タヒチ&イースター島 ('05.7.12〜23)

6日目(7月17日) くもりのち晴れ

出発前の調査から「モーレアのニワトリはとっても早起き!」という話を知ってはいたが、この日はまだ夜も明けないAM3:00から元気良く鳴いていた。。。さすがにそのニワトリよりは遅い起床だが(笑)、私よりも先に目覚めたshinjiはこの日、水上コテージの上にかかる「虹」「カヌーブレックファスト」のお届け風景を見かけたらしい。

「カヌーブレックファスト」とは、美しいタヒチの花々でデコレーションしたアウトリガー・カヌーが水上コテージまで朝食を運んでくれて、それを綺麗な海を目の前にしてお部屋のデッキで頂くというタヒチならではの朝食の演出。

当然、自分でレストランに出向いて食べるよりも割高なんだけど、何故か日本人ハネムーンカップルは必ず頼むモノらしい(^_^;)。日本の旅行会社でハネムーンを予約すると料金に組み込まれていることが多い。・・・あ、残念ながら我が家は頼んでいません。ハネムーンじゃないしネ(^_^;) 「綺麗な海を目の前にしてお部屋のデッキで頂く」ということは毎朝してるけど、メニューは前日と同じくスーパーで買いだししてきた朝食(笑)。

朝食後、出発時間ギリギリまでshinjiはシュノーケル。身支度に時間がかかる私(^_^;)は荷造りを済ましたあと、デッキからパンの残りで魚達に餌付け。小さいハコフグもやってきていた。

AM10:40。レセプションに電話をして迎えに来てもらう。

初日に案内してくれたカートに乗ったお兄さんが、あいかわらずものすごいスピードで飛ばしレセプション到着。チェックアウトを済まし待つこと10分ほど。AM11:00に送迎バスがやってきた。驚いたことに予定通りの時刻(@_@)

空港へ向かう途中、「モーレア・パール・リゾート」で数名の外国人を乗せて約30分でテマエ空港に到着。

名残惜しいモーレアの山々 →

空港のチェックインカンターとは思えないような小さなデスクで荷物を預けチェックインすると、パウチされたカード型の搭乗券を渡される。もちろん、行きの便と同じく使い回し用なので返却だけど(^_^;)

PM12:15。VT-1215便は定刻通りに離陸。

あっという間のモーレア島滞在。空の上から美しいラグーンを見ながら、シュノーケルで出会ったたくさんの魚たち、数々の美味しい料理、予想以上に真面目に働いていたモーレア島の人々(笑)を思い出していた・・・。

PM12:25、5日ぶりにタヒチ島パペーテに戻ってきた。ここからは気持ちも新たに「イースター島へ行くぞ〜!!!」といきたいところだが、イースター島への便は週2便しかなく、なぜかタヒチ出発は真夜中・・・。まだ半日もある(>_<)

・・・ということで、夜中まで市街地で大きな荷物を持って時間を潰すのは大変なので、大抵は市内のホテルを「デイユース」で予約して過ごすのが通常のパターン。我が家はモーレア島で滞在した「シェラトン」繋がりで、ダブルで予約すると少し割り引きになるというので「シェラトン・ホテル・タヒチ」を予約。空港には現地旅行会社の係員が迎えに来ていて、我が家を含めて日本人3組6名をワゴン車でそれぞれのホテルへ送ってくれた。

PM12:40、ホテル到着。係員さんはとっても忙しいようで、「チェックインは御自分でお願いします。」と言い残し去っていった・・・。オイオイ(^_^;) 我が家はトラブルにも慣れているからいいけど(笑)、ハネムーンで来た「海外初体験カップル」とかだったら結構心細いのでは?と、他の人たちのことをちょっと心配してしまった。

