道央・紅葉の旅 (’05.10.8〜10) 

 3日目(10月10日) 

AM7:00起床。朝風呂→朝食と済ませAM9:00にチェックアウト。天人峡の公共駐車場は天人峡トンネルの入口と出口にあるが、そこから天人峡温泉まではかなり距離がある。散策路は温泉街の更に奥にあるので、温泉に宿泊して車をホテルに置いて散策するのがBest(^_^)v まだまだ人の少ないうちに「天人峡」の散策に出発!

 天人峡 

天津岩、涙岩、七福岩などさまざまな形の忠別川が造った柱状節理の断崖絶壁が続く渓谷。温泉街の奥に行くと、羽衣伝説を残す「羽衣の滝」や、豪快な流れを見せる「敷島の滝」がある。忠別川沿いに羽衣の滝までは歩きやすい遊歩道が整備されているが、その先へ行くには運動靴が必要。「羽衣の滝」までは約0.6km・徒歩15分、「敷島の滝」までは更に約0.9km・30分。
我が家は足腰丈夫なほうなので(?)、もちろん「敷島の滝」まで頑張るp(^_^)q 靴もきちんと運動靴だし。
  天津岩(あまついわ) 
 ← 涙岩 

巨大な一枚岩から「天女の涙」とされる地下水がしみ出している。天女が羽衣をなくしてしまい天の国へ帰れなくなり困って泣いていた涙が、今もこの岩に流れているとされることから名付けられた。涙岩の誕生は、今から約3万年前に旭岳の東方にあるお鉢平の火山が噴火して流れてきた火砕流が堆積したもの。 
 ← 羽衣の滝 

忠別川の支流アイシホップ沢川と双見沢川が合流する地点で絶壁を左曲右折七段に分かれて落水する飛瀑であり、落差は270メートル北海道第一位を誇る。 昭和29年に北海道名勝特別天然記念物に指定され、平成2年(1990年)4月には「日本の滝百選」のひとつに選ばれている。 

写真にするとあまり大きく見えないが、実際にはかなりの落差がある。紅葉の見頃まではあとちょっと!という感じ。 

羽衣の滝まではきちんとした遊歩道が整備されていて、サンダルでもOKなくらい歩き易い。

・・・が、しかし!

その先からは風景が一転!道幅は1人分。いきなり両手を使わないと登れないような急坂が続き、何度もアップダウンしながら進む。ほぼ中間点の吊り橋を渡ると更に「道」とは言えないようになり、大きな岩石をよじ登って越えていく。そして最後には足下のすぐ脇を急流が流れるようになる。当然、柵なんか無いので一歩踏み外したら川の中・・・(*_*)。羽衣の滝からかれこれ30分弱かかり、やっと敷島の滝に到着。

 ← 敷島の滝 

「東洋のナイアガラ」といわれる「敷島の滝」。落差約20メートル、幅約50メートル。羽衣の滝と比べると落差はそれほどではないが、忠別川の本流にあたる為、圧倒的な水量とダイナミックな峡谷美で、その姿は圧巻の一言。真夏でも滝から水飛沫で大変涼しく、森林浴には最適のコース。 
ツアー客やサンダル履きの人、足腰の弱い人、勇気の無い人(笑)とかは絶対に辿り着けないような距離&レベルなので、我が家が到着した時には貸し切り状態♪ 「東洋のナイアガラ」はちょっと言い過ぎじゃないかと思うが(笑)、昨年秋に見た奥入瀬渓流の「銚子大滝」(→「青森の紅葉」参照)よりも迫力があり、なんといっても水量がスゴイ!写真くらいの距離でも水しぶきを感じた。 ちなみに羽衣の滝以降この場所まで、休憩用ベンチ、トイレ、自動販売機etc.ホントに何も無いので、出発前に遭難しても大丈夫な準備をしてから行ったほうがいいかも(^_^;)。

 

