インド洋に浮かぶ“真珠の首飾り”モルディブでバカンス♪ (2004.8.14〜21)

DIARY

3日目 4日目 5日目 6日目

フィリテヨアイランド

モルディブ旅行記


 3日目(8月16日)  雨 →くもり → 晴れ → くもり

AM7:00起床。空はあいにくの雨模様。モルディブはちょうど雨期に当たるので、ちょっとくらいの雨はしょうがない・・・。AM8:00に朝食を摂りにレストランへ行くと、お天気のせいか人は少な目だった。昼夕食のドリンクは有料だが、朝食時のコーヒーor紅茶は無料。私はもちろん「紅茶」♪ だって、せっかくセイロン紅茶の本場に居るんだから、やっぱり紅茶でしょ(^_-) 我が家担当の「おさるさん」がポット入りの紅茶を持ってきてくれた。う〜ん(*^_^*)やっぱり香りが違うわ〜♪ 噂に聞いていたが用意されていた2種類のジュースも美味しかった♪

AM8:30頃から雨は小雨になり。食後コテージに戻る頃には曇り空ではあるものの、なんとか雨は無事上がった!早速水着に着替えてシュノーケルへ出発。午前中は干潮にあたるので、今日は念願のバルコニーからドボン! お〜〜〜♪スゴイスゴイ!あいかわらずたくさんの熱帯魚たち。朝食時にちょっと頂いてきたパンのかけらを持って入ったら、私の回りはあっという間に竜宮城!

水上コテージはリーフエッジに向かって突き出した位置にあるので、砂浜から泳ぐよりも早くリーフエッジに到達出来ることが最大の魅力! ・・・本当は、リーフ内の珊瑚を守るため、コテージから真っ直ぐにリーフエッジに向かうことは禁止されていて、珊瑚を削って作られたNo.1〜8の水路を利用してエッジまで行くのが正式な方法。でも、水路を泳いでいる人は誰も居なかった・・・(^_^;)

自前のライフジャケット着用しているにもかかわらず、泳力の無い私は1回に付き30分ほどしか泳いでいられないので(^_^;)、時々、shinjiをおいてひとりでコテージに戻り休憩。砂浜を歩かずに海から直接コテージに上がれるので、足も部屋も砂だらけにならずに済みうれしい〜♪ 休憩中は昨夜借りてきたマンガ本を読んだり、日本から持参したビーズアクセサリーのキットを作ったりと、優雅な時間を過ごしていた。

AM11:00頃、ルームボーイのお兄ちゃんが部屋の掃除を開始。私は邪魔にならないようにバルコニーに出て、デッキチェアーに寝そべり本を読んでいた。すると突然、2件隣りのコテージのデッキにいたドイツ人のおじさんが大声をあげた。「Hey ! You !! Hey !!!」 まさか私に声を掛けているとは思いもしない私はしばらく無視していたが、やたらしつこい! もしかして私に何か用なの?と起きあがってみたら、そのおじさんは私と目が合うなり、バルコニーとは反対側の方向を指さして、両手を広げてパタパタしながら「Manta !!!」と叫んでいる。「マンタって、あのマンタ???うっそ〜〜(@_@)」

慌てて部屋に入り、カメラと部屋の鍵を持って玄関側に猛ダッ〜シュ!コテージの玄関はオートロック。慌てているのに忘れずに鍵を持参した自分にあとで感心した(笑)。ちょうどルームボーイさんが来ていたので、もしロックされてもきっと開けてもらえただろうけど・・・。

玄関を出ると、私に声を掛けたおじさんはもちろん、そのおじさんに声を掛けられたと思われる他の数名が桟橋付近に集まっていた。そして浅瀬の海の中には、水族館で見る大型のモノに比べればやや小さめではあるものの、紛れもなく大1匹、小2匹のマンタがヒラヒラと泳いでいたのだ! 「モルディブの雨期にはリーフ付近でマンタに出会える確率は高い」とは聞いていたが、まさか本当に来るとは思っていなかったし、リーフエッジではなくこんなコテージ周辺に出没するとは想像もしていなかったので、かなり興奮してしまった!

