青森の桜巡り ('05.5.3〜5)

1日目(5月3日)

通常の起床時間よりも早いAM6:00前に起床し自宅を出発。AM7:00過ぎに大宮駅に到着。電車の旅と言えば「駅弁」!朝食用に駅弁とお茶を買い込みAM7:46発「はやて271号」に乗り込んだ。車内で駅弁を食べたあとは、当然熟睡・・・zzz(-_-)

栃木〜福島〜宮城〜岩手と東日本を縦断し青森県に突入!岩手県あたりから、車窓に満開の桜をちらほら見ることが出来たので、青森の桜にも期待が高まる♪ AM10:30、八戸駅に到着。電車を降りるとそこは北国で、空気がキーンという感じ。。。AM10:47発「つがる71号」に乗り継いで、更に1時間ほど眠ったら(←寝過ぎ?笑)、AM11:51、青森駅に到着!レンタカー会社に電話をし駅まで迎えに来てもらい、オフィスで手続きをしたあと、「青森の桜巡り」に出発〜(^_^)/

まずは、青森市内の「合浦公園」へ。渋滞には無縁の青森市内だが、この日はちょうど「春まつり」開催日。合浦公園周辺は一応渋滞していた(笑)ので、我が家は渋滞が始まってすぐに裏道に入り、公園の駐車場に停めると¥300かかるところを、偶然やっていた隣の市民球場の野球観戦のふりをして市民会館に車を止めたら無料だった(^_^)v 「わ」ナンバーだから良く考えれば「変だ!」と分かりそうなものだが、誘導員のオジサンが無関心だったので得をした(笑)。

 

 合浦公園(がっぽこうえん) 

青森漁港の東側に位置する「都市公園100選」のひとつ合浦公園。春にはソメイヨシノを中心にシダレザクラ、サトウザクラなど約600本が咲き、青森県を代表する桜の名所として広く知られている。全国的にも珍しい海の見える桜のトンネルなど、他では見ることができない景色に出会える。園内は砂地と松林が白砂青松の美景をなしており、石川啄木の歌碑をはじめ多くの石碑もある。八甲田連峰を背にした海と松と桜。背景の陸奥湾に映えて実に美しい色を見せている。

交通*青森駅より市営バス東部営業所行で20分。入園料無料。

(左上)青森市民総出?とも思えるほど賑やかなお祭り

(右上)手前から桜、松。そして一番奥には「陸奥湾」の水平線・・・見えるかな?

(左)松林の先にある海岸。夏は海水浴場になる

PM1:30。ちょっと遅めの昼食。市内にあるshinji行きつけの天麩羅店「芝」で、「かきあげ天丼」と「春の天ぷら盛り合わせせいろ」を注文。(→詳細は「そば図鑑」のページへ)

特に予定を考えていなかった初日。八甲田仲間はまだ八甲田連峰の何処かで滑っている時間なので、会いに行くには早すぎる・・・。かといって、青森市内の観光スポットは今までの訪問でほとんど巡ってしまっているので、行く場所が見当たらない・・・(^_^;) ガイドブックをペラペラとめくっていて、残り少ない「まだ訪れていない場所」・・・日本最大の青銅座像「昭和大仏」のある「青龍寺」へ行ってみることにした。

 

 青龍寺 

昭和57年(1982)創建の新しい寺で、東京四ツ谷にある真成院(高野山真言宗)を中核とした高野山青森別院。日本一の青銅大日如来像があることで知られ、境内には日本で4番目に大きい五重塔も建つ。広場では毎年ジャズミュージシャンらによるサマーコンサートが開かれている。休憩所では大仏そばや、ごへい餅が美味。ボケ除観音もある。

交通*青森駅から「昭和大仏行」のバス終点下車。拝観料¥400

金堂(右写真)内の「阿弥陀聖衆来迎図」も見もの!(実際に展示されているのは複製ですが・・・(^^;))

1996年に建立した五重塔は高さ39mに及ぶ天然総ひば造りで、京都以北では最大級。全国でも4番目の大きさで、青森が生んだ名棟梁大室勝四郎が手掛けた。芯柱が宙吊りの免震構造でシンプルな中にも男性的な美しさがある。

1984年に開眼した青龍寺の昭和大仏は、高さ21.35m重さ220tと青銅座像では日本一の大きさの大日如来像だ。穏やかな表情は人々に心のやすらぎを与えてくれる。台座内部には地獄極楽絵図と各一代尊像、仏像内部には殉国英霊を祭っている。

青森観光スポットとしては全くノーチェックだった青龍寺だが、境内は「山ひとつ分あるか?」とも思えるくらい広いし、五重塔も大仏もかなり巨大でビックリ(@_@) 参道ではフリーマーケットが開催されていたり、五重塔前ではストリートミュージシャン達のミニライブが行われていたりと、ちょっと変わったお寺だった(笑)。住職さんが若いのかな?

 

PM3:30。そろそろ八甲田スキーの面々も山を下りてきている時間。久しぶりの「八甲田山ガイドくらぶ」へ行ってみる。

← 萱野高原から臨む八甲田山

高原も山もまだまだ雪がいっぱいで冬模様。

青森市内は気温12℃くらいだが、山はまだ気温一桁・・・(^_^;)

 

「八甲田山ガイドくらぶ」のある「八甲田山荘」に到着してみれば、周囲はまだまだ数mの雪の壁もあるし、ゲレンデにも雪があり充分滑れる状態。ロープウェイの駐車場も車がい〜っぱいだった!

