インド洋に浮かぶ“真珠の首飾り”モルディブでバカンス♪ (2004.8.14〜21)

2日目(8月15日) 〜 その2 〜

PM1:00。きちんと予告通りの時間に荷物運びのお兄さん2名登場。昨年のフィジーは「遅れるのが普通」だったので、南の島は何処も時間通りにコトが運ばないと思っていたのだが、モルディブは違うらしい(笑)。

お兄さん達は頭の上に我が家の重いスーツケースを載せて歩く。しかもとても速い足取りで、「どこから来たの?」とか「ダイビングやるの?」とかいろいろと聞いてくる。スタスタと歩いて行く後ろを、カタコトの英語で答えながらちょこちょこと着いていく私・・・(^_^;)。歩くこと数分であの光景が見えてきた!

案内されたのは中央の桟橋から2件お隣のNo.29。

透明な水面下には、白い砂。半透明の魚が群れを作って泳いでいた。

内部は玄関を入るとまず洗面所やトイレ、シャワー、ジャグジー付きバスなどがあるスペースと、ベッドがあるリビングスペースに区切られていて、更に、サンデッキ&ブランコ付きのバルコニーもある。総面積約146u。しかも、2部屋で1棟ではなく、1部屋1棟なので、隣りの音も気にならない。

コテージについての詳細は「about RESORT」のページに掲載

リビングのテーブルの上には「ウェルカムフルーツ」

まるでハネムーンみたいだわ(笑)。

 

バルコニーに出てみると、この光景!!!

視界を遮る物は何も無い。。。目に映るのは、水平線まで蒼い海のみ。。。

リゾートに着いただけで、まだ何もしていないのにもう満足極楽気分〜♪

PM1:30。今回我が家は「フルボード(3食付き)」で予約したので、到着日の昼食から料金に含まれている。早速、メインレストランへと向かう。

レストランはオープンエアーで開放的な雰囲気。足下は床ではなく、珊瑚のかけらの白い砂で出来たモルディブ特有の「サンドカーペット」。3つの広〜いスペースに分かれていて何処へ座ったらいいか分からないので、近くに居たウェイターさんに声を掛けたら、別のウェイターさんを呼んでくれた。そしてその人に案内された席に着くと、いきなり自己紹介が始まった!

モルディブのダイニング事情
各リゾートによって多少の違いはあるものの、モルディブのリゾートの一般的なダイニングスタイルは独特。 

1 ・ 「メインレストラン」での食事時間はしっかり決まっているので、好きな時間に「お腹が空いたから何か食べよう〜」ってわけにはいかない。最近はメインレストラン以外にも軽食が摂れる「アラカルト・レストラン」のあるリゾートも増えてきていが、そちらで食べた場合には割増料金を支払うことになる。

2 ・ 食事のスタイルはリゾートによって違うが、大半はビュッフェ形式か数種類のセットメニューから選ぶというもの。基本的には自分の好みでメニューを選ぶことが出来ないので、好き嫌いのある人にはちょっとツライかも。ちなみに、フィリテヨでは3食ともビュッフェだった。

3 ・ テーブルは到着して最初の食事の時に決められ、滞在中はずっと同じ所に座る。そのテーブルに付くウェイターも決まっており、食事のたびにドリンクのオーダーをとったり、お皿を片づけたりといろいろと世話を焼いてくれる。何日も滞在していると、注文するドリンクの種類やコーヒー、紅茶に入れる砂糖・ミルクの好みまで覚えてくれる。

いきなり自己紹介から始まったのは上記のような理由。我が家の担当ウェイターさんは「Rasheedさん」。ニックネームは“おさるさん”だそうだ。「誰も呼ばないけどネ。」と笑っていたけど・・・(^_^;)。 きっと「日本人応対用」のニックネーム。イタリア人やドイツ人相手だとどんな名前になるのだろう?(笑)

ともかく、彼は日本語が多少話せる人だったので、滞在中は「英語+日本語」で会話が弾んだ♪日本語の単語に興味があるらしく、ことあるごとに「コレ、ニホンゴでナニ?」といろんな単語について何度も聞かれた。日本語の語彙が少ない私(英語は更に少ないのだけど・苦笑)が答えられないような単語もいっぱいあった・・・(^_^;) (食事の様子等は「about RESORT」のページに掲載)

そうそう。結構「蚊」が多くて、何の予防もしていなかったこの昼食時には足から腕まで何ヶ所も刺されてしまったことを付け加えておきます・・・(>_<)

PM2:30。部屋へ戻り水着に着替えてバルコニーから海へGO!

