4日目(10月14日)〜その1〜 晴れ
AM8:00、起床。マドリッド最後の朝。朝食会場は大混雑!
海外旅行中の朝食レストランで見かける光景のひとつに、外国人の宿泊客が朝食を食べ終わったあと(もしくは食べながら)、もうひとつ別にサンドイッチを作っている姿があった。最初は、「外人ってよく食べるよね〜!」と感心していたのだけど、その後、その人がレストランからそれを持参して出て行く姿を見て、実は、そのサンドイッチは『ランチ用』だという事を知った(笑)。
今まで私はそれをわざわざ真似した事はなかったが、今日のランチタイムは列車の中の予定なので・・・ 今回は我が家も真似をしてみる事にした(笑)。ちょうどレストランも混雑していたから目立たないし。(^_-)b
AM9:00過ぎ。ホテル出発まで1時間程時間がある。
実は、ホテルから徒歩圏内に観光スポットがいくつかあったのだけど、我が家の興味の優先順位としてはやや低めで予定に入れられなかった(^_^;)。でも、せっかく近くにある訳だし、内部に入る時間はないにしても外観くらいは見ておこうかと散歩に出る事にした。
ホテルを出発し、Cuesta de San Vcente(サン・ビセンテ坂)を上り「王宮」の入口を探す。 ・・・さすがに「王宮」だけあって入口があちこちにある訳ではないらしく、かなり歩いてやっと見付けた“入口らしき場所”に入ろうとしたら警備員のオジサンに止められた(笑)。そして、「入口はココではなく、坂を登ったあっちのほうだよ。」と教えられて更に歩く・・・。すると、王宮の北側に広がるJardines de Sabatini(サバティーニ庭園)の脇に入口を発見!
フェリペ5世の命により着工し、彼の死後1764年、カルロス3世の時代に完成したネオクラッシク調の宮殿。現在は国王の住居ではなく公式行事に使用されるほか、一般にも公開されている。華麗な宮殿の内部にはおよそ2,800室があり、全てが豪華絢爛で当時のスペインの国力を窺い知ることができる。
白い御影石で出来た王宮 サバティーニ庭園 まだ時間が早い為、王宮前の広場は観光バスもまだ到着していないのでと〜っても静か。 庭園もランニングする人や犬の散歩をする人くらいしか居なかった。 王宮内部には華麗な装飾が施されていてかなり見応えがあるらしい。あと1日マドリッド滞在時間があれば是非内部に入ってみたかった。
王宮前のオペラの殿堂「Teatro Real(王立劇場)」を一周してから、「王立エンカルナシオン修道院」へ。
フェリペ3世の妃マルガリータの命により1611年に建てられた。マヨール広場を手がけた建築家ファン・ゴメス・デモラの設計による。ここには王家を中心としたハプスブルグ家の女性達が修道女として暮らしていた。現在の建物は1767年に再建された物。
・・・当然時間が無いし見学時間前だったので、閉まっている柵の隙間からカメラだけを進入させて頂いて撮影(笑)。
このあと、セルバンティスのモニュメントやドン・キホーテの騎馬像で知られる「スペイン広場」に行こうと歩き出したが、地図で見るよりも実際は距離があり、地下道もあったりして道が非常に分かりにくく、結局、時間切れ・・・(T_T)。敢えなく断念してホテルに戻った。
AM10:20、レセプションに預けておいた貴重品を返して貰い(∈6.0)、チェックアウト。
AM11:30、AVE3113は定刻でマドリッド・アトーチャ駅を出発。
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座席ポケットには四角いマッチ箱サイズの箱が入っていた。開けてみたら中味はイヤホン。 しばらくすると、通路上に設置されたモニターで映像が流れ出した。イヤホンを座席肘掛けの穴に差し込むと、スペイン語のナレーションが流れていた。 途中で映画も上映されて(←当然、スペイン語に吹き替えされていたけど・笑)、まるで飛行機と同じ!! 日本の新幹線には無い、嬉しいサービスだわ〜(*^_^*)
列車はマドリッドからバルセロナまでノンストップという訳ではなく、途中、いくつかの都市にも停車した。「Zaragoza(サラゴサ)」や「Tarragona(タラゴナ)」など、“大都市”とはいかないまでも、名前くらいは聞いたことのある街もあり、時間が許すなら途中下車して散策をしてみたかった♪ ← 停車駅以外の車窓はず〜っとこんな感じで、『スペインの大平原』といった感じの風景が続く・・・
途中で朝食時に頂いてきたサンドイッチを食べたり(笑)、バルセロナでの予定を考えたり、・・・もちろん昼寝もしたりzzz(=_=) と、過ごしているうちにバルセロナが近づいて来た。
PM14:54。定刻通りに列車は「Barcelona Sants (バルセロナ・サンツ駅)」に到着。
さて、本日最大の関門 : 「サンツ駅から宿泊先ホテルまでどうやって行くか?」 ・・・日本でリサーチしている時には『スペインは地下鉄もとにかく危険!』というイメージだったので、『駅前からすぐにタクシーに乗りホテル直行』という予定でいた。 しかし、実際にマドリッドで地下鉄に何度か乗ってみた感想としては、昼間&ある程度の乗客が居る状況ならあまり危険は感じなかった。 宿泊先ホテルはバルセロナ中心部からかなり離れている為にタクシー代も結構かかりそうだし、この際、地下鉄で行ってみよう〜p(^-^)q
券売機はマドリッドとほぼ同じ。バルセロナでは地下鉄の利用回数が多くなりそうなので、毎回1回券(∈1.3)を買うのは面倒なので10回券(∈7.2)を2人分購入。 地下鉄構内には次の列車の到着時間を表示するモニターがあったり、車内では次の到着駅案内のモニターはもちろん、アナウンスまであって、ほとんど日本と同じ感覚。な〜んにも案内の無かったマドリッドの地下鉄に比べるとかなり都会的♪
車内はこんな感じ。無機質だけど汚くはない(笑) →
まずは「Sants Estacio(サンツ駅)」からD号線に乗り、「Verdaguer」でC号線に乗り換え「Serva de Mar」で下車。駅改札付近で地下鉄&バスの路線図の載った地図をゲットし地上へ出る。
「・・・あ、暑い〜〜っ!(-_-;)」
マドリッドでは必需品だったコートがこっちでは邪魔になるくらいの気温で、周囲の人々はタックトップ&サンダルといった服装。「マドリッド→内陸、バルセロナ→地中海沿い」だもの、そりゃ〜、気温も変わるわよね。(^_^;)
PM15:40。汗をかきながらスーツケースを引っ張り歩く事15分で海沿いの道に出てすぐにホテルを発見し、無事に到着。
チェックインも特に問題無し。 リサーチによるとセーフティーBOXは部屋には無いらしいのでチェックインついでに依頼。すると、情報通りにレセプション脇の小部屋に通され、BOXに貴重品を入れ鍵を受け取り(滞在中、何度でも出し入れ自由)、デポジット代として現金で∈30.0を支払い手続き完了。
一旦、部屋に入り30分程休憩してから、まずはかる〜く市内散策へ向かう事にした。