) ポーターさんにはさすがに英語は通じるので、「コレ、私の荷物だから貰っていっていい?」と言い、下から引っぱり出してもらい無事荷物回収(^_^;)

PM20:30。いつものごとく、shinjiに禁止されているにも関わらず夜の散歩に出発(笑)。

ホテル隣りの建物の奥にスーパーを発見(笑)。最後の夜なのでお風呂上がりに1杯!と思いウロウロしてみたが(笑)、アルコール類は全く置いてなかったので、何も買わずにホテルに戻った。

ロビーでガイドさんを発見したので、先ほどの「パスポート紛失事件」のその後をちょっと聞いてみた。 あのあと、かなりの大騒ぎになり、相手は「預かったパスポートは全て返した!」と言い張るので全く話にならず、結局、レセプション上部に設置してある防犯ビデオをチェックして貰い、何故かレセプションの引き出しの中に片付けられていた事が判明したらしい。。。(-_-;)

4ツ星ホテルなのになんともお粗末続きで、ホテルスタッフと同じ中国人であるガイドさんでも、かなり激怒していた。。。

PM21:00過ぎに部屋に戻り、シャワーを浴び、荷物整理をしたりしながら過ごしたあと、就寝・・・zzz

 

  


★ホテル情報★ 

杭州皇冠大酒店 Crown Plaza Hangzhou ★★★★

 

欧風でゴージャスな四つ星ホテル。12階建ての建物には、「金賞大堂」と呼ばれるホールがあり金色に輝いている。客室は218室あり、国際空港まで4km、駅まで1.5kmとアクセスも便利。西湖までは4.5kmと観光客にも便利なホテル。

格安ツアーにひとり参加なのに、この豪華さは勿体ない〜!! お洒落なミニバーにミネラルウォーターのポットはあるし、バスローブもあるし、履き心地はあまり良くないがスリッパもあるし、アメニティーもタオル類も一通り揃っているし、4ツ星らしい設備! ・・・難点をあげると、セーフティーBOXが部屋にない。あと、致命的なのが冷蔵庫が無い・・・。「中身が入ってない」ではなく「冷蔵庫自体が設置されてない」。1泊だけだったから許せるけど、真夏だったらかなり厳しいかも・・・(^_^;) 帰国後に調べた所、<10階の行政フロアに限り冷蔵庫の中の飲料は無料>と書かれていたので、たまたま格安ツアーだったから「冷蔵庫無しの部屋」になったのかもしれない・・・。