ケルンは、古くからライン河の水運とドイツ南北を結ぶ陸路の要衝として栄えた街。街のシンボル「大聖堂 Dom」が、この街の繁栄を象徴するかのようにライン河越しに堂々を建っている。
AM10:00 市バスに乗り、ケルン市内へ。
私が日本で手に入れた「ユーレイルパス」は、ケルン市内の市電や市バスには乗れないので、ケルン市内の乗り換えの中心地「Neumarkt」へ行き、定期券販売所のような所で、月曜日から次の週の月曜のPM12:00まで使用出来る1週間定期券「Wochen Ticket」を購入(13.95ユーロ)。 利用可能エリアにより値段が違うらしいが、これで国鉄の駅からよだのお家までは、いちいち切符を買わずに往復が出来るようになった!
でも、このチケットって、裏に自分の名前と住所を書かなくちゃならないので、きっと観光客では買えない気がする・・・。
今日はまず、ケルン近郊の街「ブリュール」に、世界遺産のお城を観に行くので、列車の時間を確認に行く。発車まで30分ほど時間があったので、駅前にあるケルンの偉大な世界遺産「Dom」を観に行くことにする。
ケルンのシンボル。2本の尖塔は高さ157m。真下から見上げると、てっぺんが分からないくらい高い!入場料は無料なのでそのまま中に入ったが、足を踏み入れた瞬間に愕然とした。。。
内部もものすごい迫力!感動とか感激とかの言葉では足りないくらい!堂内の広さも、ステンドグラスの複雑さも、柱の彫刻も、全てが今まで私が見たことがないほどの素晴らしさだった。しばし呆然。。。落ちついてから写真を撮ってもいいことに気付き、何枚か撮ったが、きっと写真では全てを伝えることは難しいと思う。。。
・・・ちなみに私はチャレンジしませんでしたが、南側の塔には509段の階段があり、95mの展望台へ上がれるらしいです。
感動して出てくる際に、修学旅行であろうドイツ人の子供達とすれ違った。私達のことを見るなり、馬鹿にしたような声で「ニイハオ〜」と言われた。。。ドイツ人から見たら、中国も日本もあまり変わらないのだろうけど、ちょっとイヤ〜な思いをした瞬間・・・。
でも、ドイツ国内にはたくさんの外国人が住んでいる。白人、黒人、アラブ人そして東洋人・・・。なので、私が街中を歩いていても、「日本国内を歩く外国人」ほどは目立っていないらしく、誰もジロジロ見ないし、困っていればすぐに手を貸してくれる。基本的にドイツの人達はまさに「ジェントルマン」!
コブレンツ行きのREに乗り15分程。ブリュールに到着。
駅前にはお店もなく、いきなりお城の門があってビックリ!これから見学する「アウグストゥスブルク城」は、ガイド付き(4ユーロ/1人)でしか見学出来ないため、見学ツアーの時間を気にしつつ入場。ちょうど10分後に出発するツアーがあるとのこと。出発まで幾何学模様のような庭を見学。池にはカモやアヒル、白鳥もいて観光客も少なくのどかな雰囲気。
このアウグストゥスブルク城と近くにあるファルケンルスト城は、ケルンから南へ約13Kmに位置し、ケルン大司教の城館とその庭園、そして狩りのためのお城でした。ドイツでのロココ様式建築物の傑作として位置付けられ、半世紀以上にわたって、ドイツの君主たちの宮廷の模範とされていました。
部屋数、120室!でも、見学出来るのはほんの一部。寝室や浴室など趣味の良い装飾が施されたいくつもの部屋を見学できるのですが、一番の見どころは吹き抜けの「階段の間」です。現在も音楽会が開かれたり、接待で使われたりもするそうです。
偶然にも参加者は私達2人きりだったのですが、残念ながら当然「ドイツ語」。。。キレイなガイドさんが、きっと出来る限り簡単に説明してくれて、それをよだが通訳してくれましたが、私はたま〜に聞き取れる単語しか分からず会話に参加出来ないのが悲しかった・・・。せめて英語で解説してくれれば、多少は参加出来るのに〜!ここは「世界遺産」なんだから、せめて英語で説明して欲しい・・・。
でも、言葉が分からなくても芸術は伝わってくる。当時の貴族の生活ぶりが目に浮かぶようでした。残念ながら内部は写真撮影禁止なので、右上の写真は絵葉書。イマイチ本当の豪華さは伝わらないかもしれませんが・・・。
ケルン南駅へ戻り、お昼ご飯。
よだが良く行くというピザ屋に入る。地元の「ケルン大学」の学生さんがたくさん居た。ドイツで有名な「Apfelschole」というリンゴジュースのソーダ割りと、ピザ&パスタを注文。たぶんこのお店の独特の物だと思うのですが、ピザの生地が「ジャガイモ」だった(ジャガイモをつぶして平らにした感じ)。めちゃくちゃおいしくてクセになりそう・・・だけど、当然大きすぎ!
路面電車に乗り、Neumarktへ行きShopping♪
Dom方面に向かい、手芸屋、本屋、デパートetc.を歩き回る。本屋には、入り口付近にDiscountの本が山積みになっていてビックリ。ドイツでは、普通の本屋で古本を安売りしちゃうらしいです。
Domが見えるおしゃれな喫茶店「Caf'e Reichard」で休憩。ピアノとバイオリンの生演奏が行われていて優雅な気分。
その後、スーパーに寄ってから、よだのご主人のラボ(研究室)にお邪魔。PCを借りて久しぶりにインターネットに触れる。ついでなので、自分のHPの掲示板にカキコしてから帰宅。