どうやら青森は、今年は大雪だったらしい。ゲレンデでこれだけ雪があるなら、山は更に滑走可能なので、今年は5月下旬まで滑走可能かも?という話だった。

肝心な八甲田仲間はちょうど山から下りてきたところで、順番にお風呂から出てきて私達を見かけるとみんなが「明日、滑りに行くぞ〜!(^_^)/」と声掛けてくる。・・・残念ながらshinjiの足は、やっとゲレンデが滑れるレベルなのよねぇ〜・・・。ひとりひとり順番に声掛けてくるので、それぞれに現在の足の状況を説明しなくちゃならなくてshinjiは大変そうだった(苦笑)。あの日からかれこれ丸2年。この大雪を目の前にして、きっとshinji本人が一番悔しいのでは?(^_^;)

メンバー全員に挨拶し終えるまで一時間以上はかかったかな?(笑) もう1ヶ所、毎年shinjiがお世話になっていた場所へ向かう。本日の宿泊先「みちのく深沢温泉」。突然思い立った今回の旅行。宿の確保が一番困難だったので、結局、shinjiの定宿のこの温泉なら顔が利くので、半ば無理矢理(^_^;)お願いしたのだった。

 

 みちのく深沢温泉 

八甲田周辺の温泉では酸ヶ湯温泉(→「紅葉の青森を歩こう!」参照)が有名だが、八甲田山の酸ヶ湯の反対側にある小さな温泉宿「みちのく深沢温泉」。 1983年に開業した一軒宿。工事現場のプレハブの建物を思わせるような質素な建物で(写真左)、あまり有名ではないので日帰り客のほとんどが常連。内湯は4〜5人が入れる「熱湯」と10人ぐらいが入れる「温湯」があり、両方の浴槽共に勢いよく源泉が注がれ掛け流しになっている。露天は4〜5人が入れる小さなもので、こちらには内湯のオーバーフローした湯と源泉が注がれ内湯よりややぬるめ。男女の仕切りが大雑把なのが気にならなければ(^_^;)、目の前の小さな池に水芭蕉やザゼンソウが咲いているのを見ながら入浴が出来る。

ちゃんとした「フロント」も無いし、チェックイン手続きも要らないこの「みちのく深沢温泉」。玄関を入るといつものようにおじちゃんがソファーに横になっていたが、声を掛けてもイマイチ良く分からない様子(^_^;) すぐに諦めて厨房の奥に居たおばちゃんに声を掛けた。出てきたおばちゃんは、以前に比べてかなり腰が曲がってしまった気がしたが、足取りはシッカリしており、英語よりも理解出来ない津軽弁で何かを言いながら私達を部屋に案内してくれた。shinjiが訳すには「○△×だったけど、なんとか工面したよ。」と言っていたらしい。「なんとか工面したよ。」の前のなが〜い文章は全く意味不明だったらしいが・・・(笑)。

我が家は素泊まり1泊¥3500(2食付きは¥6500)で、今回は1号室に案内された。当然アメニティーグッズなどはない。布団も自分で敷きましょう(笑)。ポットのお湯とお茶セットのみ準備されている。1階の部屋は床暖房になっていて居心地がよい♪ そうそう。この旅館、部屋の鍵というものがありません(^_^;)。お風呂へ行くくらいの短時間なら土地柄あまり心配ないが、外出時は貴重品は忘れずに!

ちなみに、shinjiがいつも泊まるのはお隣。ほぼ貸し切りで「個人の部屋」状態の2号室。2号室だけは八甲田仲間が持ち込んだ電化製品が全て揃っておりかなり快適に過ごせるらしい(^_^;)。残念ながら八甲田仲間の誰かが来る時は「他人」は泊まれません(笑)。今回は先客カップルが居たため泊まれなかった。。。(>_<)

 

入浴はPM8:30まで(早い!)なので、とりあえず温泉にザブっと入ってから夕食を食べに山を下りる。夕食は何にしようか迷った挙げ句、青森の郷土料理の店「西むら」に決定!

 西むら 

天然の新鮮な食材を使った郷土料理を食べさせてくれる伝統ある和食の店。帆立料理をはじめ、伝統的な青森の郷土料理「じゃっぱ汁」、ウニを使った「いちご煮」、季節によっては保存の難しい「がっくら漬け」なども堪能出来る。

JR青森駅から徒歩5分 アスパム10F

ほたてづくし定食(¥2100)

刺身はもちろん、ソテー、フライ、天ぷらetc.まさに帆立尽くし!

じょっぱりコース(¥2415)

「なす田楽」はshinji絶賛! もちろん、いちご煮もがっくら漬けも美味しかった♪

店内は座敷と椅子席があり、広さもまあまあ。でも、私達が帰る頃には外に行列が出来ていた。あらかじめ予約しておいたほうがいいのかも。。。

 

食後、スーパーで明日の朝食の買い出しをしてから山へ戻り、入浴時間ギリギリ間に合ったのでもう一風呂浴びて部屋に戻ってきたら、早朝からの活動のため眠気に襲われそのまま就寝・・・zzz