レセプションで最初に「フランス語話せる?」と聞かれたので、首をブンブン振って英語にしてもらった(^_^;)。ウェルカムドリンクをもらい、簡単な説明を受け部屋へ移動。普通の人ならこのまま夜までホテル内での〜んびり過ごすのかもしれないが、我が家はそんな勿体ない時間の過ごし方はしません(笑)。イースター島から再度タヒチへ戻ってきたら丸1日タヒチで過ごすことになる。その時に慌てないように街の下見をしなくちゃ(^_^)v ポーターさんが荷物を運んできてくれるのを待つ間に少し休んで、その後、パペーテ市街の散策に出発♪

PM13:30、ホテル出発。地図を見るとホテルは空港からはとても近いが、市街地まではちょっとある。「ル・トラック」という乗り合いバスもモーレア島よりはたくさん走っているが、とりあえず土地鑑を身につけるために徒歩で街に向かい行ける所まで歩いてみることにした。

本当の「真夏」ならこの距離を歩くのは自殺行為かもしれない・・・(^_^;) でも、タヒチは「常夏の島」とはいえ南半球なので、この時期、一応季節は冬(?)にあたるから日陰を歩けば汗ばむ程度で済む。キョロキョロしながら歩くこと30分で市街地の中心部に到着した。充分徒歩可能範囲♪

・・・が、しかし。。。海沿いの一番賑やかそうな「ポマレ大通り」の店はほとんど閉まっているし人影も極わずかで市街地全体が非常に寂しい雰囲気・・・。出発前にちょっとは予想していたのだが、実はこの日は「日曜日」。商店のほとんどが休日だったのだ(>_<) いくらなんでもDFSくらいは開いているだろうと思い「Vaima Shoppinng Centre(バイマ・ショッピング・センター)」に行ってみたが、期待のDFSすら休み・・・。センター内で開いていたのは「黒真珠」のお店のみ・・・。もしや、レストランも休みなの〜!?と急に不安になった。。。ガイドブックを見てみると、大抵のレストランは日曜日もオープンしているようだが、この真っ昼間に開いている店は少ない。結局、この時間に開いているカフェで軽く昼食を摂ることにした。

 

 Snack Hollywood  

「ファレ・トニー・ショッピングセンター」内の映画館の入り口脇にある気軽に入れるオープンカフェ。ボリュームのあるセットメニューがオススメ。日本語・英語メニュー無し。

あまり選択の余地の無い状況だったので「フランス語メニュー」しか置いてない店に入ってしまったが、幸いなことに店員さんは簡単な英語は通じた。

私はフランス語に接するのは数回目で、ぼちぼちメニューにある単語くらいはなんとか読めるようになっていたので電子辞書無しで注文(^_^)v 入店直後はフランス語onlyのメニューで一瞬パニクっていた私に対して、意外なことにshinjiは冷静にメニューを見ていたのが驚きだった(笑)。 

セットメニュー・Repas Jeunes(750CFP)

Hot Dog(370CFP)

食後、ちょっと寂しい市街地を散策。

 Cathedrale (カテドラル)  

パペーテの中心部、ド・ゴール将軍通りに面して建つ町のシンボルの赤いとんがり屋根のカテドラル。1857年にポリネシアの人々が建てたもの。いくつかの窓にステンドグラスがはめ込まれた礼拝堂で日曜日となるとミサが行われる。見学・自由。

南の島の澄んだ青空に映える明るい教会。内部は綺麗なステンドガラスや花で飾られていた。周辺にはショッピングセンター等が立ち並んでいるので、町歩きのランドマークとしても便利。

その後、マルシェ(公共市場)にも行ってみたが当然やっていない・・・日曜日はAM5:00〜AM9:00頃までらしい(^_^;) でも、カテドラルとマルシェの位置が分かれば、パペーテ市街地は攻略したも同然!更なる散策は後日のお楽しみ♪ということで、ホテルへ戻ることにした。 街のはずれで移動遊園地を見かけた。小さな観覧車が想像を超えるスピードで回転していてまるで絶叫コースターのようだった(笑)。興味あったけど、完全に地元民しかいない空間だったのでちょっと入れなかった・・・(^_^;)

