青森の桜巡り ('05.5.3〜5)

 2日目(5月4日)

AM7:00起床。shinjiは八甲田に来ると「八甲田スキー」用の時差があるらしく(笑)、私より1時間以上も前に起床してのんびり温泉に浸かって帰ってきたところだった。せっかくなので私も15分ほど貸し切りで温泉へ。

宿の裏手、露天風呂脇では水芭蕉が満開!(特に男湯の露天からは良く見えるらしい) 隔離された場所ではなく、ごく普通の民家の庭先に野花のように咲いているのが、関東育ちの私から見るととても不思議な光景。。。

本日のメインイベント「日本のさくら100選」のひとつ「弘前公園」周辺はピーク時には早朝から混雑して車が動かなくなるので、前日に買い出ししておいた朝食をサッサと摂り、AM8:00に宿を出発。

・・・ところが、どうしても青森に来るとスムーズに行動出来ない我が家。「みちのく深沢温泉」から出発し、時計回りに八甲田山を一周(^_^;)。

八甲田山の西側はそれほど雪も多くないのだが、東側はうってかわって雪の壁がそびえる雪国の風景。もうGWなのに、この雪の量はスゴイ!!!

 

昨年秋にも訪れた「睡蓮沼」に寄り道。ココからスキーやボードを背負って歩き、遠くに見える山を登り、滑り降りてくるらしい・・・(^_^;) 斜面をアップで見てみると、樹木がなく一面雪景色。確かに「ドイツスキー」(→「南ドイツスキー」参照)の時のような爽快感が味わえそうだけど、私はわざわざ荷物持って登る気にはなれないかなぁ〜・・・。

← 「睡蓮沼」と書かれた看板もほとんど雪に埋もれている。。。

通常の状態と比較すると、雪の深さを実感出来るかな?→「青森の紅葉・3日目」参照

 

その後、国道394号で弘前市へ向かう途中の黒石市に住んでいる「八甲田山ガイドくらぶ」のガイドさん宅を訪問。もちろんガイドさん本人は仕事(ガイド)で山へ行っているはずなので、誰も居ないかな〜?と思っていたが、家の外に奥さんを発見したのでまたまた寄り道。「今年は雪が多くて、畑仕事が出来ない〜(>_<)」と言っていた。確かに周囲はまだまだ大雪。全部溶けるまでにはまだまだ時間がかかりそう。。。今回もマイカーではないので、軽めのお土産を頂いてやっと弘前へ向かう。この時点で時刻はAM9:15。10時前には弘前に着く予定だったんだけどなぁ〜・・・(^_^;)

AM10:30。道路は特に目立った混雑もなく弘前に到着。しかし、やや出遅れたためにshinjiがいつも利用している「安くて近い穴場駐車場」は満車。そのまま弘前城の方に向かったら、しっかり渋滞に巻き込まれてしまった・・・(>_<) 途中でなんとか渋滞を脱出して、弘前城の西側にあるスーパーの駐車場に行ってみたら、臨時駐車場(1日¥1000)になっていたのでそこに駐車して、やっと満開の弘前公園に到着。

 

 弘前公園 

日本一の規模を誇る弘前公園の桜は、正徳5年(1715)津軽藩士が25本のカスミザクラなどを京都から取り寄せ、城内に植えたのが始まりと云われている。明治に入って、荒れ果てた城内を見かねた旧藩士 菊地楯衛が、ソメイヨシノ1000本を植栽。しかし、「平民の花見は許さん!」と、一部士族の迫害を受けたが、明治30年代に再び1000本を植栽。その後も市民からの寄付は続き、大正に入るとお城の周りは見事な桜で埋まった。

現在、公園内にはソメイヨシノを中心に、シダレザクラ、八重桜など、約50種類2600本の桜が咲き誇る。古城の白壁と老松の緑に映え、夜桜も見事。

交通*JR奥羽本線弘前駅よリバスで10分

← 東門口

散った桜の花びらで埋まる外濠→

ボートの浮かぶ「西濠」と、西濠沿いの「桜のトンネル」

ワシントンのポトマック湖畔に似た景色らしい。

日本最古のソメイヨシノ

明治15年(1882年)植栽なので、なんと樹齢120年以上! ソメイヨシノの寿命は通常60年と言われているので、倍以上も生きていることになる。

日本一太いソメイヨシノ

明治15年(1882年)植栽。 幹の太さ5m10cm!