カメラ片手に桟橋から落ちそうなくらい身を乗り出して必死に撮影する私にドイツ人おじさんが声を掛けて来た。

おじさん 「ダンナさんは何処?」  私 「向こうで泳いでいるけど、遠くて呼べないの。」

おじさん 「マンタは毎日毎晩来るから大丈夫だよ。それに、私は向こうのリーフではシャークを見たし、あっちのリーフではトータスも見たよ。」  私 「え?マンタ以外に、サメもカメもいるの?でも、それってダイビング?シュノーケル?」 

おじさん 「シュノーケルだよ♪」

おじさんは私のために「簡単な英語」と「ジェスチャー」を交えていろいろと教えてくれた(*^_^*)。ドイツへ旅した時も感じたけど、「ドイツ人」って、本当にとっても親切でかなりの世話好きの人種(笑)。でも、私はドイツ人って結構好きだなぁ♪

そんな会話に更に一人が加わった。部屋の掃除をしていたはずのルームボーイのおにいちゃん。リゾートの従業員である彼だが、さすがに日本語はまだ分からないらしく、英語onlyの会話に変わり、私はついていくのが大変〜(>_<) でも、なんとか身振り手振り付きで、たった今撮ったデジカメ写真をみんなで覗いたり、「アジアの人種は見た目はみんな似てるけど、ココで働いていると日本人・韓国人・中国人の区別はつくんだよ〜」などという話をしながらしばし歓談♪ ・・・でも、少し離れた所で、昨日一緒にリゾートに到着した日本人の子供が、やたら流暢な英語で同じ歳くらいの子供と会話しているのが聞こえとても気になった・・・(^_^;)きっと海外慣れしているんだろうなぁ、あの歳でも・・・。

PM1:30。ランチからディナーまでの間隔が長いので、夕方空腹にならないようにランチタイム終了ギリギリにレストランへ。食事中に「おさるさん」が我が家のテーブルの下に置いてあった「ある物体」に興味を示した。・・・それは「携帯用蚊取マット」。電池でファンが回るんだよ〜♪と仕組みを説明したらとても感心していた。おさるさんの「日本の知識」がまたひとつ増えたかも(笑)。

PM2:45。コテージに戻ると満潮の時間を迎えていた。当然波がかなり高く、私が泳ぐには危険なレベルなので、夕方4時〜5時頃に潮が引き始めるまではダラダラ過ごす。そんな波の中、shinjiは果敢にもシュノーケルに出掛けていた・・・(^_^;)。基本的に、「シュノーケルの単独行動」は何かあった時に危険なのでやってはいけないのだが、コテージからshinjiが泳ぐリーフエッジ付近までは遮る物が全く無いので、デッキにいれば彼の様子は充分確認出来るのが水上コテージの魅力のひとつ?(笑) でも、たまに大きな波の合間に入った瞬間だけは見失うので、「どのくらい影を確認出来なかったら助けを呼ぶか?」が、とてもビミョーな問題(笑)。

PM5:00頃、サンデッキから餌付けをしていたら、数えられないくらい我が家のコテージ下に集まっていた魚達が一瞬にして去っていった。「え?まだエサあるよ〜、行かないで〜(>_<)」と思ったら、代わりに現れたのは・・・ あの有名なBGMが流れて来そうな魚影・・・小さいながらも「サメ」が登場したのだ!泳ぐスピードは結構早い!慌ててパンを投げ入れてみたがサメはパンには興味が全く無いらしく(^_^;)、小魚達を追ってアッという間に去っていった。今日1日であのドイツ人が言っていた「マンタ」も「サメ」も見た。あとは狙いは「ウミガメ」だ!!!p(^_^)q ・・・って狙って出会えるものでもないだろうけど・・・。

夜のNHKニュースで、モルディブの首都・マーレに「夜間外出禁止令」が発令されたという報道が流れていた。ココはマーレではないのでそんなコトとは無縁の生活をしているが、きっと日本に居る両親はこのニュースを見て心配しているんだろうなぁ〜・・・

この日も夕食から帰ると「ベッドデコレーション」が済んでいた♪もちろん昨夜とは違うパターン。コレって、ハネムーン以外でも毎晩やってくれるのかしら?それとも「水上コテージ」だから? まあ、理由はどうでもいいけどネ(*^_^*)

