空港(?)の待合室(??)でお迎えを待つこと更に30分以上。。。
さすがに、この頃には「フィジアンタイム」にもだいぶ慣れて来ていたが、途中でしびれを切らし、その場にいた従業員(アフロヘアーなのできっとフィジー人)に聞いてみたが、「リムジンが迎えに来るよ〜(笑)♪」(ちなみにフィジーの公用語は英語)と、あいかわらずの陽気な返事だった。 やがて、森の奥からガタゴトとトラクター風の乗り物がやって来た。コレがお迎えの豪華「リムジン」らしい(笑)。 運転手さんは鼻歌混じりでお気楽運転。車内は綺麗に板張りされているが、道が舗装されていないので、ガタガタと揺れてお尻が痛い・・・。 |
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AM10:50。ホテルレセプション前に到着。
ギターを抱えたフィジアン達がフィジー音楽でお出迎え。その奥から、日本人従業員の「SACHIKOさん」が登場。そのまま、メインダイニング「Mamanuca Restaurant」脇にあるラウンジに連れて行かれ、ソファーに座ってチェックインや島内についての説明があった。
チェックインは正式にはPM2:00なのだが、手続きはAM11:00から可能。しかし、部屋の掃除が終了しているかどうかは分からないので(←いかにもフィジーらしい・・・)、部屋番号だけ確認し、12時頃にもう一度レセプションに行き、カウンターにカギがあれば部屋に入れる。次に荷物。これは別便で来ているはずなので、レセプション前の「ポーターブレ(荷物置き場)」で自分の荷物を確認し、そこにいるポーターさんに部屋番号を伝えれば部屋前まで運んで置いてくれる。。。という段取りになっている。
とりあえず、チェックイン時間まではそんなに時間が余ってなくて助かった・・・。この数日後にマナ島へやって来た日本人達は、飛行機がちゃんと予定時刻に飛んだらしく(笑)早朝9時頃に到着したが、チェックインも出来ず、もちろん部屋にも入れず、このメインダイニングのソファーでトドのように寝ていた。。。
説明の後、チェックイン手続きを済ませ、30分ほど島内の地図を持ってフラフラしてAM11:45頃、レセプションに寄ってみた。
島内では、夜のアトラクションのビンゴカードと郵便切手だけは現金だが、その他の全てがルームチャージOKなので、貴重品をセイフティーボックスに預けるつもりで寄ったのだが、カウンター上に私達の部屋番号「18」が書かれたカギを発見!運良く、かなり早めに部屋に入れることになった♪
今回の宿泊で選んだ部屋は、「ガーデンブレ」というタイプ。(日本で言うとバンガロータイプになるのかな?)「Bule(ブレ)」とはフィジー語で「伝統的家屋」の意味。一部屋一部屋が独立した建物。リゾート内には普通のホテルタイプの部屋もあるのだが、そちらは値段が高いし、出来ればフィジーの民家と同じ造りの部屋で南国気分を味わいたかったので、このタイプを選んだ♪「18番」のブレは、メインダイニングの目と鼻の先に位置していた。リゾート内のかなり奥の方までブレは建っているが、偶然にも一番便利な場所で良かった!これも半年以上前から予約していたからかな(^_^;)? ちなみに、私達の荷物はこの時間にもかかわらずちゃんと届いていた(笑)。普通のコトなのだが、フィジー人が運んでいると思えばビックリする事態(^_^)。(島内の様子やブレ内の様子は「HOTEL」のページに掲載)
時刻はちょうどお昼。空港でもらってきたサンドイッチとジュースで昼食を済まして、ここまでの疲れを癒すために少々お昼寝Time・・・zzz。団体観光などがないリゾート旅行では、「お昼寝」もひとつの楽しみ♪
ちなみに、このリゾート内の部屋にはTVは置いていない(一番値段が高い「ハネムーンブレ」にはCDプレーヤーはあるらしい)。聞こえてくるのは、波の音と鳥の声、そしてたまに聞こえるフィジー人の談笑・・・。そんな空気の中でこの先5日間は過ぎていった。。。普段の生活でかなりの「TVっ子」である私にとって最初はとても寂しい気がしたが、数日経つうちに「フィジアンタイム」同様に慣れていた。
PM2:00。おもむろに目を覚まして、水着に着替えて島内マップ持参で出発!
