南フランス&イタリア ('04.1.19〜26)

 

5日目(1月23日)

今日はフィレンツェからローマまで320km、約4時間半の大移動日。団体ツアーでお決まりの人間より先の「荷物収集」があるので、AM6:15にモーニングコールが鳴り、AM7:00に部屋の外に荷物を出し朝食会場へ。メニューは当然前日と同じ・・・あいかわらず硬いパンと薄〜いコーヒー(=_=)。ふと見ると、昨日は外のバールで朝食を食べたと言っていたホンダさんが居た。今日は外のバールは休みだったらしい(^_^;) 人の話を聞かないオバサン達は、ホンダさんに何度も「何時集合?」と確認していた。前日に時間が書かれた紙を渡されているはずなんですけどねぇ〜・・・(-_-#)

 

AM8:00ホテルロビー集合。ローマまでの道中、トイレ休憩は2回。1回目は「イタリアンマーケット」。DFSまではいかないけど、いわゆる大きな「イタリア土産屋」さん。次々に観光バスがやってきていたが、全て日本人客だった。完全に日本人ターゲットの店(笑)。ホンダさんオススメの「イカスミパスタ」はものすごい売れ行きだった。
この店でちょっとした口論から母親がへそを曲げてしまい、買い物途中でバスに戻ってしまった。。。友達との旅行だったらちょっとは遠慮する場面でも、身内だと遠慮無くなるからねぇ〜(^_^;) まあ、私が居なければ買い物も出来ないだろうし、トイレすらも行けないだろうから、そのうち必要なら何か言ってくるだろうと放っておくことにした。(・・・しかし、さすが我が母親。頑固さは私以上!結局、この日1日ほとんど口を利かなかったのだ・・・(^_^;))
とりあえず自分の買い物を済ませよう〜♪とレジに行き、カードで支払いを済ませ、バスに乗り込んだ。・・・ここで私の旅行に付き物の「プチトラブル」発生! レジで渡されたレシートの明細を確認していたらどうも何かが違う!母親が私のカゴに入れた「6箱セット」のチョコが2回カウントされている気がする。。。レジ打ちのオジサンに悪気は無かったと思うが、たくさんの日本人でごった返していて店内をバタバタしていたからきっと間違ったんだ!少額だったら「イタリアに寄付した」気分にもなれるが、よりによって私の買い物カゴの中味のうち一番高いお土産で、40ユーロ近く・・・つまり日本円で5000円くらいにはなる!この金額はどうしても見過ごす訳には行かない! ツアーメンバーはほとんどバスに乗っていたが、ホンダさんもまだ店内に居るようだったので文句を言いに行くことにした。
買ったままのビニール袋とレシートを持って店内へ。レジには長蛇の列・・・。列の後ろに並んでいたら日が暮れる。それにクレジットカードで買っちゃったから手続きが複雑になりそうなので、ひとりで文句を言うにはきっと会話のレベルが高すぎる(^_^;)。・・・ということで、迷わず添乗員さんにも助けてもらうコトにした(笑)。「ホンダさ〜ん!」と声を掛け事態を説明し、レジのオジサンの元へ行き、行列を無視して割り込んで(^_^;)ふたりで英語で事情を説明。すると、オジサンはすんなり非を認め、間違って打った分を「現金」で返してくれた。 クレジットカードの引き落とし金額は変わらないが、「そろそろ両替しなくちゃ〜」と思っていた私は、運良く「両替手数料無し」で¥5000ほどのユーロの現金を手に入れたことになる。ラッキー♪(^_^)v
AM11:50。2回目の休憩はサービスエリア。

ココでのホンダさんのオススメはエスプレッソ入りのチョコレート「Pocket Coffee」(右の写真)。ホンダさんがあちこちの添乗先で買ったお土産の中でも、ホンダさんの御母様絶賛の一品とのコト。しかも5粒入りでたった1.05ユーロと格安!「ご近所に配るのには最適です!」と言っていた。

この話を聞いてオバサン達が買わない訳がない(笑)。私は5箱だけ買ってみたが、オバサン達はひとり20箱以上買っていて、店内のこのチョコレートは完売していた・・・(^_^;) 早速バスの中で食べてみたが、確かに美味しい!!!チョコの中にエスプレッソコーヒーの液体が入っていて、その苦みとチョコの甘みの具合が素晴らしい♪(ちなみに、ローマ市内のスーパーでも売っていた)

