ポルトガル('18.10.12〜20)

7日目(10月18日) その1

AM6:30 今日は郊外の街「Sintra(シントラ)」までショートトリップに行くので連日の早起きです。

AM7:00から朝食を食べて、AM7:35にはホテルを出発。 前日Viva Viagemカードに24時間券(€6.3)のチャージをして改札を通過したのがAM8:00。 本日同時刻までに改札を通過するのが目標!!

ホテルから徒歩数分でParqueに到着したけど・・・ 駅の入口が開いてない!乗客の姿もない!(@_@)

あとからやってきた人々は入口に貼られている1枚の貼り紙を見て去って行く・・・。その貼り紙、ポルトガル語onlyなので私には全く読めませーーん(爆)。口頭で確認したほうが早いので、入口のガラス扉をどんどん叩きながら内部の改札付近にいた駅員のオジサンに「こっち来て〜!ここ開けて〜!」とアピール(笑)。するとオジサンは両腕で大きな「×」のジェスチャー。。。 うーん、、、駅構内で何か事件でも起こったのかな?とりあえず中には入れないって事なのかな。

仕方ない。地図で見たところ隣の駅までそんなに距離も無さそうだし隣の駅まで歩いてみよう。リベルダーデ通りをロシオ方面に向かって南下してMarques de Pombal駅に到着。

← ガーーーン(-_-;) こっちも入口閉鎖してる・・・ そして同じ貼り紙

だ・か・ら〜、ポルトガル語は読めないんだってば!せめて英語も併記しておいてくれ〜〜っ!!
悔しいからあとで調べるつもりで貼り紙を写真撮影。

続々とやってくるサラリーマン風の人々もみんな貼り紙を見てあっさり諦めて去って行っていた。

目的地のロシオ駅まであと2駅。 shinjiがバス路線を調べてみたけど市街地のバスは路線が多くて、ロシオ駅前に行くバスが何番なのか良く分からない。しかも、バスだと時間 が読め無いし・・・ こうなったら歩いてしまおー!p(^-^)q (←あとから考えると、“タクシーに乗る”という選択肢が全く思いつかなかったのは何故だろう・・・。タクシー乗っていたらもうちょっと時短できたかもしれない)

リベルダーデ通りをてくてく歩いていると、歩道のモザイク画が美しいことに気づいた!

リスボンは歩道がほとんど石畳で、こんな感じのモザイク画で彩られている。

歩いてると次々といろんなモザイク画が足下に現れて、段々楽しくなって来た(*^_^*)。写真を撮りながら歩いていると2駅分の道のりなんてあっという間♪

AM8:12 ロシオ駅に到着

ロシオ駅はマヌエル様式の美しい駅舎でケルースやシントラ方面へ向かう列車が発着する駅。

ホーム脇の有人切符売り場で周遊パス「Bilhete Train & Bus」が欲しいと伝えると黄色いカードを渡された(€15.5+カード代€0.5=€16)。 リスボンからの鉄道とシントラ、ロカ岬、カスカイスまでのバス路線が乗り放題というお得なチケット♪

このカードって、持っていたViva Viagemカードとは色が違うんだけど、緑色のカードのほうにチャージする事は出来な いのか?この点は不明・・・。

ちょうど通勤ラッシュの時間帯なので乗降客がかなり多かった。

事前リサーチでは7時〜8時台のシントラ行き列車は10分おきにあると書かれていたが、、、
ちょうどAM8:11の列車が行ったあとで、次はAM8:41だった。。。 実際には30分おき(-_-;)

AM8:41 ロシオ発 → AM9:21 シントラ着

この時も車内検札がやって来た!(@_@) ポルトガル鉄道って結構真面目なのね〜。でも、熟睡中の乗客には声掛けてなかったので、寝たふりOK?(笑)

車内で暇つぶしにメトロの駅に貼られていた貼り紙の翻訳をしてみたところ、「ストライキで閉鎖」だったらしい(^_^;)。 私は旅行客なので事前に情報を知ることは難しいけど、地元の人もたくさん来ていたので、ストライキ情報って朝のニュースとかで流れ ないのかな??(?_?)

駅構内のインフォメーションでシントラの無料市内MAPを貰っていたら(←バス車内でも貰えるようです)、次の列車がやってきたので慌ててバス停にダッシュ! 駅を出て右側に進んだところが「434番」バスの乗り場。2番目の乗車だったので座席に座れたけど、かなりぎゅーぎゅー詰めになるまで発車せず立ち乗りの人もいっぱい!!

