イタリア(ミラノ&ローマ) '14.11.1〜9

日目(11月5日)〜その1〜

AM7:00。天気予報によると今日は雨が降りやすいお天気。しかも、午後は「雷雨マーク」も付いていたので早めに行動開始。

朝食は1階レストラン(といえるほど大きくもないが・・・)。なぜか日本人ばかり(笑)。日本人はツアーで来てる場合が多いので、こんな時間に朝食を摂らないと集合時間に間に合わないんだろうねぇ〜(^_^;)

残念ながら野菜も一切無いし、コールドミールのみ(-_-;)。でも、ドリンクマシーンの割にはブラッドオレンジジュースは濃厚だったし、コーヒーもさすがイタリア〜♪

AM8:10、ホテルを出発。

まずは『ROMA PASS』を買いに行く。美術館や博物館の無料&割引のほか、ローマ市内の地下鉄やバスを乗り放題(3日券なら、利用開始日から3日目の24時まで利用可)のチケット。ローマ滞在中の日程をシミュレーションしてみたところ元が取れるかどうかギリギリの金額だったけど(^_^;)、その都度支払いをするのも面倒だし、スリが多いと言われるローマの街で何度も財布を出し入れするのも危険だろうと考え購入する事に決めた。

◆ROMA PASS公式サイト → CLICK
 

販売している場所はあちこちあるが、ホテルから一番近いのはテルミニ駅の一番端にある「24番ホーム」脇のインフォメーション。ちゃんと看板もあったので分かりやすかったし、英語も通じた。クレジット手続きでちょっと時間が掛かったけど(^_^;)、通常∈36の3日券が公式サイトに書かれていたとおり「ローマ入りした際のアリタリア航空の半券を提示したら∈2引き」の∈34でGET♪この割引についてはガイドブックには一切書かれてなかったので、 事前に英語の公式サイトを頑張って読み込んだ甲斐があった!(^_^)v

さて、まずはどこに行こうか?

「ROMA PASS」無料で入館できるのは最初の2館のみ。今後の予定や混雑時間、通常料金なども考慮して、ぜひ再訪したかった「Foro Romano(フォロ・ロマーノ)」に決定。

AM8:30、メトロB線に乗りColosseoで下車。

「コロッセオ」を横目に眺めながら「フォロ・ロマーノ」の入口へ向かう。

「聖なる道」から見る「ティトスの凱旋門」 → 

通常の入場口とは別に、ROMA PASS無料入場専用のゲートがあるので、チケット購入の列が長くなっていた場合はお得♪ ・・・だけど、この時は早朝だったので誰も並んでいなかった〜(^_^;)

前回来た時は母と一緒だったので体力的な事情で行けなかった「パラティーノの丘」。今回はこちらがメインなので、フォロ・ロマーノ方面には向かわずパラティーノの丘へと向かう。

「パラティーノの丘」はフォロ・ロマーノの南側に位置し、ローマの政治や経済などに力を持つ貴族や有力な家柄の人々の住む住宅地であった所。

パラティーノの丘から臨む「マクセンティウスのバジリカ」 こんななにげない通路も、紀元前の古代ローマ人が歩いていた通路だと思うと感動♪
楕円形の「スタディオ Stadio」は当時「馬場」として使用されていたと考えられている。周囲は2層の柱廊で囲まれている
「ドムス・アウグスターナ」はドミティアヌス帝の私邸。残っている部分はわずかだが破格の規模の家であった事は分かる。四角形の「中央噴水の遺構」も緑に囲まれて美しい。
パラティーノ博物館

パラティーノの丘の発掘で得られた出土品を展示している。

← ドムス・フラヴィア

パラティーノの丘に建つ巨大宮殿:ドミティアヌス帝の公邸。当時、中央には列柱に囲まれた中庭があり、八角形の噴水と大理石の柱とで飾られていたらしい。

その八角形の噴水の跡地は淡い水色の花が咲き誇っていた♪

 

ドムス・フラヴィアの近くの共和政期の邸宅

「グリフォンの家」と呼ばれていて、壁には2頭のグリフォンの彫刻がほぼ完全な形で残っている。

グリフォンは金銀財宝を集めたり財宝のある場所に巣を作る習性から財宝を盗もうとする人間を罰する役目があるそう。

リヴィアの家

アウグストゥス帝の妃リヴィアの家。貴重な文化財保護のため全体を建物で覆われている。壁画の素晴らしさで知られているが、退色が激しく現在は内部見学は不可・・・(涙)。

ロムルスの小屋

ロムルスは紀元前753年にローマを建国したと言われている人物。

← アレラ・サクラからはサンピエトロ寺院

テラスからはフォロ・ロマーノ

が見渡せる♪

ファルネジアーニ庭園

16世紀にトスカーナ出身のアレサンドロ・ファルネーゼ枢機卿が廃墟の上に造らせた贅を尽くした庭園。

綺麗に手入れされているが、この下にローマ時代の遺構が埋まっているのかと思うとちょっと勿体ない気がする・・・(^_^;)

「ドムス・ティベリアーナ」に残る円形プールの跡地。

プールといっても人間が入る為ではなく、どうやら魚を飼うための池のような物だったらしい(笑)。

フォロ・ロマーノへ向かう途中でこんな地下道を発見。

パラティーノの丘にはかつて地下通路が張り巡らされていたらしく、この地下通路は「ドムス・フラヴィア」と「ドムス・ティベリアーナ」を結んでいたと考えられている。

AM10:45、早朝スタートで見学者もごくわずかだったので、たっぷりのんびり2時間くらいかけて「パラティーノの丘」を散策した。途中で小雨が降ってきて傘を差していた時間もあったけど、前回来れなくて心残りだった分も含めて充分見学出来たかな〜♪(*^_^*)