Spain (Madrid & Barcelona) '08.10.11〜18

5日目(10月15日)〜その2〜 晴れ

「Espanya」から地下鉄3号線に乗り「Palau Reial」で下車。

降りた所は市街部の北西、ディアゴナル大通りを中心に広がる新市街。山の手の住宅地でもあるこのエリアには、観光の穴場的な見所が集まっている。

 

 Palau Reial de Pedralbes (ペドラルベス宮殿)  

グエル侯爵の邸宅を1924年に王宮として再建。現在公開されているのは2,3階の陶器美術館と装飾美術館。陶器美術館は11〜19世紀のスペイン陶器をカタルーニャ、バレンシアなど6つの地方と時代ごとに展示。ピカソやミロの作品も展示している。装飾美術館は中世から現代の調度品や照明器具を展示している。

宮殿前には整備された広い庭園があり、散歩する人、ジョギングする人、ベンチで休む人等様々に過ごしていた。基本的にほとんど観光客は居ない(笑)。市民の憩いの場所って感じ。

我が家がベンチで休んでいたら、白人のお姉ちゃんに「写真撮って」と頼まれた。どうやら珍しい観光客。 写真を撮ったあと、彼女は宮殿内部に入って行った。 我が家は先を急ぐので内部に入らず。。。

 

PM3:10。ペドラルベス宮殿のすぐ隣りに「Finca Guell (グエル別邸)」があるはずなのだが・・・ 間にある大学のせいで多少迷子になる(笑)。少し分かりにくい位置にひっそりと建っていた。

 

 Finca Guell (グエル別邸)  

グエルがラス・コルスに所有していた土地に守衛小屋と厩舎を建築。この作品はガウディとエウセビ・グエルが初めて手を組んだ作品。1885年に完成した入口門扉の鍛鉄彫刻のドラゴンは、ガウディ自身がデザインし、バルセロナの工房、バジェット・アンド・ピケが作成。

グエルの週末の邸宅だった所で、かつては広大な庭園に囲まれていたが、現在、その邸宅は現存しない。外壁のみしか見る事が出来ないが、タイルと煉瓦を組み合わせた外壁はガウディ初期の作品によく見られるムデハル様式を利用している。

有名なのは幅約5mの「ドラゴンの門」。ギリシャ神話に登場するドラゴン「黄金の林檎の番人」をモチーフにしている。グエルを驚かせたこの門はバルセロナ市民も驚かせ、新聞でも取り上げられるほどの評判となったそう。実際、この門の迫力はすさまじく、大きく口を開いたドラゴンが今にも動き出しそうだった。こんなドラゴンを「門」として違和感無くデザインしているガウディって、やっぱり偉大!

グエル別邸から徒歩10分。

朝からずっと歩き続けて来たのでだいぶ足が痛い(T_T)。 ・・・が、視界にスタジアムの姿が入って来た瞬間に急に元気を取り戻した。(~o~)

100年以上の歴史を誇るバルセロナのサッカーチーム:FCバルセロナのホームスタジアム 「Camp Nou (カンプ・ノウ)」だ!

私にとって、レアルマドリッドのホームスタジアム「サンティアゴ・ベルナベウ」とココだけは、今回の旅で外せない場所(笑)。

  Camp Nou (カンプ・ノウ)   

通称「カンプ・ノウ」(英語でNew Groundと言う意味)は、スペインリーグ優勝19回、スペイン国王杯優勝25回を誇るスペインの名門チームFCバルセロナのホームスタジアム。1957年に設立されたカンプ・ノウは収容人数9万8千6百人を誇りスペインはおろかヨーロッパ最高の収容人数でありサッカー専用スタジアムとしては世界最高の収容人数である。

☆公式サイト(スペイン語)→CLICK ★日本語サイト→CLICK

試合の無い日にはスタジアム内の見学が出来る。チケット販売はショップの隣にあるチケットブースにて。 「Plus Tour」というチケットは大人1名∈17もするので、クレジットカードを出したら「No!」と首を振られた。マドリッドの見学ツアーはカード決済OKだったのに・・・ ケチっ!(-_-;)

ツアーのスタート場所はスタジアム正面玄関。以前は15分間隔でガイドツアーを催行していたらしいが、現在は自由見学。オーディオガイドの貸し出しはあるが残念ながら日本語はないので、我が家は借りずに入場。

入場して矢印の方向に進んだら黒山の人だかりが!!背の小さい私には前のほうで何が起きているのか全く知る由もない・・・(^_^;) 何のアナウンスも無いまま列はま〜ったく前に進まず、待つ事10分くらい。やっと列が動き出し、進んだ先にはシアターがあった。入口で3Dメガネを渡されて初めて、自分が3Dシアターの順番待ちをしていた事を知った(笑)。 私が買った「Plus Tour」というチケットは「3Dシアター」と「スタジアムツアー」がセットになったチケットだったらしい。(後日、シアターとミュージアムには入場せずスタジアム見学だけするチケットもあるらしい事を知った。)