AM9:34 バスが出発。シントラの市内を通過して、その後、山道をぐんぐんと登り、途中から周囲は完全に霧に包まれてしまった。。。約30分の乗車でバス停「Palacio de Pena」に到着。

メインエントランス脇にあるチケット売り場でチケットを購入。列は混雑してはいなかったけど、いろんな組み合わせのチケットがあってどれを買ったらいいのか分からず、しばし看板を見ながら悩む。表記はポルトガル語と英語のみ。一番安いのは「Park」というチケット。コレだとたぶんペ−ナ宮殿の外観は見られるけど内部には入れない感じ? できれば宮殿内部も見たいので「Park & Palace(€14)」というチケットを購入。

メインエントランスから宮殿までは約500m。坂道なので園内バス(往復€3)が走っていて入場券と一緒に購入することが出来たが、まだまだ若いので(?笑)歩いて上ることにします!

意外と歩いている人は少なくて、霧に包まれた静かなペーナ公園の森の中をてくてく歩く。。。

きちんと舗装はされているし斜度もそれほどでもないけど、結構距離があったかな(^_^;)。足腰に自信の無い人は素直にバスに乗ったほうが良いかも。

ペ−ナ宮殿を建てたフェルナンド2世は、実はドイツのノイシュバンシュタイン城を建てたルートヴィッヒ2世のいとこ。マヌエル、イスラム、ゴシック、ルネサンスなど色々な様式を取り入れたカラフルで欲張りな宮殿で、ポルトガルの栄華を今に伝える建築物。「ペーナ(Pena)」というのは、「ペーニャ(Penha)」、すなわち「岩」という単語のかつての表記で、岩の上に立つ宮殿だから「ペーナ宮殿」と呼ばれるそうです。

霧に包まれた城が見えてきた!

イスラム風のモザイクが施された2つの城門をくぐって城内へ

ビビットカラーのカラフルな城
まるでテーマパークや絵本の中のお城みたい♪

城の見張り砦からの眺め

← 寓話の門

入口頭上にあるギリシャ神話の海王ポセイドンの息子・トリトンの像が目を引く

場内あちこちでアズレージョを見かけることができるが
この門の内部のアズレージョが一番細かくて美しかったかも♪

←↓ 城の裏側にあるチャペル

16世紀に建てられた修道院の礼拝堂。

こじんまりとしているが、マヌエル様式の天井と、多色刷りのタイルの壁、フェルナンド2世が発注したニュルンベルグのステンドグラス等、見所は多い。

・・・と、ここまでは「Parkのみ」のチケットでも見学できる部分。王の居城は赤い色の時計塔のある建物の中にあり、ここからは別料金の「Palace」の入場チケットが必要。

外装が真っ赤の城って、、、(^_^;)
一体どんな趣味?(笑)

16世紀のタイルで彩られたマヌエル様式の回廊

 
広間 ダイニングルーム  
 

王の寝室
壁から天井までネオ・ムーア様式の装飾が美しい!

 

宮殿内を見学している間に、到着時は真っ白で周囲を見えなくさせていた霧が徐々に晴れて来ました♪

赤い塔の周りを囲む「Wall Walk」からの眺めは抜群!
フェルナンド2世が修復したという「ムーアの城壁」もよく見える。
・・・が、絶壁の上に建つ城なので高所恐怖症の人はやめた方がいいかも?

霧が晴れると全体的な印象がガラリと変わったので、最初に霧に覆われた神秘的な風景が見られたのは貴重だったかも。

様々な建築様式が混然一体となっているだけでなく、その色合いも含めてとにかくごちゃ混ぜで、他の場所ではかつて見たことのない摩訶不思議な世界観を持つお城。でも、そのゴチャゴチャのおかげで見る場所に寄って全く違う景色を見せてくれる奇妙な魅力のあるお城でした♪ 宮殿内はヨーロッパの貴族のお城ではよくある豪華絢爛な調度品&展示方法になっていて見慣れた感じではあったので(^_^;)、ヨーロッパのお城をたくさん見てきている人は外観だけでも充分満足できるかも??

 

AM11:30、宮殿の見学を終了し坂を下ってエントランスまで戻って来たら、チケット売り場が大混雑!(@_@)

メインエントランス脇の売り場は混雑していたけど、

← バス停方向に少し下った所にクレジットカード専用のチケット売り場発見(スタッフはいません)

こちらの売り場は比較的人が少なかったので、カードを持参していたらこっちで買ったほうが早いかも?