ビーチで使用する「ビーチタオル」は部屋に備え付けのタオルとは別に「リネンブレ」という建物内で無料で借りることが出来る(ラジオも貸し出ししているらしい)。一応、担当のおばちゃんは居るが、電話をしていたり、ラジオに合わせて唄を歌っていたりして、どうみても「働いている」様子ではなかった(笑)。。。机の上にあるノートに、部屋番号と枚数と借りた時間を自分で記入すると、おばちゃんが建物の奥からバスタオルよりも大きなビーチタオルを持ってきてくれた。
借りたビーチタオルを持ってビーチへ出発。
マナ島内で観光客が立ち入ることが出来るビーチは3ヶ所。「North Beach」 「South Beach」 「Sunset Beach」 それぞれ特徴があるのだが、結局、滑走路を越えて森の中を延々と歩かなくては辿り着けない「Sunset Beach」には一度も行かなかった。。。滞在中1日も夕方は快晴にはならなかったので、きっと素晴らしいと噂のSunsetは見れなかっただろうから良いということで・・・(^_^;)
とりあえずまだ初日なので、散歩がてら両方のビーチの写真だけちょこっと撮影して、部屋から近い「ノースビーチ」の方でのんびりすることにした。(ビーチの詳しい様子は今後紹介します♪)
North Beach |
South Beach |
日本のお盆休み前にあたるので、宿泊客はかなり多いはずなのだが、何故かビーチには人の姿がない・・・。バナナボートとかパラセイリングとかのアクティビティーは「サウスビーチ」でしか出来ないので、あちらのビーチには多少の人がいたけど、この日のノースビーチに居たのは私達と白人親子くらいだった。
別に海水が冷たいわけでもないので、早速ジャブジャブと入ってみる。すると、膝くらいの深さのところでも魚がウヨウヨ泳いでいるのだ!!!慌てて一旦部屋に戻り、機内食で食べ残したパンを持って再び海へ。。。まあ♪魚達が寄って来るわ来るわ(@_@)あっという間に数10匹の魚達に囲まれてしまった。それを見ていた近くに居た白人の子供達も寄ってきて一緒に餌付け。感激〜♪
しかしこの日はまだ、島の様子も海の様子も良く分からないので、シュノーケルセットは借りずにただ泳いでいただけ。しかも、私はそれほど泳ぎが得意ではないので、腰の深さくらいの場所までしか行かなかった。翌日以降、シュノーケルセットを借りてからは更なる感激が待っているのだった。
本を読んだり、海に入って魚達と戯れたりしながら日が暮れ始めるPM5:00頃までこのノースビーチで過ごし、部屋に戻ることにした。
ビーチタオルを返そうと「リネンブレ」に行って、そこに居たおばちゃんに渡そうとすると、「部屋番号は?」と聞かれ、おばちゃんはノートをパラパラめくった。そして私達が借りた時間を確認すると、「部屋に持って帰って!」だって。。。「もしかして、滞在中1枚しか貸してくれないのかしら?自分で洗濯するのかな?」と疑問に思いながらも部屋に戻ったが、実はコレにはちゃんとした理由があった。
リゾート内で使われる水は、全てリゾートの隅にある再利用施設で処理されリサイクルされていて、もちろん電気も自家発電でまかなっている。そのため、少しでも無駄な水や電力は使わないように、部屋にあるバスタオル、ハンドタオルなども洗濯の必要がある物のみ、洗面所の床に置いておくというシステムになっている。 部屋にあったリゾートの案内冊子でこのことを知って納得。リネンブレで「持ち帰って」と言われたのは、きっと、「まだ2時間くらいしか使用していないビーチタオルは、洗濯する必要がない」ということだったのだろう。日本では全く気にもしなかった「資源の大切さ」を、この南の島で痛感したのだった。