ケニア ('17.9.23〜30)

日目(9月25日) 〜その1〜

AM4:00頃からホテル周辺の道路の交通量が増えて来てうるさくて目が覚めてしまい、その後眠れなくなる私・・・(-_-;)。その隣のベッドではスースー寝息を立ててよ〜く寝ている様子のshinji。機内で熟睡できない彼が、この騒音の中で何故眠れるのだろう??

AM6:20、起床。朝食前に最終の荷造りをしてから1階レストランへ。

ここがアフリカのケニアとは思えない充実メニューにびっくり!ヨーロッパのホテルの朝食と違って、温かい料理と野菜や果物もあるのは嬉しい♪ エッグステーションもあるので好きな卵料理もオーダーできる(^_^)v

AM8:05、前日と同じくジャクソンさんがお迎え。

ほぼ時間どおり、素晴らしい(*^_^*)。 空港に向かう途中でガソリンスタンドに寄って給油。最近日本でもほとんどセルフサービスになってきたけど、ケニアはフルサービスだった!

AM8:35、特に渋滞もなく、国内線専用の空港「Wilson Airport」に到着。

「ナイロビ〜マサイ・マラ間」の国内線は一人あたりの手荷物が【ソフトバッグで15kgまで】と決められており、15kg未満でもハードケースは航空会社 から運送を拒否されてしまうこともあるので、日本から持ってきた大きなスーツケースはジャクソンさんの旅行会社に預かってもらい、必要品を移し替えたボストバッグを持ってチェックインカウンターへ。

手荷物と全部合わせて重量を測定・・・ 二人分で合計20kgだったのでOK!もしもマサイ・マラでお土産を買うとなると、この時点でギリギリの重量だと帰りの飛行機に乗せて貰えなくなる可能性もあるのかな?(笑)

ジャクソンさんがチェックインを手伝ってくれて、「1st STOPで降りるように」と言われた。

国内線はいくつかの空港を経由するのが普通。マサイ・マラ周辺の空港だけでも5ヶ所もあるらし く、その飛行機がどの空港に降りるのかはその日の乗客の行き先や人数に寄るので、当日に自分が何番目の空港で降りるのかきちんと確認が必要!

その後、ナイロビに戻ってくる日までの最終確認をしてジャクソンさんとはお別れ。このジャクソンさん、ガイドなのにボールペンを持ってなくて(^_^;)、昨日から私のボールペンを貸していた(笑)。製薬会社からタダで貰った3色ボールペンだし(^_-)、 何本も持って来ていたのでそのままジャクソンさんにプレゼント。外人さんにボールペンをプレゼントしたのなんて初めてだわ(笑)

パウチされたチケット
乗る時には回収されます

待合い室
奥のカウンターでは軽食が買えます

小型飛行機がずら〜り!

9:00頃になると待合い室は乗客でいっぱいに。ほとんどが白人の旅行者でアジア系は見かけなかったかも。

AM9:35、搭乗開始。記憶が曖昧だけど確か「赤いカードを持ってる人〜」(←英語)というアナウンスだったような?

乗客は我が家を含めてたったの6名!タラップなどあるはずもないので(笑)ゲートから徒歩で飛行機まで行き、機内に乗り込む際にミネラルウォーターを1本ずつ渡された。機内は「1−2」配列の4列のみで、座席はもちろん自由。そして操縦席も丸見え!!この窮屈な感じって、よく南国リゾートの離島に行く際に乗るサイズ でなんだか懐かしい♪

AM9:45、定刻よりかなり早く飛行機は離陸。

私は小型飛行機は大好きで、加速してあっという間に浮き上がる感覚とか、すぐ脇でプロペラ音が聞こえる薄い窓とか、地上の物が肉眼で確認できる適度な高さを飛行するとか、なんだかどれも楽しい〜(*^_^*)

← ナイロビからマサイ・マラへ向かう途中で、アフリカ大陸を縦断する「グレート・リフト・バレー」と呼ばれる「大地溝帯」を見ることができる。

大地溝帯はアフリカとアラビア半島を分ける紅海からエチオピアの高原地帯を南北に走り、タンザニアへ至る3000キロ以上に伸びる巨大な谷で、地球内部のマントルからのマグマ上昇によって地殻が押し上げられ、キリマンジャロやケニア山などが形成されたと考えられている。

今もこの場所でアフリカ大陸が東西に引っ張られていると思うと、自然の偉大さを感じられた。

フライト中、操縦士さんから乗客へなにやら小さなタッパーに入った物が回ってきた。中味はミント味のキャンディー(笑)。ケニアの国内線では定番のサービスみたい♪(^_-)

