南の島・フィジーでバカンス♪('03.8.7〜14)

2日目(8月8日)〜その1〜

久しぶりに機上のほとんどの時間が揺れていたため、やや寝不足のまま朝食の時間になってしまった。。。

パンケーキ&ワッフル、フルーツといった簡単な朝食。ワッフルはメープルシロップ付きでなかなかおいしかった♪

朝食を食べ終わった頃、空が明るくなり始めた。

いつも機内では着陸直前まで爆睡している私だが(^_^;)、今回は初めて機内から朝日を見ることが出来た。刻々と変化していく空の色、そして雲海の中から顔を出した眩しい朝日。。。成田でのチェックインの際に、座席を中央の列から窓際の席に変えてもらって良かった〜♪

AM6:55。定刻通り、フィジー共和国・ナンディ国際空港到着。

← 飛行機から空港ビルまでは、こんな感じの窓も壁もない通路を渡る。う〜ん、いきなり南国らしい雰囲気。

入国審査場には窓口がたった3ヶ所しかないため、非常に混んでいてなかなか列が進まない・・・。しかも、係官もとてもスローペース。。。「フィジアンタイムにイライラしないように」とガイドブックにも書かれていたが、いきなりの洗礼だった。でも、このときはまだ、この「フィジアンタイム」がこの先も延々と続くとは信じていなかったのだった・・・(^_^;)

荷物をピックアップするまで約1時間。この時点で時刻は既にAM7:45!マナ島へ渡る飛行機は確かAM8:00発のはず。重いスーツケースを引っ張ってバタバタと走った。

やっと空港の外へ出ると、「Bula(こんにちは)!」と陽気なフィジアン達がお出迎え。そして、真っ白い小さな貝殻で出来たレイを首にかけてもらったが、こんな呑気なコトしてる時間はないはず!?そのまま、現地の担当旅行社のカウンターへ連れて行かれた。ここからは日本人の係員「白石さん」に交替。名前の確認と旅行中の案内などをしてもらい、「さあ、搭乗か?」と思ったら、この白石さんもかなり呑気なもので、「両替は済まされましたか?まだでしたら、あちらの銀行で出来ますよ〜。離島に渡るとホテルによっては日本円は両替出来ない所もありますよ。」などと説明された。「時間は大丈夫なんですか?」と確認すると、「ちょっと遅れるみたいなので・・・」とのこと。じゃ、とりあえず両替するか・・・と銀行窓口へ向かった。

案の定、この窓口もとてものんびり。。。しかも、私達の前の学生さんらしき3人組は何故か「米ドル」のトラベラーズチェックをひとりずつ両替してもらっているので、とても時間がかかる!!!時計を気にしながらイライラしているとやっと私の順番。カウンターの中には「ようこそいらっしゃいました」と表に日本語で書かれた1万円分のフィジードルの入った封筒がたくさん用意されていた。封筒の表面には手数料と思われる5ドル紙幣がホチキス止めされていて、私が1万円を差し出すと、その5ドル紙幣をはずして封筒を渡された。なんで出来上がっている物を渡すのに、こんなに時間がかかるのだろう???とても疑問・・・。これも「フィジアン」だから???

AM8:00。本当ならマナ島へ向けて飛行機が飛んでいるはずの時間なのに、いまだにチェックインすら済んでいない。。。マナ島を含めた離島へ渡る人々、全員の両替が済んだところで、やっと国内線ロビーへと移動。

国内線ターミナル

チェックインカウンターでは、チェックインと同時に荷物の重さはもちろんだが、何故かひとりひとり体重が測られる・・・。理由は搭乗する飛行機を見れば納得!

写真内の左側の女性が現地係員の白石さん。右側の台に昇っている状態の女性がただいま体重測定中・・・。

「さあ!やっとマナ島へ渡れる〜♪」と、喜んだのも束の間、白石さんから「1時間くらい遅れるそうです。」との報告。ターミナル内には本当に小さな喫茶店くらいしかないので時間を潰すのも困る・・・。

とりあえず、フィジーでの初めてのお買い物。ミネラルウォーターを購入(笑)。

ボトルが南国風でかわいいので、記念に持ち帰ることにした。

ベンチでボーっと過ごすこと1時間。こんなに待ったのに、まだ飛行機の準備が出来ないらしい・・・。一体どんな飛行機なのだ!?

