Spain (Madrid & Barcelona) '08.10.11〜18

4日目(10月14日)〜その2〜 晴れ

PM4:30、ホテルを出発。

バルセロナに到着して一番最初に行きたい場所。・・・もちろん、世界遺産:「Temple de la Sagrada Familia(サグラダ・ファミリア)」。 ホテルから地下鉄を1回乗り換えるだけで辿り着ける距離。

最寄り駅「Selva de Mar」からC号線に乗り「La Pau」A号線へと乗り換える。構内の案内板だけで迷子になる事なく充分乗り換えられた。「La Pau」から5駅で、その名もそのまま!Sagrada Familia」に到着。時間にしてたった20分程しかかからなかった。

地下鉄改札から地上に出て、「さぁ〜て。サグラダ・ファミリアはどっち??」と、後ろを振り返った私の目にドーンと飛び込んで来たのは、ず〜〜っと憧れて来たTVで見た事のあるあの建物。・・・「Sagrada Familiaだ!」 一瞬、その場に立ち尽くした。まさか、駅のこんなすぐ近くにあるとは想像もしていなくて、あまりにも突然現れたのですぐにはこれが本物だとは理解出来ない感じだった。

地下鉄駅は建物の北東側にあるので、最初に私の目に映ったのは東側の「生誕の門」。天に突き刺さるような4本の塔はガウディが生存中に出来た物。 ・・・鳥肌が立つくらいの感動だった。この瞬間の光景は、きっと一生忘れないと思う。。。

 

内部に入るのは後日の予定なので、今日は周囲を半時計回りにぐる〜っと一周してみる事にした。

「生誕の門」の上部

北側からの光景

北西側からの光景

西側の「受難の門」

「生誕の門」はもっと古ボケていて白黒一色といった感じかと想像していたが、実際には、予想もしていなかった鮮やかな色が使われた装飾が施されていてかなり驚いた。また、凝った複雑な彫刻で埋め尽くされている「生誕の門」と比較して、西側の「受難の門」はほとんど装飾が無く、簡素で空虚な壁面の寂しさが印象的だった。十字架にかけられたキリストの彫像が、まるでここがキリストの墓場かと思わせるような雰囲気を醸し出していた。

サグラダ・ファミリアを一周したあとは、サグラダ・ファミリアから北東へ一直線に伸びる「Avinguda de Gaudi(ガウディ通り)」を歩く。

この通りを歩きながらふと振り返ると、その先には夕陽に照らされるサグラダ・ファミリアが見える。

道の両側にはカフェやバールが並び、そのオープンテラス席ではサウグラダ・ファミリアを眺めながらお茶や食事を楽しむ事が出来る。なんて贅沢な空間!!

この通り沿いのレストランで夕食を食べても良かったのだけど、今日中にもうひとつの世界遺産を見たかったので、後ろ髪を引かれながら先を急ぐ。。。

「Avinguda de Gaudi(ガウディ通り)」の突き当たりにそびえる赤茶色の建物が、世界遺産:「Hospital de la Santa Creu i Sant Pau(サン・パウ病院)」

 

 Hospital de la santa Creu i Sant Paul (サン・パウ病院)  

サン・パウ病院は1901年から1930年に建設され、現在も病院として使用されている。ドメニクとその息子により設計された48のパビリオンからなるムデハル様式の複合建築。14万5000uという敷地に立つ48の病棟は全て地下で繋がっている。1997年、世界遺産に指定された。

★ サン・パウ病院公式サイト → CLICK

← 派手な正面玄関は、とても病院とは思えない(^_^;)。

花や天使の装飾、ステンドグラス、黄色や青のタイル等、患者に安らぎを与える為の装飾があしらわれている。また大病院の威圧感を除くために多くの病棟に分けたと言われている。

病院なので基本的には出入り自由(観光ガイドツアーもあるらしい)。

壁面にはモザイク壁画

黄色い車は救急車

こんなかわいい病棟もある

ドクターや看護婦、患者さんに混じって観光客も行き来する不思議な空間だけど、建物はどれも個性的。 「芸術には人を癒す力がある」という信念を持ったドメネクはムデハル様式の建物に様々な装飾を施し、建物のカラーはピンクと黄色を多用するという意外な組み合わせで出来ている。 こんな芸術的な病院なら、少しの間入院してみてもいいかも?(笑)