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 4日目(8月17日)  晴れ
AM3:00過ぎ。まだまだ夜も明けない真っ暗な時間帯に、突然部屋の中に大音量の非常音が鳴り響いた! 「え!?何?火事?それとも泥棒?」と、ベッド脇のライトを点けて音の発生場所を探すと、ベッドのすぐ下にある「CO(一酸化炭素) ALARM」と書かれた警報機から聞こえている。メカに強いshinjiが止めようとしたが、「OFF」や「RESET」のボタンは全く見当たらない!我がコテージだけでなく、両隣り3軒以上にも聞こえそうなものすごい音なので、このままでは近所迷惑(>_<)。仕方なくshinjiがとった手段は・・・コンセントを抜くという単純な方法(笑)。

とりあえずこれで静かになった・・・。「さあ、改めて寝よう(-_-)」という私に対し、shinjiは原因が気になるらしく、起きあがり部屋の中をウロウロ・・・。確かに、もし本当に部屋の中で一酸化炭素が発生しているなら、このままでは死んでしまうが(^_^;)、こんな海上の天井や床のあちこちに隙間がある木造コテージが完全な密室になっているとは到底思えない私は、「大丈夫だよ。何か問題があれば誰かが起こしに来るよぉ〜」って程度の反応(笑)。どうしても気になるshinjiはその後、とりあえず窓を少し開けて、部屋とバススペースの間の扉も開けてから寝たらしい・・・。ホントにどっちがA型なのか分からない我が家 f(^^)

その後、数分後には隣りのコテージから同じ警報音が聞こえて来て、同じように止めるのに苦労している気配がして、従業員を呼んだらしく一旦少し騒がしくなった。しかし、その従業員もすぐに去って行って、結局、我が家は警報機が鳴った理由を知らないまま、元の静かな睡眠に戻った・・・。でも、我が家はこんな対応の仕方で良かったのだろうか・・・?(笑)

AM7:00起床。昨日の曇り空がウソのように朝から快晴!しかも海の透明度はかなり高そう!!!

リゾート到着当初、ハウスリーフでのシュノーケルに飽きたら、「ハネムーンエクスカーション」という、リゾートからドーニで30分くらいで行ける「無人島貸し切りツアー」に行こうかと考えていたのだが、1日に1組しか行けないこのツアーの申し込みを、たった1日思案してていただけで、我が家の滞在期間中の予約は全て埋まってしまっていたのだった・・・。他の島に行ったり、シュノーケルポイントを何ヶ所か回ったりするエクスカーションに参加しても良いのだが、どれも最低1時間はドーニに揺られなくてはならない・・・。船酔いする私にはきっと厳しいツアーになるし、ハウスリーフが自慢のこのリゾートなら、周辺の珊瑚礁へ行かなくても充分楽しめるはずなので、滞在中はずっとこのリゾート内でのんびり過ごすことにした。(エクスカーションの詳細については、「about RESORT」のページに掲載)

そんなわけで、干潮時間に当たる朝9時頃から早速コテージ周辺でシュノーケル開始。

約90mも落ち込んでいるというリーフエッジのドロップオフ付近

PM1:00頃。昨日と同じ場所に再びマンタが出現!しかも今回は、ヒレの上に「コバンザメ」付き!昨日見逃したshinjiも今回はタイミング良くコテージに居たので見ることが出来た。shinjiは桟橋から見ているだけでは物足りないらしく、すぐに水中カメラを持って海に入りそ〜っと近寄ったが、相手は人間の気配を敏感に感じるらしく、両ヒレをまるで羽のように羽ばたかせて、ものすごいスピードで去って行った・・・。(尻尾には毒があるので非常に危険な行為です。みなさんは真似しないで下さい(^_^;))

