マイナスイオンを浴びよう! 〜青森の旅('03.7.26〜27)〜

2日目(7月27日) 〜後編〜

黒石市内から国道102号に入り弘前市内を抜け、青森県の西にある西目屋村へ向かう。

PM12:30。世界遺産・白神山地の遊歩道の出発点にあたる「アクアグリーンビレッジANMON」に到着。大型バスで来たたくさんの観光客で大賑わい。

 

アクアグリーンビレッジANMON

広大なブナの原生林の中で、本物の大自然を満喫出来るキャンプ場。6〜8人用のコテージとオートキャンプスペースがある。レストランや浴場のあるセンターハウス(写真左)には、世界遺産認定証(写真右)が飾られている。ココに宿泊して「世界遺産」を堪能するのも贅沢かも♪

公式HPはこちら → 

 

世界遺産・白神山地を散策するには、暗門川沿いに「暗門の滝」を目指す「暗門の滝遊歩道」(往復2時間以上)と、ブナ林を散策する「ブナ林散策道」(往復約1時間)がある。

暗門の滝遊歩道には、上流から「第一の滝42m」「第二の滝37m」「第三の滝26m」の三つの滝が点在し、いずれも迫力のある姿をしている。ただ、「暗門の滝まで1km」の看板を過ぎたあたりから難所になり、人ひとりがやっと通れるような道幅を断崖に沿って歩いて行くことになるらしい。

このとき、まだshinjiの足は不安定だったため、狭い道幅を踏み外して川に落ちたら大変だし、世界遺産に認定されたのは「滝」ではなく「ブナの原生林」なのだから、やはりこっちを満喫するべきろう!ということで、「ブナ林散策道」をのんびり歩くことにした。

ほとんどの人が「暗門の滝」方面へ向かうのを見送りながら、人気の少ないブナ林へ出発!

↑上の写真をclickして、ブナの森の散策へ行きましょう♪

白神山地をたっぷり1時間以上散策し、身体も心もリフレッシュ!普段の生活では味わえないおいしい空気だった。このあと、西目屋村中心部にある「白神山地ビジターセンター」を訪ねた。

白神山地ビジターセンター

白神山地の自然や生態系を写真と模型で紹介。目玉は映像体験ホール「アイマックス」。縦15m×横20mの巨大スクリーンで白神山地の魅力を1日5回、約30分間上映する。あたかも今、自分が白神山地に佇んでいるかのような臨場感と圧倒的な迫力で世界自然遺産の四季を観ることが出来る。入場無料。

さて。まだ挨拶をしなくてはならない場所もあるので、そろそろ青森市内へ向かわなくてはならない。

途中、キレイな青空をバックにした「岩木山」が見えた。

「津軽富士」と称され、古くから津軽のシンボルとして親しまれて来た岩木山。山裾を大きく広げた美しい姿は、「全国ふるさと富士人気投票」で1位を取るほど人々に愛されている。

来た時と同じルートで黒石市内に入り、昨日から会うことの出来なかったガイドさん宅に立ち寄ってみた。昼休みに家に戻って来た際に、朝置いていったお土産とメモを見付け、自宅に居てくれたので、やっと会うことが出来た!

このガイドさんは、shinjiより先だつこと2ヶ月前。八甲田山で左足のスネを複雑骨折して、同じ病院(しかも同じ部屋!)に入院していた方。病院内のことにはとても詳しくて(笑)、遠くの病院に入院していろいろと大変だったshinjiがとてもお世話になったのだ。shinjiより先に退院して、リハビリがてら家業の農業に復帰していた。ひとしきり、お互いのリハビリ状況や今シーズンの復帰(笑)について話をして、たくさんのお土産を頂いて、「雪が降ったら会おう!」と固く約束して、八甲田山へと向うことにした。

PM5:00過ぎ、八甲田山のスキーに魅せられた人々が集う「山小舎八甲田山荘」に到着。shinjiがいつもお世話になっている「八甲田山ガイドクラブ」は、この宿の一角を借りているのだ。

ガイドクラブに入ってみると、まあ〜居るわ居るわ!まだ挨拶をしていなかった他のガイドさん達にも会うことが出来た。(まあ、ココに来ればみんなが居るのは大体分かっていたのだが・・・笑) 私が病院に居た間にもお見舞いに来ていただいた方々や、埼玉や東京在住なのに、何故か関東では全く会うことのない方々も、ちょうど夏休みで遊びに来ていたりして、ガイドクラブ内はかなりの大賑わいだった。

そうそう!毎日放課後に顔を出す大学のサークルの部室みたいな感じでとても居心地良い。私なんか常連でも何でもないのに、普通にその場に居ることが出来た。時間を忘れて雑談をしていると、ヤバイ!飛行機の時間だ〜!!バタバタとガイドクラブを去ることになった。

「今夜は青森市内の知り合い宅に泊まる」という女の子を送って行ったら、そのお家も八甲田仲間の家だった・・・。そんなわけで、時間がないのにまた立ち話。。。「あがってコーヒーでも飲んで行って」との誘いを泣く泣く断り、市内で夕食を食べてから空港へ行くはずだったのに、そんな時間なんか全然ない!!!空腹のまま空港へ行かなくてはならなくなってしまった・・・(>_<)

PM7:30。なんとか予定時間に間に合って、空港近くのレンタカー会社に到着。チェックインを済ますと、飛行機の離陸時間まで少しあったので、空港内のレストランで腹ごしらえ。

PM8:30。青森空港発 JAS170便 → PM9:30。予定より15分早く羽田空港に到着。

このあと、いつもならリムジンバスで帰宅の途につくのだが、今回は違う。。。前日、電車の中に置き忘れた、あのお土産を渋谷駅まで引き取りに行かなくてはならない。「PM11:00までに行って下さい。」と言われていたので、いそいそと渋谷駅へ。そして、あのお土産の入った紙袋に再会。でも、あんまりうれしくない・・・。だって、こんなにたくさんのお菓子、どうするのよ・・・(^_^;)。賞味期限も少ないのに。。。

結局このお菓子は、夏休みの旅行前に花達を預けに帰った私の実家にひとつ、私の職場にひとつ、そして、残りは私とshinjiのお腹の中に収まったのだった・・・(^_^;)

今回の「お礼の旅」は、青森の偉大な自然と人々の温かい心に触れた旅だった。shinjiがあの場所に惹かれた気持ちがよく分かった。「青森ねぶた」の時期や、紅葉の季節にも行ってみたい♪ だけど、すくなくとも、この先「お見舞い」で行くことがないようにして欲しい・・・と思った青森の旅だった(笑)。