マカオ旅行記 ’19.10.19〜22

2日目(10月20日) 〜その1〜

AM7:30 起床。昨夜スーパーで買っておいたパン&ヨーグルトで朝食を済まし、AM9:00にホテルを出発。

マカオの世界遺産のほとんどは徒歩で回れる範囲内に集中しているので、午前中はホテルより南側のマカオ半島南西部をメインに散策。

最初に「聖オーガスチン教会」に行ってみたらちょうど午前のミサの最中だったので、ホテルから近いからまたあとで来ることにして次へ。

← 「聖オーガスチン教会」の隣にある「聖オーガスチン広場」

足下を埋め尽くす白黒のモザイクタイルが美しいこの小さな広場も世界遺産に登録されている。

次に行った「ドン・ペドロ5世劇場」はまだオープン前。扉の前にスタッフがいたので近寄ってみたけど「10:00から!」と言われ中には入れて貰えず。

次に行った施設には入場できました(^_-)v

ロバート・ホー・トン図書館

1840年代香港で実業家として成功を収め、マカオと香港の歴史と文化に大きな影響を与えたロバート・ホー・トン卿を記念した公共図書館。中国古典やマカオ、キリスト教関連の貴重な文献を所蔵しているマカオ最大の図書館。

早朝だし、そもそも図書館なので、静か〜な場所。内部には庭園もあり、新しい図書館も併設されていた(右の写真)。クリームイエローの壁やアーチ窓がポルトガルっぽい♪

狭い路地をてくてく歩く。。。

← こういうゴチャゴチャした住宅の雰囲気はアジアっぽい!

 

聖ヨセフ修道院および聖堂

修道院の入口

聖堂

聖堂内部

1728年、イエズス会宣教師の育成を目的として修道院が建てられ、その後1758年に教会が建設された。建築様式は典型的なバロック様式。ドーム型の天井をもつ教会はマカオでは珍しい。聖堂にフランシスコ・ザビエルの右腕の聖骨が安置されていることでも有名。

修道院は見学出来ないが、聖堂は見学できる。優美で荘厳な空気、美しく装飾されたドーム型天井から差し込む柔らかい光。心が洗われる気がする。

 

聖ローレンス教会

16世紀中頃にイエズス会によって建てられたマカオで最も古い教会のひとつ。当初は木造の小さな教会だった。現在の建物は1846年に再建されたもので、当時は比較的裕福な人々が付近に住んでいたため壮大かつ贅沢な建築になっている。

外観の白とクリーム色に統一された壁や柱は落ち着いた印象。内部は撮影禁止のため写真は無いけど、天井は淡いブルーグリーン、聖ローレンスの生涯を題材としたステンドグラス、豪華なシャンデリアと見所は多い。

 

聖ローレンス教会から坂を下って行くと湾岸の道に出た。世界遺産ではないけれど、ガイドブックの端にちょっとだけ載っていたかわいいピンク色の建物の写真が印象的だったので「政府總部」に立ち寄ってみることに。国家施設なので当然 「中には入れないので柵の外から見学」 と書かれていたが、、、

周辺の道路や建物の内部がなんだか異様に盛り上がっていてイベントが行われている様子。外も中もとにかく人がいーっぱい!!(@_@)

← ふと目に留まったこの看板には 『政府總部解放日 19-20/10/2019』 と書かれていた。

偶然、昨日今日は内部公開されているらしい!通常は一般人は中に入れない訳だから超ラッキー!!入場料の記載が無いけど、とりあえず入口まで行って金額を見てから考えよう〜。

建物に向かって右側に設置された入口の手荷物検査場でスタッフから中国語でべらべら何か言われ(たぶん現地の人と思われた)、適当に返事したらなんとなーく通過(笑)。

← 入場料を支払うどころかこんなカワイイ小物を渡されて内部へ。無料公開って事ですね〜(^_-)b

入場プレゼントの表には建物の絵がプリントされていて、裏の説明を見ると(中国語なので読めない・笑)どうやら簡易型のコップらしい(しかもストラップ付き)。本体部分がジャバラ式になっていてそこをビヨーンと伸ばすとコップ型になって液体を注げるらしいが、、、 一応プラスチック製だけど、果たしてきちんと液体が漏れずに飲むことが出来るかは不明(^_^;)。