昼食後、コテージに戻る途中で「アケミさん」に会ったので、今朝の「警報機事件」について報告して、「今、コンセントを抜いてある状態なんですけど・・・」と話したら、「今朝3時頃の事件ですよね?なんか発電器の切り替えの際にトラブルがあったみたいで・・・。もうコンセントを差し込んでも大丈夫ですよ。」とだけの簡単な説明(^_^;)。こっちもこういったトラブルに対する「南国の人達」の大らかな対応にはもう慣れっこになって来ているので、「へ〜、そうだったんですかぁ〜。」と頷いただけ(笑)。

でも部屋に戻り、言われたとおりコンセントを差し込んでみたが、やはりあの警報音は鳴り響く!!!「ダメじゃん!直ってないよ!!」と言いながら、この「CO警報機」は滞在中にどうしても必要な設備とは思えないので、再びコンセントを抜いてそのまま放置するコトにした(笑)。 (・・・そして、この事件に関して、その後はスッカリ忘れてしまい、「コンセントを抜いたままである」という事実を誰にも報告しないまま帰国してしまった(^_^;)。我が家のチェックアウト後に、ルームボーイさんが気が付いてくれていると良いのだけど・・・。)

午後は満潮なので、波がやや穏やかな北側のハウスリーフのNo.4からNo.5水路のあたりのリーフエッジ付近を中心にシュノーケル。珊瑚の陰で大口を開けているウツボを発見したし、shinjiはシャコ貝をくわえた大魚なんかも見かけたりしたらしい。ホントにモルディブの海は、まるで水族館の魚を海に放し飼いにしたようないろ〜んな種類の魚達に会える♪

私がシュノーケルの合間に木陰で休んでいたら、リヤカーを引っ張ったおじさんが近づいてきて、リヤカーの中からおもむろに椰子の実(なた)を取り出し、手に持った椰子の実に2〜3回ほど鉈を振り下ろした(@_@)。そしてその椰子の実を私に差し出した。どうやらビーチに居る人にサービスとして配って歩いているらしい。

ストローが無いのでちょっと飲みにくかったが、取りたての「ココナツジュース」は思いのほか美味しいし量もた〜っぷり♪リゾート到着時に準備されていたウェルカムドリンクの椰子の実とは全く違う飲み物みたい!シュノーケルで疲れた身体にちょうど良い甘さ(*^_^*)。 おじさんは飲み終わるまで私の後方で待っていて、飲み終わった椰子の実をきちんと回収してから去っていった。

・・・と、ここでモルディブの「ゴミ」についてちょっとだけ・・・。

モルディブのゴミ事情
島が丸ごとリゾートになっているモルディブでは、電気も自家発電だし、ゴミも島内で焼却している。でも、燃えないゴミはリゾートでは処理出来ないので、ある島に捨てているのだ。つまり、燃えないゴミが増えると「ゴミの島」が増えることになる。リサイクルなどの技術も予算もまだこの国には無いのが現状なので、「燃えないゴミは自国に持ち帰って捨てて!」と呼びかける運動もある。

私たち観光客のちょっとした努力でモルディブの美しい海を守ることが出来る。帰りの荷物を軽くしたい気持ちは分かるけれど、特に「燃えないゴミ」は持ち帰るようにしたい。モルディブの海と珊瑚と魚達を守るために・・・。

午後のシュノーケルからコテージに戻りシャワーを浴びたら、頑張り過ぎた私はすっかり疲れてしまい夕食まで熟睡・・・。PM8:00過ぎに夕食を食べに行って戻ってきたが、今夜は何故かベッドデコレーションがされていない! なんでなの〜?最初の2日間だけっていうのはちょっと中途半端じゃない? ・・・この理由はのちのち明らかになる。

夜明け前からプチトラブルはあったが、2人ともケガも病気もせずに無事に4日目も終了。

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 5日目(8月18日)  晴れ 〜 スコール 〜晴れ

この日も朝から快晴!本当に雨期なのかしら?

