イタリア(ミラノ&ローマ) '14.11.1〜9

日目(11月7日)〜その1〜

AM6:45起床。今朝も早めに行動開始。

1階の食堂に行ってみると・・・ やっぱり日本人だらけ!(@_@) 入れ替わりで入ってくる人もぜ〜んぶ日本人(笑)。旅先でこんな早朝から行動するのって、日本人くらいなのかもね〜(^_^;)

今日も朝から雨降り・・・。

朝一番にサン・ピエトロ大聖堂に向かってクーポラに登るつもりで早起きしたけど、この天気では景色も良くないし無理かなぁ〜。天気予報では午後3:00頃から晴れ予報なのでクーポラは午後に回して、午前中は他の場所を見学しよう♪

AM8:45にホテルを出発。

テルミニ駅からメトロA線に乗る。すると何故か次の「Repubblica駅」は通過してしまった・・・。(?_?)海外のメトロで途中駅に停車しないのって今まで経験ないけど?乗車前のアナウンスを聞き逃したかな?まぁ、別に下車駅はその次だからいいけど。。。

そして、次の「Barberini駅」に到着。大多数の人が下車して駅構内は大混雑!!(@_@) たぶん前駅をスルーしたので、私のように知らずに通過してしまった人達(笑)があたふたしているらしい(^_^;)。前駅をスルーした理由は分からないまま我が家は地上へ。

AM9:00、ちょっと迷ったけど、「バルベリーニ宮(国立古典絵画館)」に到着。

バロックの二大巨匠:ベルニーニとボッロミーニの手によるバルベリーニ宮。

ここの「国立古典絵画館」には、寄贈された個人コレクションや国家が買い上げた貴重な作品が多く収蔵されており見逃せない作品も多い。

早朝とはいえ、これだけ大きな絵画館なのに外は薄暗くて寂しい雰囲気が漂っていた。観光客にはあまり人気ないのかな?(-_-;) と思いながらチケット売り場らしき場所に行ってみたら「CLOSE」の貼り紙。念のためshinjiがスタッフに確認してみたところ、この地域一帯が『停電』になっており今は開館していないらしい。

え〜〜〜っ!?大都会ローマのこんなド真ん中で停電なのぉ〜!?・・・これが東京都心だったら都市機能が崩壊しても〜っと大騒ぎになっているよね・・・(^_^;) 

念のため私も自分でスタッフに確認しに行ってみた(←別にshinjiの通訳を疑っている訳ではないヨ・笑)。私:「停電は1日中なの?いつ頃オープンするの?」 スタッフ:「う〜ん、分からないなぁ〜」と別に焦ったり困ったりした様子もない(爆)。きっと良くあるコトなのかもね(^_^;) メトロが「Repubblica駅」を通過したのも、駅構内が停電していたからなのかもしれない・・・。

いつ開館するか分からないのにこのまま待っていても仕方ないので、雨宿りしながらガイドブックを開いて近くでどこか見学出来そうな場所がないか調べてから徒歩で移動開始。

テルミニ駅方面に向かって歩いている途中に見かけた食材屋さんのショーウィンドウには、形や色が様々なパスタが並んでいた♪さすがイタリア、パスタの種類は豊富だわ〜!!

AM9:30、サンタ・プデンツィアーナ教会に到着。

Santa Pudenuziana al Viminale(サンタ・プデンツィアーナ教会)

4世紀に建設されたローマで最も古い教会のひとつ。13世紀の鐘楼&19世紀のファサードという外観は少々調和に欠けるが(^_^;)、注目は内部後陣に残る「キリストと使徒」の創建当時のモザイク。16世紀の修復により下部が剥ぎ取られてしまったが充分優れた作品で、初期キリスト教時代の物。1600年以上も経過しているのにホントに綺麗で、一見「モザイク画」には見えないくらいだった!