※次の海外旅行に持って行って使ってみよう!と思っていたけど、この旅行のあとコロナウィルス感染拡大で海外に行けない事態に・・・(涙)※

南湾湖に面して立つピンクと白のコロニアルでトロピカルな雰囲気の建物はまるで誰かの別荘のようだけど、ここがマカオ政府の中枢部!! 最高行政機関の立法会議、マカオの行政長官や政府高官がVIPと会談する 際などに利用されている建物。毎年1回のみ公開されていて、今回はたまたまその日に当たったらしい♪(^-^)b

ニュースで見る会見場や会議室、食事会場等の見学が出来た。

途中で館内ガイドさんらしき人に中国語で話しかけられ英語で答えたら、その後は分かりやすい英語で建物に関する説明をしてくれた。

中庭も綺麗に整備されていて南国の花がいーっぱい。イベントの派手な装飾は中国っぽい(笑)。看板に「二十周年 中華人民共和国澳門特別行政区」と書かれていて、ココが中国の領土であることを改めて感じた。

見学を終えて外に出たら、歩道上で演奏会が開かれていた。

あまり聴く機会のない中国楽器の「二胡」「中国琵琶」「古箏」「笙」などの音楽を生で聴くことができて、これも良い経験♪
指揮者さんのパフォーマンスがかなーり激しくて面白かった(笑)。

 

リラウ広場

「リラウ」とはポルトガル語で「湧き水」のこと。昔、ここはマカオの貴重な水源のひとつだったけど、現在ではその井戸はマカオ政府よって塞がれている。

 

AM10:30 てくてく歩き続け、マカオ半島のだいぶ南までやって来ました。

鄭家屋敷(マンダリンハウス)

1869〜1881年にかけて建てられた、孫文や毛沢東にも影響を与えた中国近代の著名な思想家:鄭観応の邸宅。占有面積4000u、総部屋数60以上というマカオで最大規模の住居としして知られる。屋根や窓、中庭を取り囲む伝統的な中国家屋でありながら西洋のデザインも取り入た、東西の美を融合した名建築と言われ2010年から公開されている。

入口は狭いけど、一度中に入るとかなり広大!建物はもちろん中庭や回廊も含めてとにかく規模が大きいし、ドアや屏風の透かし彫りは繊細で美しく、家具も高価そうで当時の繁栄ぶりがうかがえて見応え十分。とても中国らしい建物なので映画のロケでも頻繁に使われているそうです。施設内には小さいながらも資料館やお土産屋さんもありました。この施設がなんと、入場無料で見学出来ます!!(←マカオ政府、なんて太っ腹〜(^_-)v)

港務局大樓

1874年にイタリア人建築家カッスートの設計で建造。もとはマカオの治安を守るため、インドのゴアから連れて来られたムーア兵の宿舎だったが、のちに政府の港務局のイミグレーション部門の事務所となった。

通常、館内ロビーは公開されているらしいが、、、 残念ながらこの時は工事中で入れず(涙)。

バラ広場

媽閣廟の前に広がる木陰が涼しい広場。波模様のモザイクタイルの石畳が美しい。広場の名前の由来は 『昔、このあたりはバラの咲く丘だったから』 と書かれているサイトもあるが、『パラ(Barra)』は花の薔薇のことではないらしいので、その説はあやしいかも?(笑)

中国人ツアーの集合場所になっているらしく、人がたくさん集まっていた。

 

AM11:30 午前の見学は次が最後。

媽閣廟

入口

階段の上から入口を見下ろす 円錐の渦巻き型の線香 2016年の火災で損傷した大殿
修復が済んだ丸窓

マカオ最古の中国寺院で、明朝時代の初期に福建省からやってきた漁師によって建てられたと言われている。境内にある4つの廟のうち3つは船員や漁師の守り神である「阿媽」を祀っているので「媽閣」とも呼ばれる。

寺は丘の斜面に建っているのでひたすら階段が続いていて、登っているうちに息切れが・・・(汗)。前方に海、後方に山という風水で良いとされる場所にあるためパワースポットとして有名らしく、この日一番混雑していた見学場所がココ。ガイド付き日本人ツアーもたくさん見かけました。 

 

セナド広場からどこにも寄らず真っ直ぐにココまで歩いても30分ぐらい。ホントに徒歩で充分巡れる。そして、ホテルを出発してからここまでの施設、なんと全て入場無料ーーっ!すご〜いっ!!(@_@) 日本やアジアの他の国々、ヨーロッパの寺院もほとんど有料のイメージなので、マカオの観光スポット巡りはとっても得した気分♪