午前中はいつもどおり水上コテージ側でシュノーケル。shinjiは果敢にもNo.4〜No.5〜No.6とリーフエッジ沿いに長距離のシュノーケル。途中でナポレオンフィッシュに遭遇して、今回は無事カメラに納めることが出来たらしい(^_^)v そして結局、かれこれ1時間以上は帰って来なかった・・・(^_^;)
私はコテージ周辺でウロウロとシュノーケル。パンを持って右手で餌付けをしていたら、隠し持っていた左手のパンをやや大きめの魚に見つかり、無理矢理親指をかまれて流血!魚の歯の跡がくっきりと残り、しばらくの間ズキズキしていた(>_<)。昨年、フィジーで珊瑚を踏んで爪を剥がした時ほどは大騒ぎはしなかったけど(^_^;)。

PM1:00頃、珍しくスコール。フィリテヨに来てから昼間に雨が降ったのはこの時が初めて。でも、ほんの数10分間ほどで雨はあがり、その後はまた快晴!でも、この日は波がかなり高くうねりもあったので、私はのんびりコテージで過ごし、shinjiは時々シュノーケルに出掛けていた。

バルコニーのブランコに揺られながらガイドブックを読んでいてふと目に止まったページ。それはどうしても私が馴染めなくて苦手な海外の習慣・・・「チップ」について。

モルディブのチップ事情
チップの習慣はもともとは無かったが、現在、クラブ形式のリゾートを除いてほとんどのリゾートで習慣となっている。レストランのウェイターとダイビングスタッフには最終日にまとめて渡すのが一般的。目安は前者には1人1日$1、後者は1ダイブ$1程度。ポーターにはその都度荷物1個につき$1程度を。ベッドメークのボーイはチップが無くても掃除をしてくれるが、1ベッド$1程度置いておくとベッドを花で飾ったり、シーツでお洒落なデコレーションをしてくれることもある。

うん?「1ベッド$1程度置いておくとベッドを花で飾ったり・・・?」 もしや、昨夜のベッドデコレーションが無かったのは、毎朝チップを置いて無かったから?でも、モルディブ到着時に現地旅行会社からもらった案内パンフレットには「ルームボーイには、お一人当たり1日$1〜2を、最終日にまとめて枕元に置いて下さい」と書いてあったよね? 一体、どっちが正しいの???もし、毎朝用意するほうが正しかったとしても、もう今さら遅い・・・(^_^;)。我が家は現地のパンフレットに従ってチェックアウト時に用意することにした。今後、ベッドデコレーションはしてもらえないかもしれないけど、仕方ないよね・・・。

PM7:40頃、ドアをノックする音がした。ドアを開けてみると、昼間いつも掃除をしてくれているルームボーイのお兄ちゃんが「ベッドメイクしましょうか?」と言っている。「昨夜も来たけど、鍵がかかっていたから・・・」とのこと。そういえば、昨夜は私がPM8時過ぎまで爆睡していたんだっけ・・・。そっか〜、昨日は内側から鍵をかけて寝ていたから、ボーイさんは部屋に入れなくてベッドメイクも出来なかったのね! どうやら、私が想像していたように「チップが無かったからベッドデコレーションをしなかった」訳では無かったらしい・・・(^_^;)

ルームボーイさんは、毎晩、ゲストが夕食に出掛けているこれくらいの時間帯にそれぞれの部屋をまわって掃除とベッドデコレーションをしているらしい。今夜は我が家はたまたま部屋にいて、ちゃんと起きていてノック音に気が付いたのでそれに出くわしたのだった。昼間ももちろん綺麗に掃除してあるのに、この夜の訪問時にも、バススペース、トイレから部屋の中まで一通りきちんと掃除をしていた。こんな夜間までサービスをするリゾートなんて、他の国では見たことがない。

でも、フィリテヨに来てはや3日目。ルームボーイさんとも顔見知りになっているので、掃除の合間の雑談が非常に多い(笑)。「今日のシュノーケルはどうだった?」とか、shinjiがいじっていたPCに興味を持って「いくらするの?」と聞いてきたり、私の読んでいた本を見て「日本語なのに横書きなの?普通、日本の本は縦書きだよね?(←実は私の仕事関係の専門書なので横書きだった)」だとか・・・。次から次へとおしゃべりをしていて、手を休めている時間が長く、コテージ内の掃除をしてベッドデコレーションが終了するまでに、かれこれ30分以上はかかっていたと思う・・・。基本的にどこの国でも、リゾート地の従業員っての〜んびりしているもんだけど、こんなペースで16棟ある水上コテージのベッドメイクを夕食時間内に終えることが出来るのだろうか(笑)?