 

その後、また徒歩で移動し、「サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂」に到着。

Santa Maria Maggiore(サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂)

聖堂の創建は356年。法王リベリウスが「数日のうちに雪が降る地に聖堂を建てよ」との聖母のお告げを夢に聞き、この真夏の雪の奇跡のあった場所に聖母マリアに捧げる教会を建てたという言い伝えによる。この大聖堂はローマの4大聖堂のひとつで、敷地はバチカン市国に属している。

15世紀の鐘楼、18世紀のファサード、バロック様式の後陣、13世紀のモザイク画など、度重なる修復や改築により時代も様式も様々だが、全体のバランスがよく保たれている。

中央廊は36本の大理石で仕切られている

天井のフレスコ画

主祭壇はフェルディナンド・フーガ作の天蓋で覆われている。祭壇下にはこの教会で最も貴重な「かいば桶の木片」が収められている

後陣のモザイク「マリアの戴冠」

主祭壇寄り右側廊の1585年に造られたシスティーナ礼拝堂はとにかく豪華で煌びやか!! 建物外側、正面2階の入口上にあるロッジアの13世紀のモザイク

椅子に座りガイドブックをパラパラしながら休憩をしていたら、「あのぉ〜、、、日本の方ですか?」と日本語で声を掛けられた。振り返ると不安気な表情の若い日本人のお兄ちゃん。「そうですけど?」と答えると、「良かった〜〜〜〜!」と安堵した様子で「初めて日本人に会えました!」と。 私:「そうですか〜?私はあちこちでかなり日本人を見かけてますけど(^_^;)」。

私は海外旅行先では完全に現実逃避をしたいので自分達以外の日本人旅行者には遭遇したくないし、更に日本語でなんか絶対に声を掛けて来て欲しくないタイプなんだけど(^_^;)、その若者はあまりにも安心した感じだったので仕方ないので少し話し相手をしてあげた(笑)。

彼は片道の飛行機チケットのみでローマにやってきたばかりで最初の訪問地がココ。名古屋で料理人をしていて、今回、料理の勉強をしにローマにやって来たそう。これから泊まる場所や勉強先を探すのかな?親切なローマ人に出会えたらいいネ(^_-)と簡単な会話をして彼とは別れた。・・・到着早々に日本人が恋しくなっちゃうようでは先が思いやられるケド・・・(^_^;)

そういえば・・・。以前、オランダの美術館でも一人旅の日本人の若者に声を掛けられた事を思い出した。なぜ日本人から声を掛けて欲しくない私なのに、声を掛けられてしまうだろう?(笑)

 

AM10:30、まだまだ教会巡りが続く(笑)。徒歩圏内にこんなに見応えのある教会が連立しているローマってほんとスゴイ。

Santa Prassede all'Esquilino(サンタ・プラッセーデ教会)

伝説では、ネロ帝の時代にキリスト教徒をかくまったプラッセーデは信徒とともに殉教し、遺体は井戸に葬られたという。その井戸の周りに法王パスカリス1世の命で9世紀に建てられたのがこの教会。この教会が見逃せないのは、ローマで1、2を競う見事なモザイクが残っているため。

簡素な教会の外観 →

教会内はかなり薄暗い(↑の写真は明るさ調節済み) ビサンチンの影響を受ける後陣に残る9世紀のモザイク ↑右側廊にある「S.ゼノーネの礼拝堂」。内部は「天上の園」と称賛されている↓

こちらの教会は小さいながらもモザイク画が本当に素晴らしかった。あそこまで緻密に描かれたモザイク画は今まで見た事ないかも。まるで絵画のように見えて、当時のローマのモザイク技術がいかに高かったのかを物語っていた。 

特に、右側廊の礼拝堂の内部は、四方、天上、床まで全面が黄金色をベースにしたモザイクで覆われていて圧巻だった!!(@_@)

ただ、後陣や側廊のこの素晴らしいモザイクはライトアップされないと暗くてあまり良く見えない状態で、すぐ脇に∈1コインを入れる機械が設置されていた。教会なので入館料の徴収とかはないから普通にコインを入れる見学者も多く、またライトアップ時間も比較的長かったので、我が家はコインを入れずに見学&撮影をする事が出来た。・・・あとで罰が当たるかもね(汗)(^_^;)

 

AM10:50、既にホテルまで徒歩圏内に戻ってきていたので、一旦ホテルに戻って休む事にした。郊外ではなく市内のホテルで大正解♪

スーパー「Sma」で飲み物や職場配布用のお菓子を購入。計∈9.32だったので∈10を出したらおつりを∈0.70手渡された。あれ?∈0.02オマケ?今までどこの国でもスーパーでオマケなんてしてもらった事一度もないけど?? 閉店後にレジ金が合わなくて店長から怒られたりしないのかしら?と、ちょっと心配しちゃった(笑)。私の職場だったらたった1円合わなくても結構大変なんだけど・・・(^_^;)