ホンダさんに言われた通りに、飛行機を降りた場所に全員集合。３７人でゾロゾロと入国審査へ向かう。いかにも観光客風な団体なので、係官から誰も何も聞かれることなく、あいかわらずの入国スタンプ無しでフランスへ入国。
通常はこのあと自分の荷物を自分で持って移動・・・となるところだが、団体ツアーの良い所(^_^)vポーターさんが全員の荷物をまとめて運んでくれるのだ♪ でもその山積みの仕方は、自分の荷物が一番下でも上でもちょっと心配・・・(^_^;)。

乗り継ぎ手続きの手伝いのため、現地ガイドの日本人のオジサンも一緒に乗り込んで来た。さすがにこの大所帯。ホンダさんひとりで対応するのは大変なので手分けをするらしく、この後も要所要所では現地のヘルプさんが来ていた。 「パリへようこそ〜♪」とノリノリのガイドさん。今回、パリには乗り継ぎだけの滞在なのに、ダジャレいっぱいで案内をしていたが、別にパリ市内を通過するわけでも無いので、私は眠くて眠くてボーっと過ごしていた。でもそんな私に比べて、オバサン達ってスゴイ！１４時間以上のフライトだったっていうのに元気いっぱいで、つまらないダジャレにもきちんと対応して大笑いをしていた・・・(-_-;)。

オルリー空港はそれほど大きい空港ではないので、あまり店もないし、しかもまだ早朝なので開いている店は喫茶店と売店くらい・・・(>_<)　とりあえず海外旅行で必需品のミネラルウォーターを買っておかなくちゃ！売店へ行くと、同じく水をもとめて売店にやってきた同じツアーのオバサン達がいた。オバサン達が無言で店員さんの後ろのショーケースにある水を指して「One！」とだけ言ってるのを見て、さすがにそれよりはまともな英語で注文が出来る私だけど、やはりそれ以上を目指したい！　ニューカレドニアに行った時にある程度のフランス語は覚えていたので、ここぞとばかりにフランス語で注文してみたら、あっさりと２本購入(^_^)v。脇で見ていた母親は「店員さんも、さっきのオバサンの時と違ってうれしそうだったよ〜♪」と感動していた（笑）。やはり、なるべくその土地の言語を使わないと旅は面白くないもの〜(^_-)。

搭乗口周辺だけでなく、手荷物検査場以降の場所はものすごい人で溢れかえり、階段やその下も座り込む人がいっぱい居る！しかも現在時刻は８時になるというのに、搭乗口の上方のモニターにはまだ６時台のフライト案内が出ている。一体何が起きているの？構内アナウンスで何か言ってるけど、フランス語のみなので全く分からない(>_<)。

そろそろ搭乗開始時間。予定時間通りに搭乗口に集まったツアーメンバーにホンダさんからとんでもない発表があった。「今朝の始発便から管制塔がストを行っているので、私達の乗る予定の便も今のところ何時発になるか分かりません。再度、１時間後にココに集合して下さい。」　なに〜〜〜！(@_@)管制塔がストだって〜！？空港業務で一番重要な管制塔がそんなことして許されるわけ〜！？　・・・それが許されるらしい、ここフランスでは。現に前日には国鉄がストを行い、その後遺症がこの時間でも残っているとのコトだった。しかも、日本のように事前に予告したりはせず、突然その朝からストに入るものらしい(^_^;)。　別にホンダさんのせいではないし、フランス人もおとなしく待ってることだし、待つしかないのよね・・・。仕方なく、私達もフランス人達と一緒に階段の下に座り込み１時間を過ごした。。。でも、この時ばかりは「ツアーで良かった〜(^_^;)」と思った。個人旅行だったら、この状況を把握するのにもっと時間がかかったと思う。。。

再びさっきの階段下に戻り待つことに。。。予定では今頃、飛行機の中で軽食が配られている時間のはず・・・そう思ったら突然お腹が空いてきた（笑）。ヨロヨロと搭乗口近くのマフィン屋さんに向かった。チョコレートマフィンを買うだけなのに、疲労と頭の栄養不足のためフランス語を使うことが出来ず、普通に英語で注文してしまった・・・(^_^;)

いつも、熟睡していても食事の時にはきちんと自分の席の何列か前までカートが来ると目が覚める私。本能？(^_^;)　軽食のメニューはクロワッサン＆ドリンクだった。 パリからニースまでは、スイス、イタリアとの国境付近を通過するので、窓の外にはアルプスの山並みが綺麗に見えていた。もしかしたらアルプスの最高峰・モンブラン(4807m)も見えていたのかも。。。？