 

2回目のトイレ休憩後、一路ローマへ。。。バス車内では、そろそろ外国料理に飽きてきた一部のオバサン達が、持参した「海苔煎餅」や「あんこ菓子」を配りまくっていた・・・(笑)。

 

PM12:40。ローマ中心部、テルミニ駅に到着。午後の市内観光の現地ガイドさんと合流する13:55まで、お昼を兼ねて1時間ほどの自由行動。
私は、あいかわらず機嫌が悪く全く喋らない母親と共に駅構内にあるセルフサービスレストランで食べることに。。。時間もあまり無いので、ツアーメンバーのうち数組がココで食事を摂っていた。

パスタ(1品3.6ユーロ)、フルーツマチェドニア(2.5ユーロ)、ミネラルウォーター(1.1ユーロ)。一応、その場でお好みのパスタとお好みのソースを和えてくれるのだが、あらかじめ茹でてあるパスタを使用しているので、まあそれなりのお味。。。

PM13:55。トイレに行ったあと解散した場所でしばらく待っていたが、だれ〜も来る気配がない。。。いくらなんでもひとりも来ないのは変だ!と思い、バスのほうにちょっと歩いて行ったらみんなが居た・・・どうやら「集合場所はバス」だったらしい(^_^;)。ホンダさんに探される前に気付いて良かった(爆)。その後、現地ガイドの「おだて上手のちょっとオカマっぽいオジサン」登場。同時にこの頃から小雨がパラつく空模様になってきた。。。一旦バスに乗り少し移動してからバスを降り、その後は徒歩で簡単な市内観光。

 

〜 Fontana di Trevi (トレヴィの泉) 〜

肩ごしにコインを投げ入れると、ローマにまた来ることが出来るという伝説で知られているローマで最も規模の大きい噴水。もとは古代ローマ時代に造られたアグリッパ作の水道「アクア・ヴェルジネ(処女の泉)」の放水口がここにあった。18世紀前半の教皇クレメンス12世の時代に再建計画が本格化し、1762年ジュゼッペ・バンニーニが完成させた。

舞台を思わせる泉を構成するのはポーリ宮の壁面と神話をモチーフにした彫刻、満々とたたえられた水、水底に投げ入れられたコインにより散乱する光。。。

中央に立つのは海の神ネプチューン。左右に分かれた従順な馬と荒れ馬は、動と静の2つの海の状態を表しているとされる。

トレヴィの泉は、その豪華な舞台のような場所には似つかわしくないような細〜い路地の先にあった。ここでの自由時間はたった15分。彫刻ひとつひとつをじっくり見ていたい所だけど、小雨は降ってるし、観光客は多いし、とりあえず写真を撮ってコインを投げるだけで終了。そのまま徒歩で、今度は「スペイン広場」へ移動して20分ほどの自由行動。

〜 Piazza di Spagna (スペイン広場) 〜

ローマを代表する観光名所のひとつ。世界中から観光客が訪れ、花屋の屋台や似顔絵描きが活気を添える。17世紀にスペイン大使館があったことからこの名が付いた。

スペイン広場のシンボルとも呼べる137段の「トリニタ・ディ・モンティ階段」、通称「スペイン階段」

映画「ローマの休日」でオードリー・ヘップバーンがジェラート片手に腰掛けるシーンが有名だが、現在は飲食禁止。

階段を下りた正面にあるのは、小舟をかたどった「バルカッチャの噴水」。バロックの彫刻家ベルニーニの父ピエトロの手によるもの。

噴水の脇で腰掛けて休んでいたら、白人の観光客に「写真撮ってもらえます?」と声を掛けられた。スペイン階段をバックに1枚撮ってあげて、代わりに私と母も撮ってもらった。こういう交流があるのも観光地ならでは(*^_^*)

PM15:10、再び集合。

スペイン広場周辺はローマで最も洗練されたショッピング街でもあり、高級ブランド店が軒を連ねるコンドッティ通りもある。案の定、たった20分だけの自由時間なのに、ツアーメンバーの半数以上が集合時にブランド店の紙袋を持っていた・・・(@_@)

10分ほど歩いてバスへ戻り、「コロッセオ」付近まで移動。(コロッセオは後日訪れるのでここでは詳細は省略します・・・)