PM4:00、ホテル帰着。イースター島へ出発する為のお迎え時間はPM10:20。イースター島到着後はすぐに観光予定になっているので、シャワーを浴びて仮眠を取ることにした。

shinjiが先にシャワーを浴びている最中にドアをノックする音がした。ドアを開けてみたらミネラルウォーターのボトルの配達だった。モーレア島のシェラトンホテルではそんなサービス無かったので毎日買っていたのけど、タヒチではサービスされるらしい。散策途中に見かけたスーパーも休みで飲み物を買えなかったので助かった♪

PM5:00頃からカーテンを閉めて睡眠体制に入ったが、世間はまだまだ昼間。廊下、隣室、上の階からいろんな音が聞こえてくるし、日本からの時差ボケもすっかり治っているのでなかなか眠れない・・・。shinjiはスヤスヤ寝ていたようだけど、結局私はほとんど寝付けないまま目覚まし時計が鳴ってしまった(-_-;)

PM10:20、予定通りに送迎車が到着し、空港まで送ってもらう。

現地係員さんから、「ランチリ航空の荷物チェックはかなり厳しくて、2分の1の確率でスーツケースを開けられるので、鍵はかけないで!」と言われた。2分の1の確率ってスゴイ高い確率! でも、そんなことしてたらチェックインが進まないんじゃないの!?と思っていたら、案の定、 チェックインの長蛇の列はなかなか進まない・・・。実際に1組おきにスーツケースを開けられ中身をひっくり返されていた。運良くスーツケースを開けられなかった人はチェックインは早く済むが、その後、スーツケースを大きなCTスキャンのような検査機に通さなくてはならないので、また並ぶ羽目に・・・。どっちにしろ時間はかかる仕組み。 我が家はスーツケースは開けられずに済んだが、CTスキャン待ちの列に並んだ・・・。 

スーツケースが終わったら今度は手荷物。手荷物検査場はゲートが1ヶ所しかなく、しかも靴を脱がされるのでかなりの時間がかかる。。私は靴を脱ぐ手荷物検査は初体験(@_@)。こんなに厳しい出国は初めてだった。たぶん、「ランチリ航空」の警備が厳しいこともあるだろうけど、行き先が「絶海の孤島」だからこそ、変なモノは一切持ち込めないように念を入れているせいもあるのかも。。。

順番待ちの列に並んでいる最中に、構内アナウンスが英語→フランス語→スペイン語の順に流れているのに気が付いた。イースター島の呼び方は、「Easter Island」(英)、「Isle de Pasque」(仏)、「Isla de Pascua」(西)、そして現地の言語・ラパヌイ語では「RAPA NUI」。そうそう!イースター島の公用語はスペイン語。私はスペイン語は初体験!滞在中にたくさんの単語覚えるぞ〜p(^_^)q

PM11:50、出国手続きの一連の行程を終了するのに1時間以上。やっと搭乗口に到着。どうせまたタヒチには戻ってくるから買い物もせずにまっすぐ搭乗口に来たので、ゲート付近はまだ人影が少なかった。・・・それにしても、イースター島って遠いなぁ〜・・・

ひっそりとした搭乗ゲート →

ソファーに座ってボーっとしていたら、急に睡魔が襲ってきた・・・(=_=) 通常ならもう寝ている時間だもの。。。本当はこんな海外の公共の場所で寝るのは危険だと思うけど、shinjiは元気そうだったので荷物番をお願いして、私はソファーでウトウト・・・。でも、徐々に人が増えてきて、周辺で追いかけっこをして騒ぎまくる子供達のおかげで、ココでも睡眠不足は続く。。。

日付が変わって真夜中12:30頃から搭乗開始。やっとイースター島へ出発出来るぞ〜〜〜!