紅葉の青森を歩こう!

2日目(10月23日) 〜その1〜

AM7:00、起床。

奥入瀬渓流沿いの道は1本道。この季節、間違いなく混雑して車が動かなくなるコトが予想されるので、いそいそと朝食を摂り荷物をまとめてホテルを出発。AM8:00に店を開けたばかりのレンタカー会社で車を借りて、さあ、出発〜(^_^)/

青森市内から国道103号で南下。八甲田山は前日に初冠雪したらしく、頂上付近はうっすらと白い。国道も傘松峠のあたりでは道路脇に前日に降ったばかりの雪が積もっていた・・・。

十和田湖に向かう「十和田ゴールドライン」に入ると、頭上はブナの紅葉のトンネルになった。2年連続でモミジやカエデの真っ赤な紅葉を見ていたが、今回のように山全体を覆うブナやその他の木々の「紅葉」というより「黄葉」とも言える黄色やオレンジ色が微妙に重なり合う色合いには圧倒された。先を急ぐので、写真撮影は明日することにして車を走らせた。

奥入瀬渓流沿いの通称「瀑布街道」に入るとやや車が増えてきて、車を停める予定だった「石ヶ戸」の駐車場(・・・といっても、道幅が少し広くなった程度のスペースしかないのだけど・・・)は、AM10時前だというのにも〜うグチャグチャ!我が家が停めるスペースなど全く無いのでそのまま南下し、十和田湖の「子ノ口」の遊覧船乗り場の駐車場に停めることにした。

AM10:00、駐車場到着(駐車料金¥0!)。こちらの駐車場はまだまだ余裕あり。みんなこっちに置けばいいのに・・・。

車から降りると外は強風!しかも非常に寒い〜!!!十和田湖の湖面は「湖」には見えないくらい荒れていて、まるで大シケの海みたいに高い波が立っている〜(@_@) これでは遊覧船もかなり揺れそう・・・。

以前、奥入瀬を訪れたのはかれこれ5年くらい前の雪解けしたばかりのGWだった。新緑が綺麗だったけど、当時は体力も脚力も全く無かったので、子ノ口から銚子大滝までの往復1時間歩いただけでヒーフー言って精一杯だった記憶がある(苦笑)。

でも、今回歩こうとしている「子ノ口 〜 石ヶ戸」までは約8kmの道のり。最後まで歩けるのだろうか?途中にトイレはたった1ヶ所しかないので、出発前にきちんとトイレに寄ってから元気に出発!

 

奥入瀬渓流

十和田湖の子ノ口から焼山で蔦川と合流するまでの約14kmの流れで、豊かな樹木や大小の滝、巨大な岩や切り立った崖などが景観に彩りを加える。新緑の春、木漏れ日が水面に輝く夏、紅葉の秋、純白の世界になる冬。どの季節に訪れても感動を与えてくれる。

観光バスで訪れる人々は、要所要所でバスから降りて数分間見学して次へ移動する・・・という見学らしく、有名なポイント以外の場所では、ほとんど人が歩いていなくてとっても静かだった。。。

 銚子大滝

奥入瀬の本流にかかる唯一の滝で、十和田湖に遡上する魚をこばみ続けてきた「魚止めの滝」としても有名。幅20m、高さ7mの豪快な滝。

 白布の滝

天女が空から舞い降りて白絹を垂らしたように見えることから「白布」の名が付いた。数ある滝の中でもはかなげな美しさが人々を魅了している。

川の反対側にあり近付けないので、ちょっと遠い・・・(>_<)

 雲井の滝

2段に屈折して流れ落ちる、落差25mの瀑布。水量がとても豊富なため、重厚な存在感があり樹木の間から力強く流れ落ちている。

 阿修羅の流れ

大きな岩を押し流すかのような激しく雄々しい眺めが、戦いを好む神「阿修羅」の名が付いたことを納得させてくれる。

奥入瀬を代表するビュースポット!

 石ヶ戸の瀬

浅瀬を流れるせせらぎに、木漏れ日が落ちて輝いている。

奥入瀬渓流には有名な「銚子大滝」や「阿修羅の流れ」以外の普通の場所にも見どころはいっぱいある。

上記以外の小さな滝もたくさんあるし、せせらぎの音や鳥の声は聞こえるし、シダ植物の群生や苔むした倒木もあったりして飽きることがない。散策路がきちんと整備されていてアップダウンもあまりないので、バスで移動するのではなく自分の脚で歩く価値は絶対にある。

(奥入瀬渓流のその他の風景はアルバムを見てね♪)

PM1:30に石ヶ戸に到着。

途中、休憩を取りながらゆっくりとマイペースに歩き、予定していた約8kmの道のりを通常は2時間半ほどらしいが、我が家は3時間ちょっとかけて歩き切った(^_^)v

子ノ口へ戻るためのバスは13:45。空腹だけど食事をしている時間はないので、売店でドラ焼きを買ってからバスに乗り込んだ。

PM2:20。途中、何ヶ所か渋滞ポイントがあって、狭い道路でのバス同士の数cmの隙間しかないようなすれ違いの技を見ながら元の駐車場に戻ってきた。(JRバス 石ヶ戸〜子ノ口 ¥460)

今度は十和田湖を目指して出発〜 (^_^)/