ベッドメイクを終えたルームボーイさんが帰って行くのを見届けてから夕食へ。今夜はテーマビュッフェで「メキシコ料理」。いつもとちょっと違ったメニューが並んで、いつも以上に食べ過ぎ(笑)。毎日3食ビュッフェだと、ただでさえ飽きっぽい私は必ずメニューに飽きると思い、日本からレトルト和食を数食分持参していたのだけど、通常のメニューもかなり豊富だし、たまにこういった「世界の料理の日」もあるので、全く飽きることが無かった。この日はビーチサイドレストランも特別メニューの日で、外では民族音楽の演奏に合わせて従業員たちが踊っていた♪

リゾート到着日以降、夕方から曇り始める日が続いていたが、この日は雲ひとつ無い夜空。空を見上げるとものすごい星たち!天の川もしっかり確認出来た。今まで行った南の島の中でも1、2位を争う美しさ!!!「満天の星空」ってこういう空のコトを言うんだろうなぁ〜(*^_^*)。でも、確認できた星座は大きな「白鳥座」のみ。南国に来る際には、もうちょっと天体の勉強もしておかないとネ〜(^_^;) ちなみに、この夜の星空はこんな感じ・・・CLICK

あんなに綺麗な星空が見えていた数時間後。この日の夜中から明け方にかけては天気はかなりの荒れ模様になった。波が荒くなると、水上に建つコテージの支柱に波が当たり砕ける音がかなり大きくなるし、たまには軽く揺れることもある・・・(^_^;) 波が穏やかな日は海の上に寝ているようでとても気分が良いのだけど、この日の波の音は、震度3くらいの地震では全く目が覚めないほど鈍感な私(^_^;)でも、さすがに夜中に何度も目が覚めた。水上コテージに滞在する際、神経質な人は耳栓を忘れずに持参した方がいいかも。。。(>_<)

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 6日目(8月19日) 晴れ 時々 くもり

昨夜からの豪雨がウソのように雨は上がり、穏やかな朝。

朝食後、午前中はいつものように水上コテージからシュノーケル。私がシュノーケルの合間の休憩でデッキで餌付けをしている所にルームボーイさんがやってきた。パンを投げ入れるとものすごい勢いで集まってくる体調30cmくらいの白い魚たち(下の写真)。

だいぶ仲良しになり雑談も出来るようになったルームボーイさんに名前を聞いてみたら、「あのReef fishのこと?ディベヒ語(モルディブの公用語)では『ゲルヒアマス』。英語名は分からないなぁ〜」だって。ちなみにおいしいのか聞いてみたら「Well taste!」らしい(笑)

実は私はこの日まで、海の様子が良く分からないし、自分の泳力にもあまり自信が無かったので、コテージから見える西側のリーフエッジまでは到達出来ずにいた。でもこの日までの3日間、西側のエッジまで何度も行ったshinjiがいろんな熱帯魚の話をするし、海の様子もだいぶ把握していてくれたので、「明日は帰国日。快晴&干潮の今を逃したらもう行けないかもしれない!」と、意を決してチャレンジする事にした。

shinjiに時々ライフジャケットを引っ張ってもらいながら泳ぐこと10分程。目の前に徐々にせまる海の色の違う部分。・・・でも、いくら干潮とは言っても波が全く無い訳ではないので、リーフエッジ直前では白波が立っていて、3回ほど大きな波を頭からかぶり「う〜〜溺れる!帰りたいよ〜(>_<)」と半ベソ状態になったが、「ココを越えれば波が無くなるから!」と励まされ頑張った。すると突然波は無くなり、その先に未だかつて見たことの無い世界が広がっていたのだ!