上記の桜は公園内の「無料ゾーン」だけで見学可能。これだけでも満腹になりそうなくらいの花見が出来るが、有料(¥300)の「本丸&北の郭」では、更に迫力のあるシダレザクラの花見が出来る♪

外濠のソメイヨシノは散り始めていたが、本丸のシダレザクラはちょうど見頃!

15分くらい並んだが、天守閣からの風景も素晴らしい!

↑岩木山もくっきり!

下乗橋の上のみんながこっちを見てる(笑) →

弘前城の桜と言えばこの風景 「天守閣と下乗橋」

橋の上はものすごい人だかりで、「橋が落ちるのでは?」と心配してしまう(^_^;)

PM14:30。たっぷりと弘前城の桜を満喫してから岩木山一周ドライブに出発♪

弘前市内から西へ走る県道鰺ヶ沢街道沿いは、「世界一長い桜並木」としても有名。昭和60年から植栽されたオオヤマザクラを中心に約6500本ものサクラの木が全長20kmに渡って続く。例年5月初旬〜中旬が見頃との情報だったので、咲いてるかな?と思っていたけど、ソメイヨシノの開花が遅れるくらい寒かった今年の春なので、それより開花時期の遅いオオヤマザクラの蕾はまだまだ固かった・・・(>_<)

 

 岩木山 

岩木山は標高1625m、県内最高峰を誇り、古くから山岳信仰の対象として崇められてきた。「津軽富士」とも呼ばれ、裾を長く引いた秀麗な山。全国のふるさと富士人気投票で1位を取るほど人々に愛されている。

弘前側から見る岩木山は、ほんとに富士山のようななだらかな形をしているが、反対側から見るとかなりゴツゴツしている。特に岩木山の西側の道路は断崖絶壁沿いに走っていて狭くて街灯も無いのでかなり危険だった・・・(^_^;)

途中、海が見えたので「陸奥湾かな?」と思って地図で確認したら、なんと日本海!! 青森県って、日本海と津軽海峡と太平洋と3つの海に囲まれているんだよね。

 

PM6:00。岩木山一周ドライブから青森市内に戻ってきた。「青森に来たら、あそこへ行かないと関東に帰れない!」とshinji 絶賛&行きつけの寿司屋「河庄」へ行く。

 河庄 

丸ごと青森を味わってもらおうと、仕入れや仕込みに力をいれ、地元ならではの新鮮なネタが豊富に揃う。ネタ・シャリともに抜群で、新鮮な魚介類を食べ慣れた青森県人でもビックリする。特に関東から来た人は、値段の安さに驚く事請け合い!ここのシャリは「赤酢」を使っているため少し赤みがある。一階はカウンターと小上がりで20名程度。二階は和室が二室ある。

交通*青森駅より車8分。青森文化会館近く

どうしても毎回食べることに夢中になり(^_^;)写真撮影を忘れてしまう・・・。

我が家はいつも、「1人¥3000でおまかせ♪」で握ってもらう。帆立、海老、穴子、イクラ、ウニ、巻物等が次から次へと出てきて、季節のみそ汁も付く。普通の女性は食べ切れない量(私は毎回完食してますが・・・(^_^;))なので、必ず満足するはず(*^_^*) 好き嫌いのある人はちょっと無理ですが・・・。

shinjiが常連なのでいつも予約無しで行っていたけど、この日は宴会の予約があって大忙し!通常なら「お断り」される状態だったけど(実際に何組か断っていた・・・)特別に受け入れてもらったが、カウンターで30分以上待った。出来たら予約してから行ったほうが良いのかも。。。(^_^;)

河庄でのんびりしすぎてしまったが、みちのく深沢温泉の入浴時間はPM8:30まで!帰路、スーパーで買い物をして、ギリギリPM8:00に宿に到着。無事、温泉に浸かることが出来た♪