「3Dシアター」は10分弱。クラブの歴史や選手のプレーを迫力ある立体映像で観ることができる。ACミランに移籍したロナウジーニョの映像を今だに使っているのはどうかと思ったけど(^_^;)、迫力ある3D映像でなかなか面白かった。

「3Dシアター」終了後は順路に沿って自由見学スタート。

アウェイ側ロッカールーム(ホーム側は非公開)

ロッカー、ドリンク貯蔵庫、シャワー、ジャグジー、洗面所、トイレがある。

教会

選手入場通路途中の踊り場の両側にある。試合前、選手達が勝利と怪我の無い事を祈る。

教会を横目に歩いて行く選手入場通路。

ずっとTVで、この通路を選手達が入場していく様子を見ていた。その場所を今、自分が歩いていると思うと・・・ もう、感激っ! 階段を昇りピッチに出る瞬間はまさに鳥肌モノだった!

グラウンドレベルから眺めるカンプノウは実にスペクタクル!! 360°3階席まであるスタジアムには圧倒された。観客が誰も居なくてもこのくらいの迫力なんだから、実際に満員になったスタジアムは一体どんなにすごい迫力なのだろうか?

レアルマドリッドのスタジアム見学では選手ベンチに座る事が出来たが、ここのベンチはブルーシートが掛かっており座る事は出来なかったのがちょっと残念。(^_^;)

← 記者会見場

レアルマドリッドの記者会見場は壇上の席にも座る事が出来たが、こちらでは壇上はおろかプレス側の席にも入れないように紐が引いてあった。

2階スタンド・・・会長席等のあるVIPエリア

2階席からの眺め

← 3階プレス専用ブース

上の階に行けば行くほど傾斜がきつくなるので、どの席に座っても見づらいということは無い。 ・・・が、3階席なんて高所恐怖症の方には絶対おすすめできないほどの急傾斜!(笑)

3階席見学中にビッグサプライズ!(@_@) ホーム側ゴール脇に誰かが出てきて撮影を始めた。

最初、あまりにも小さくて私には誰だか分からなかったが(^_^;)、shinjiは「・・・あれ、もしかしてバルデスじゃない?」と。 すると、周囲の観光客からも「バルデ〜〜ス!」と大声が掛けられ始めた。

もしや、本物のバルセロナのGK:Victor Valdes!? デジカメのズームを最大限にして撮影してその画像を確認してみると、まさに彼だった! 「運が良いと選手に会えるかも?」という噂はあったが、ちょうどこの時期は国際試合週間でスペイン代表チームは遠征中なので誰も来ないかも・・・ と思っていたから超ラッキー♪ 

 バルセロナミュージアム

博物館には歴代のスター選手たちの写真、持ち物やトロフィーなどが飾られバルサの歴史をたどることができる。

全ての見学終了後は、自然とショップに連れて行かれる仕組みになっているのは何処も同じ(笑)。

ツアーの行程は普通に回れば40〜50分。でも、自由見学なのでどれだけ楽しむかは各自の自由。我が家は約2時間かけて思いっきりカンプノウを満喫〜♪(*^_^*)

レアルマドリッドのスタジアムツアーとの違いは・・・ @観光客が非常に多く、スタジアム外は完全に観光地化されている感じ。Aレアルマドリッドはバックスタンド側にも入れてスタジアム1周が出来たのだけど、こちらはメイン側のみ。 といった所かな。

決して安いとは言えないので、サッカーに興味のない方にはおすすめできません(^_^;)。でも、バルサ好きの方なら居ようと思えば1日いられるくらいの絶対外せないスポット!! 本当は試合を観れるのが一番良かったのだけど、試合のある日にはこのスタジアムツアーは無いので、今回は試合が無くて良かったのかも。。。 でも、次に来る時には絶対に試合に合わせた日程にして満員のスタジアムを体験してみたい!!(*^_^*)

 

PM5:30。これにて本日の観光予定は終了。

地下鉄5号線「Collblanc」を目指すが、スタジアム周辺&駅周辺があちこち工事中で辿りつくまで25分もかかってしまった(ガイドブックでは徒歩10分と書かれている・・・)。(^_^;)

地下鉄5号線→3号線→4号線と乗り継いでいる途中、10回券の使用記録を確認をしていた時にある事にふと気付いた。途中の乗り換え駅の記録が無い部分がある。 今日1日の自分の行動と照らし合わせて考えてみると、たぶん、1回下車したあと、ある一定時間以内に乗り継げばそれはカウントされないで済むらしい。なんか、1回分の料金を得した気分♪(笑)

PM6:40、ホテル到着。

一旦、ベッドに横たわると ・・・もう、ダメ。足が痛い。(T_T) 観光している間は気付かなかったけどかなりの疲労。夕食を食べに出掛ける元気もないので、今夜は持参していた和食レトルト食品。(^_^;)