リゾートの北側の海底はリーフエッジに向かってなだらかな斜面で下っているのに対し、この西側の海底は本当に突然崖になっている(@_@)。最初はかなり驚いて慌てて少しバックした(笑)。足が絶対に着かない深さにいきなりなるのはコワイ・・・(^_^;)

でも、ハウスリーフ内では見られなかった、大型のいかにもおいしそうな魚達(笑)や、群れで泳ぐ魚達が数えられないほど泳いでいるのを見ているうちに、shinjiとは離れてひとりでリーフエッジ沿いに天然水族館を楽しめるようになった。エッジの奥の方には「ナポレオンフィッシュ」「マンタ」の影。自分の身体周辺には「シマハギ」やインド洋固有種「パウダーブルーサージョンフィッシュ」「ブラックプラミッドバタフライフィッシュ」等の集団。まさに魚の乱舞状態♪ 

この日は午後の満潮になっても波はとても穏やかだったので、午前中の光景が忘れられずに引き続き西側のリーフエッジ沿いをシュノーケル♪ ・・・だからと言って、私はshinjiのように1時間以上も泳いでいられない。「コテージへ帰る際も泳がなくてはならない!」というコトもふまえて適当な時間でコテージに戻ることにした。

エッジ沿いに泳ぎながらNo.3の水路まで移動して、その水路沿いにコテージ方面へ向かって、コテージ群にぶつかる手前で左折してNo.26の水上コテージ前まで来たときに、目の前の白化した枝サンゴの上に大きな物体がゆらゆらしているのを発見した。最初は、他の場所で白化して海底から剥がれてしまったテーブルサンゴが流されて枝サンゴに引っかかっているのかと思ったが、実際に近づいてみてビ〜〜ックリ!(@_@) 体長1mくらいのウミガメが珊瑚に噛みついていたのだ!!!

慌てて水上に頭を上げ、いつぞやのドイツ人のように周囲の人にこのコトを大声で知らせようと思ったのだが、shinjiはまだまだエッジ沿いをシュノーケル中だし、私の周辺をシュノーケルしている人もいないし、コテージのデッキでくつろいでいる人も居ない・・・(>_<) せっかくのチャンスなのにぃ〜! 仕方ない。人に知らせるのは早々に諦めて、ひとりでウミガメくんと遊ぶことにした。かれこれ10分ほど一緒に泳いでいたのだが、相手は私の存在を全く気にしていない・・・(^_^;) 目も合ったし(?笑)、甲羅も触ったりしたんだけど、食するサンゴを移動しながら、途中息継ぎに水上に顔を出したりして優雅に泳いでいた。他の魚達に比べてゆっくり泳いでくれるので、泳ぎの下手な私でも余裕で付いて行けた♪ ひとつ残念なのは、私が水中カメラを持っていなかったこと・・・(T_T) なので、私がウミガメと遊んだという証拠品は何も無いのが心残り。。。今後は「使い捨て水中カメラ」くらいは持参して泳がなくちゃp(^_^)q

PM5:30頃、ちょっとだけスコールが降った。

PM7:00頃、ルームボーイさんがベッドメイキングに訪れた。「Honeymoonなの?」とか「今夜がラストナイトだよね?」とか、あいかわらず雑談が多い(^_^;) でも、今夜が最後ということで花を持参してきていて、とてもステキなベッドデコレーションをしてくれた。

ベッドメイキングの最中にレセプションのおじさんが1通の封筒を届けてくれた。内容は、明日のチェックアウトまでの流れが書かれた手紙ホントに明日帰国の途に着くのね・・・(T_T) 手紙と一緒にアンケートも同封されていたのだが、当然全てが英語!知らない単語もあって、ふたりでああだこうだと話している間にベッドメイキングが終わり、ちゃんとした最後の挨拶をしないうちにルームボーイさんは帰ってしまった・・・。ごめんなさ〜い(>_<)

夕食後、先程の手紙に書かれていた通りにこの時点までの支払いをしに会計に立ち寄ったが、「少ししか無いから、明日の最終チェックアウトの時でいいよ。」と言われた(^_^;)。そうよね・・・我が家はダイビングはしないし、シュノーケル道具は全て持参したからレンタル代も無いし、結局エクスカーションにも行かなかったし・・・。使ったのは食事の時の飲み物と日々のミネラルウォーターのみだものね(笑)。

部屋に戻ったらベッドデコレーションに使われた花びらがしぼんできていた。枝から取りたての花を使って形作ってくれたのに・・・。なんか、本格的に帰国することを実感・・・(>_<)

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モルディブ旅行記