 

PM6:30頃まで散策をしたあと、ホテル方面へ戻る事にした。

「Hospital de Sant Pau」からメトロD番に乗り、1駅目の「Sagrada Familia」で乗り換え。その後は来た時と同じA→Cと乗り継ぎ、ホテル最寄り駅のひとつ手前の「Diagonal Mar」で下車。 わざわざ一駅手前で降りたのは、ちょっとした冒険心から。 まぁ〜、万が一失敗しても一駅なら別に歩けばいいだけだし(笑)。

出国前のリサーチ中、「Google マップ」でバルセロナ周辺の航空写真を見ていた時に、宿泊先ホテルの近くにちょっと大きめのショッピングモール風の建物を発見した。ただ、詳細地図には建物名も入ってなくて、本当にそれがショッピングモールかどうかの確証は無かったのだが、地下鉄路線図の駅名「Diagonal Mar」「Mar」が、もしかして「ショッピングモールの“モール”と関係あるんじゃない?」と勝手に思いこみ(後日、実際はスペイン語の“海”である事を知る・笑)、一か八かの賭けに出たのだ(笑)。

地上に出てみたら・・・ 閑散とした風景。(-_-;) 失敗したか?と思いつつも海側に向かって歩いて行くと、野菜やらパンやらを入れた大きなビニール袋をぶら下げて駅へ向かう人々とすれ違った。 ・・・これはたぶん間違いない!この先には、少なくとも『スーパー』はあるらしい(笑)。 駅から歩く事10分ほど。目の前に大きなショッピングモールが現れた!私の予想が大当たり〜!!(^-^)b スーパーマーケットはもちろん、衣料品や家電製品まで扱う大きなショッピングモールだった。マドリッドでは残念ながら大好きな“海外スーパーをぶらつく事”が出来なかったので(笑)、ここバルセロナではど〜うしても見付けたかったから、ホテル近くで発見出来て良かった〜♪

生ハム Jamon Serrano(ハモン・セラーノ)

電子レンジでチンするパエリア

魚介類も豊富

職場用のお土産の値段をチェックしたりしながらぶらぶら〜♪ やっぱり旅先のスーパーって面白い!(笑) 壁にぶら下がる「生ハム」なんて日本では絶対にお目にかかれない。値段はピンキリで、一番高いのはきっと有名な「イベリコ豚」の生ハムなんだろうなぁ〜。地中海沿いの街なので魚介類もとっても豊富だし、ホテルにキッチンがあったら簡単な料理くらいしてみたら楽しいかも〜♪ 

PM8:00。さて、本日の夕食はどうしようか?

ショッピングモールにはレストランも何軒かあったが、私の胃の調子がイマイチでレストランでがっつり食べるのは無理そうなので・・・ テイクアウトのケバブ屋さんで済ます事にした。(^_^;)

メニューはスペイン語only。でも、店員さんは中東系なのでたぶん英語は通じる?と思ったら、案の定、英語で充分コミュニケーションが取れた(笑)。注文して出来上がるのを待っている間に店員さんが話し掛けて来た。「日本人?東京から来たの?」とか「日本の通貨って何なの?」とか。数分おしゃべりしているうちに出来上がり〜♪

店の様子

Plato Mixto  (∈6.90)

「Plato Mixto」とは、たぶん日本語の「ミックスプレート」。数種類のケバブ&ポテト&野菜の山盛りに、更に大きなピタパンが2枚も! ・・・あまりにも多すぎて食べきれずに結局一部はお持ち帰り〜。(^_^;)

 

食後、ホテルまで歩いて帰る。

時刻はPM9:00頃。ま〜ったく知らない道だけど、この辺りは高級住宅街らしく街灯もちゃんとあるし、危険な香りは全くしなかった。ショッピングモールから歩くこと15分で無事にホテル到着。 洗濯をして、シャワーを浴びて、明日の予定を考えたりしたあと就寝・・・zzz。