AM10:30、最初の空港、「Kichwa tembo Airstrip(キチュアテンボ飛行場)」に到着。我が家はここで飛行機を降ります。

飛行機の右側に広がる土地が全面滑走路 真ん中の小さい小屋がターミナルビルみたいなモノ?(笑)

これを「空港」と呼んではいけない(笑)。滑走路は草原の草が刈られているだけでボコボコのまま。よくこんな状態の滑走路に着陸できたもんだと感心!(@_@) ターミナルビルなどは無くて、雨漏りしそうな小さな待合いスペースがあるだけ!当然チェックインカウンターなども無いので、帰りの荷物重量の心配はしなくて良さそう(笑)。

上記の小屋の周囲には各ホテルからの送迎の4WD車がずら〜りと待っていた。我が家の宿泊先の「MPATA SAFARI CLUB」と書かれた4WD車とスタッフ(←英語only)と無事に合流。車内には日本人女性が1名が乗っていた。彼女はマサイ・マラに2泊してこれからナイロビに戻る所らしいのだけど、その飛行機が遅れていて時間が余っているので、、、

スタッフはサファリガイドも兼ねているらしく、ガイドさんの提案で「近くにHippo poolがあるので、一緒に行ってみないか?」“Hippo”とは“カバ”のこと。マサイ・マラに到着したばかりなのに 、いきなりサバンナへと出掛けることになった!!

飛行場から10分ほどで「Mara River(マラ川)」に到着。

Hippopotamus (カバ)

川の中にたくさんのカバの目と鼻だけが見えていて、「Boo Boo」と鳴いていた。川岸に上がってる子はダラ〜っとして動かない(笑)

Nile Crocodile (ナイルワニ)

岩と同化していて最初は見つけにくかった

体重3tもあるカバは巨体を支えるにしては、脚は意外とちっちゃくて細い。対岸にカバを見つけた時に思わず声を挙げそうになったけど、ガイドさんに「シーーーーっ!!」と制止された。おっとりしているように見えるけど、結構どう猛な動物。怒らせると突進してきて人間なんてひとたまりもない らしい。毎年、観光客が写真を撮ろうと近付き過ぎて襲われる事件が何件も起きているそうです。(上の写真はかなり望遠を使用しており、実際には結構遠いデス・・・(^_^;))

← カバの道 

日中は水に入って厳しい陽射しから皮膚を守り、夜になると陸に上がり草を食べ歩き、明け方までに再び川に戻ってくる。その際に歩いた跡がこんな風に道になるらしい。

← ライオンに食べられたカバの骨 

川に戻る前にうっかり襲われちゃったのかな。カバの顎の部分の骨であることがよく分かった。

人間にとってはかなり驚異な存在のカバなのに、ライオンには簡単に捕らえられて食べられてしまう・・・。野生の世界での「弱肉強食」という言葉をリアルに実感。

ガイドさんの説明は100%英語だけど、分かりやすい単語でゆっくりと説明してくれたのでヒアリングはほぼ出来ていたと思う(^_^)v。ただ、まだまだ私はこちらから質問を投げかけられるほどのスピーキング力と単語力が無いのよねぇ〜。。。(^_^;) 同乗していた日本人女性はさすがに一人でこんな所まで来ているだけあって英語ペラペラのようだった。 毎回海外旅行先で外人と話すたびに「帰国したら英語勉強しよっ!」と思うのだけど、日常に戻るとその決意もすぐに忘れてしまう・・・(汗)。

AM11:10。そろそろ飛行機がやってくる時間なのでドライブは終了。飛行場へと戻ります。

通常なら飛行機から降りて車に乗って、そのまままっすぐにホテルへと向かうはず。今回、同乗女性の飛行機が遅れてくれたおかげで、思いがけず予定には無かったゲームドライブに行くことが出来てとってもラッキーだった♪(^_-)

それにしても、今、行ってきた川はまだ国立公園の中ではなく外側だよ!?(@_@) 公園との境目には別に柵が設置されている訳ではないので動物たちが勝手に行き来しているだけなんだけど、普通に野生動物がいるこの場所ってホントすごい!!

飛行機を待っている間に同乗していた日本人女性と色々お喋り。彼女はマサイ・マラに来てから体調を崩してしまい、中1日のゲームドライブに行けずにホテルで過ごしてしまったらしい。それでも、短時間のドライブでライオンのファミリーを始め、ほとんどの動物を見ることが出来たと言っていたので、私も体調さえ崩さなければかなりの高確率でたくさんの動物たちに出会えるかも♪と、期待大!(~o~)

そうこうするうちに飛行機が到着。ガイドさんと一緒に彼女の飛行機が飛び立つまでお見送りをしてから、ホテルへと向かいます。