・・・と思ったけど、部屋の前の海はちょうど満潮を迎えていて、波が荒くて私が泳げる状態ではないので、島の北側のやや波の穏やかな場所で泳ぐことにした。

No.50あたりのコテージの前のビーチにデッキチェアーがあったのでそこに荷物を置き、シュノーケルを装着して「いざ!出発!!」・・・と思ったら、後ろからおばさんに声を掛けられた。しかも英語ではなく、たぶん・・・イタリア語? 言っていることは全く分からないが、動作からみて「コレは私達のデッキチェアーなので使わないで!」と言っている様子。デッキチェアーの足下を良く見ると、確かに後方のコテージからこの位置まで引きずった跡がある。。。あんな重い椅子をココまで引っ張ったんだぁ・・・と感心しつつ、荷物をまとめて移動。そんな私達におばさんは隣りのデッキチェアーを指して更にもう一声。「そっちも友達の場所だからダメよ!」 ・・・うるさいなぁ、何度も言わなくても分かってるわよ(-_-;)。要するに、ビーチ沿いに並ぶデッキチェアーは全て何処かのコテージの物で、所有者の居ない椅子は用意されていないらしい。

そんなこともあろうかと我が家はレジャーシートを持参していたので、木陰のデッキチェアーの無い場所を陣取り、改めて海へ出発(^_^)/

海の中には今まで見たことの無い世界が広がっていた!噂どおり、1998年のエルニーニョ現象と地球温暖化の影響もあり残念ながらリーフ内の浅瀬にある枝珊瑚やテーブルサンゴはほとんど死んでいて白化していたが、ゆらゆら揺れるソフトコーラルと戯れるクマノミや、色鮮やかなインド洋固有種の魚達。。。そんなに長距離泳いだわけでもないのに、ザッと数えても20〜30種類以上の熱帯魚と、リーフエッジでは小さいながらも「ナポレオンフィッシュ」も見かけた。

・・・魚達は「泳いでいる」というよりも、まるで「青く広い大空を飛んでいる」かのように、思い思いのスピードで悠々と泳いでいた。。。シュノーケルだけで簡単にリーフエッジまで行けて、ナポレオンフィッシュを含めたあれだけ多くの種類の魚達に出会える海は、やはりモルディブだけだと思う。。。 (詳しいシュノーケルの様子は「in the SEA」のページに掲載)

PM5:00過ぎに薄暗くなり始めるまでシュノーケルを満喫したあと、部屋に戻りシャワーを浴びてちょっと休憩。

PM6:20。日没の時間。水上コテージは島の西側に位置しているので、夕陽を見るには絶好のロケーション!

毎日このくらいの時間になると水コテの住人達はみんな自分のコテージのデッキに出て来る。我が家の右隣はイギリス人、その向こうはドイツ人。左隣は日本人、その向こうはフランス人・・・。いろんな人種の人々が、同じ時間に同じ夕陽を見ているなんて、なんだかとても不思議な感じ。。。

コテージのサンデッキから見るSUNSETは言葉が出ない程の美しさ。ダイビングから戻ってきたダイバーを乗せたドーニと夕陽の光景がとても印象的。

PM7:30。夕食を食べにメインレストランへ。

スープがなかなかGOOD(*^_^*)!他にも、オードブル、サラダ、魚料理、肉料理、カレー、ケーキやアイス、フルーツなどのデザートまで、とにかく盛りだくさんでとても全ては食べきれない!ビュッフェだとどうしても食べ過ぎてしまう・・・(^_^;)

ちなみに、レストランへ出掛ける前に「虫除けスプレー」を使用するのを忘れたが、どうやら夜は蚊はあまり居ないらしく刺されることは無かった。 

今回の旅に本をあまり持参していなかった私は、食後にレセプション裏にある図書室で本を物色。

日本語の雑誌や文庫本も結構あった。・・・でも、私が借りたのは「マンガ本」(^_^;)。しかも1巻〜10巻まで揃っていた「おいしい関係」っていう料理モノのマンガ本。満腹のくせに、まだおいしそうなマンガ本に手を出してしまう私(笑)。 それにしても、「10巻セットのマンガ本」をスーツケースに入れてこんなモルディブの小さな島まで持参した日本人が居たってことだよね?それはそれでスゴイわ・・・。

コテージに戻ってみたら・・・「わお〜〜♪」。コレもモルディブ名物の「ベッドデコレーション」!夕食に行っている間にルームボーイさんがシーツでいろんな模様を形作ってくれるというサービス。あまりのキレイさに、それを崩して眠るのをためらうくらい。。。(写真は「about RESORT」に掲載)

さて。明日からは本格的なリゾート生活。何もせずにの〜んびりと・・・「何もしない贅沢」