コロッセオ北側の丘の上で10分ほど写真タイム。近くでペルー難民の集会が行われていて数軒の屋台が出ていた。ステーキ風のとてもいい匂いがしていたけど、さすがに露店で肉は買えない・・・(笑)。

 

その後、バスは「カラカラ浴場」の脇を通り過ぎ、またもや日本人専用のお土産屋に到着。ここで40分ほどの買い物タイム・・・。この時にはかなりの雨降りになっていたので、何処にも逃げられずに店内でブラブラ。母親と店内の待ち合わせ場所を決めておいて別行動していたが、集合時間になっても姿が見えない!店内をキョロキョロ探していたら、勝手に外で待っていた・・・。この時点で私の頭はブチッ(-_-#)。更に会話が無くなる二人・・・。

 

PM4:50、お土産屋を出発し、10分ほどでホテルに到着。いつも通りに部屋の鍵を渡され簡単な説明があった後、解散。・・・しかしここで、またしてもプチトラブルが発生。渡された鍵に書かれたルームナンバーは4729。数名のメンバーと共にエレベーターホールへ行って4階のボタンを押し、着いた4階の部屋案内板には何故か「2000番台」の部屋しかない・・・。「?。そっか〜。もしかしてヨーロッパ式の数え方か・・・。」と下の階に行ってみたが、やはり「4000番台」の部屋は何処にも無い。みんなで「???」。全く分からないのでとりあえずフロントに戻ったら、慌てたホンダさんの姿が・・・。ホンダさんの案内で向かった場所は、ほとんど壁にしか見えないまるで隠し扉のような自動ドアの先に薄暗く寒い廊下が伸びていて、その廊下の先の古いエレベーターホール。そして4階のボタンを押して着いた階に目指す部屋があった・・・。いかにも「改装前の旧館」って感じ。ホテル自体は4つ星だけど、コレじゃ詐欺だぁ〜!
母親は部屋に着くなり寝てしまい、PM8時頃まで起きなかった。慣れない海外旅行でそろそろ疲れが溜まってきていたのかもしれない・・・(-_-;) 夕食は近所のレストランでとも考えていたけど、この日はレストランに行ってもお互い楽しい食事にはなりそうもないので、緊急用に持参してきていたカップラーメンで済ますことにした。通常の4ツ星レベルのホテルなら湯沸かしポットくらいあるもんだけど、残念ながらこの部屋には無い。仕方なく、一応カップラーメンも持参して1階のバーまでお湯をもらいに行くことに。。。
シーズンオフの為なのか、フロント周辺もバーにも人っ子ひとり居ない!こんな雰囲気だと、逆に従業員全員の注目を浴びているようで、お湯をもらうのもなんだか気が引ける。。。でも、今さらそんなことも言っていられないので、バーに居たお姉さんにとりあえず英語でお湯が欲しいことを伝えたら手を差し出された。私はてっきりポットに入ったお湯がもらえるものだと思っていたけど、どうやら直接カップラーメンにお湯を入れてくれるらしい。「親切じゃな〜い♪」と喜んで渡したが、途中で急に不安になった。。。封も開けずに本体を渡したけど、日本のカップラーメンの作り方、知ってるの??? ドキドキしながら待つこと数分。偶然にも中にスープやかやくの小袋が入ってないタイプのカップラーメンだったので、そのままお湯を入れるだけだから間違いは無かったらしい。まぁ、お湯の量は「内側の線まで」入ってはいなかったけど(笑)。 受け取ったカップラーメンを持って、隠し扉のような自動ドアを通過し、寒い廊下をトコトコ歩き、部屋に着いた頃にはちょうど3分を経過していた(^_^;)。
黙々とラーメンを食べて、翌日は開館前に「ヴァチカン美術館」に並ぶ予定なので、早々に就寝・・・zzz

 

〜 ホテル情報 〜

ERGIFE PALACE HOTEL ★★★★

4ツ星ホテルと言っても、格安ツアーの宿泊だと別館になるらしい・・・(^_^;) 冷蔵庫は壊れていて使えないし、セーフティBOXは部屋には無い。浴室のタオルは、「タオル」と言うより「シーツ」のように薄くてパリパリした布だった(>_<)

唯一良かった点は、ベッドに横になった状態で見やすい位置の壁にTVが埋め込まれていたコトくらいかな。。。