 天人峡の紅葉風景 

敷島の滝で汗が引くまで休憩して、マイナスイオンを浴びてからホテルまで戻る。途中、敷島の滝を目指す数組の人々とすれ違ったが、みんな想像を超える「遊歩道」にくじけそうになっていて、全員から「あとどのくらいですか?(-_-;)」と聞かれた。中には草履を履いたオジサンやパンプスのオバサンも居て、さすがにその人達には「その足下だと、怪我しますよ〜!」と忠告。でもみんな「ココまで来たから・・・」とそのまま突き進んでいった。無事、怪我をせずに辿り着けると良いけど・・・。
AM10:30。ホテル帰着。PM12:00にはレンタカーを返却しなくてはならないのであまり時間が無い。最初は、旭川市内にある「北海道伝統美術工芸村」にある「雪の美術館」で氷の回廊や雪の結晶を見るつもりだったが、天人峡から旭川市内までは実は結構距離があって軽く30分以上はかかる。今から行ってもゆっくり見学出来そうもないので、出発前は全く考えていなかったが、「美瑛」という看板に惹かれて急遽「美瑛の丘ドライブ」に変更(^_^)v
 ぜるぶの丘 

美瑛の入り口とも言える「ぜるぶの丘」。1998年、国道237号線沿いの丘の上、観光客への情報発信のため、町の青年達が自力で造った枕木のログハウスと花畑がある。赤い屋根の小屋が目印。初夏にはポピーやラベンダー、晩夏にはひまわりが咲く華やかな丘。バギーカーの体験もできる(コース1.3km、1周500円)。 

北海道と言えばラベンダー。・・・ということで、ちょっと寒いけど(^_^;)「ラベンダーソフトクリーム」(¥300)。ほのかなラベンダーの香りがする濃厚なMILK味のソフト。

北海道を実感出来る広大な「パッチワークの路」の風景が臨める「ぜるぶの丘」。展望台からは「ケンとメリーの木」が見える。

さて・・・あまり時間が無いので、パッチワークの路をドライブしながら旭川空港を目指そう!

 ケンとメリーの木 

美瑛だけでなく北海道を代表する風景ともいえるこのポプラの木は、昭和47年日産自動車の「愛のスカイライン」ケンとメリーのCMに採用されて以来、「ケンとメリーの木」と呼ばれている。場所も比較的国道に近く、毎年多くの観光客が訪れる。

いつの間にか大きな駐車場やペンションが出来ていて、昔、私が来た時に見たような趣は失われつつあるようだった・・・。

 セブンスターの木 

昭和51年に観光たばこ「セブンスター」のパッケージに掲載された柏の木。「ケンとメリーの木」と並ぶ名所で北瑛の頂上付近にあり、眺めの一番良い所。

こちらもいつの間にか駐車場が・・・(^_^;)屋台も出ていて、すっかり観光地になっていた。。。

午前中の数時間なんてあっという間!空港手前でレンタカーにガソリンを入れちょうどPM12:00にレンタカー返却。そのまま空港まで送ってもらい、飛行機チェックイン。帰りの便はshinjiのみ「Jクラス」で予約してあったので、「空席があったら私も変えてもらおう〜♪」と思っていたが、3連休最終日なのでこの時間の便でも満席だった・・・仕方ない(>_<)。まぁ、きっと私は寝てしまうので、どんな席でもあまり変わりないが・・・。
搭乗開始まで少し時間があるので急いでお土産の買い出し。旅の途中で立ち寄ったスーパーでお土産を安く売ってないかと探したけど、結局、お目当ての品物はスーパーには売ってなかった・・・。我が家のお土産定番商品は「とうきびチョコ」「丸正バターサンド」「夕張メロンゼリー」の3点。これらを買ってから搭乗。
PM13:00。JAL1104便は定刻通りに離陸・・・したらしい(^_^;)。私は飛行機が動き出す前に既に睡眠モードに入り、気が付いたら空の上だった・・・(笑)。約1時間半のフライトでPM14:40、羽田空港着。行きに見かけた「土日祝限定・モノレール&山手線内割引きっぷ(¥500)」を購入して帰路についた。我が家の旅にしては非常に珍しく夕方5時前には自宅到着。このくらいの時間に帰宅出来ると身体がだいぶ楽だ(笑)。

 

ここ数年、年に1回は必ず訪れているので、我が家にとって「北海道」は旅行というより帰省とかに近い感じになってきたかも(^_^;) 期待していた「大雪山の紅葉」にはほんの少し遅かったけど、宿泊先「天人峡」周辺は一番の見頃だったし、一度行ってみたかった「旭山動物園」にも行けたし、予定外に「美瑛」まで足を伸ばせた。実質は1日半にも満たないくらいの時間だったけど、内容の濃い満足の旅だったと思う♪

〜 完 〜