いつになるか分からない搭乗時間を待つ間に、白石さんとフィジーについてのちょっとだけお勉強。

フィジーの人種構成は2002年の統計によると、先住民族であるフィジー人の割合は47.8%。残りのうち47.4%はなんとインド人!フィジーに最初にインド人が来島したのは1879年。当時、インドもフィジーもイギリス植民地下にあり、イギリスはフィジーにサトウキビプランテーションを開いてその労働力として、同じく支配下にあったインドから人々を移住させたのだ。

のんびり屋でマイペースのフィジー人に比べ、働き者で経済的意識の強いインド人の方が、使いやすかったらしい。その後、移住者は増え、契約が切れたあともフィジーを気に入って定住するインド人が多かったため、現在の人種構成に至った。

実際、ナンディの街のほとんどの商店はインド人が経営している。フィジー人が経営すると親戚や友達が来たときに「あれもこれも、持っていっていいよ〜♪」とドンドン渡してしまい、利益にならないらしい(笑)。

ついでに、外国人から見たフィジー人とインド人の見分け方も教えてもらった。パッと見ただけでは、両方とも「黒人」にしか見えない。ポイントは髪質。フィジー人は生まれつき男性も女性も「アフロヘアー」。インド人は普通の髪質なので、ココで見分けるらしい。更に、私自身が感じた見分け方(笑)。フィジー人は気持ちがおおらかなせいか、身体がかなり大きい!!!インド人は大抵細身だった。

時刻はそろそろ9:30を過ぎようとしている・・・。一体、いつになったらマナ島へ渡れるのか???

白石さんから「航空会社から飛行機が遅れるお詫びとして、サンドイッチと飲み物のサービスがありますので、あちらの売店でお好きな物を頂いて来てくださ〜い!」と声が掛かった。

「実はもともと8時発の飛行機はなくて、日程表には余裕をもたせて8時と書いてあっただけなのでは?」と疑い始めていた私だが、本当に遅れていたらしい(笑)。とりあえず、「ラッキー♪昼食にちょうど良いわ〜♪」と、バタバタと売店へ向かって、好きな物を指さしで頂いて来た。売店の人達は、たくさんの客が一度にやって来て、メモを取りながら大わらわの様子だった。

AM10:00ちょっと前。やっと飛行機が準備出来たらしい。

まず4組だけが名前を呼ばれた。特にチケットなども渡されずに搭乗口(と、いうほど大きくもないが・・・)へ。。。

目の前には小型プロペラ機が1台あるのみ。

私の目には、「人間用」というより「荷物用」の飛行機にしか見えなかった(笑)。「まさか。コレに乗るの!?」とキョロキョロしてみたが、他に飛行機の気配はない。。。するとおじさんが手招きをして、乗るように言っている。

出入り口は前方と後方の両側にあるが、チケットがないので、座席は適当。覗いてみるとややボロイけど、一応シートベルトも付いた座席が8席あるのみ。

確かにこのサイズの飛行機になると、「重量調整」は必要だと感じる。あまりにもアンバランスな体重の人が乗り込むと微妙に傾きそうだ。チェックイン時に荷物の重さだけでなく、恥ずかしいながらも体重を測定された理由に納得。。。(^_^;) でも、そこまでやるなら、きちんと座席指定もして欲しいところだが。。。

8人の乗客(全員日本人)が乗り込むと、機内はギュウギュウ・・・。天井も低い・・・。運転席に先程のおじさんが座り、エンジンスタート。

窓の外、すぐのところでプロペラがブンブン回り、音もものスゴイ!!!「ホントにこんなのが空を飛ぶのだろうか?」「燃料は足りるのだろうか?」「そういえば、私達の荷物は一体どこへ行った?」などといろんなコトが頭の中を駆け巡った・・・。

ちょっとだけ不安な私を乗せた飛行機は、たいした距離を滑走しないまま離陸

(↑上の写真をclickすると、マナ島までの空の旅へ出掛けられます♪)

AM10:15。ナンディで2時間以上待たされたが、わずか10分ほどのフライトでマナ島へ無事着陸。ところで搭乗したこの飛行機。何故、2時間も遅れたのかは結局分からないままだった・・・。

滑走路脇のフィジアン音楽の流れる待合室(?笑)で、ホテルスタッフのお迎えを待つ。。。