道央・紅葉の旅 (’05.10.8〜10) 

 2日目(10月9日) 〜その1〜 

AM7:00過ぎに起床し朝風呂へ。昨夜は暗くて良く見えなかった対岸の柱状節理。紅葉の合間に見え隠れしている白い岩石。青空へ向かって真っ直ぐ伸びている巨石に圧倒された。

「朝食は7:30〜8:30の間に、1階のレストランでバイキング形式です。」と言われていたので8時少し前に行ってみたが、どうやら宿泊者数に比較してレストランのキャパが少ないらしく満席・・・。ただでさえ「バイキング」になると何度もお代わりして席を空けない人が多くなるのに(笑)、たった1時間の朝食時間では「満室時120人」の客は裁けないでしょ・・・(-_-;) ちょっと改良の余地があるのでは・・・? 結局、ロビーで10分ほど待ってからやっと朝食。こんなコトだと知っていれば、もうちょっと長く朝風呂を楽しんでから来たのに。。。

 

メニューは和食のみ。バイキンク形式で「和食only」って珍しいかも。朝食時間も終わり頃だったのだけど、量が減っているメニューはちゃんと追加されていたので、その点はGOOD!肉じゃがが良く煮込まれていて美味しかった♪

AM8:45、ホテル出発。朝食が予定通りの時間に食べられれば、本当はもっと早く出発したかったんだけどね・・・(-_-;) 目指すは「旭岳ロープウェイ」。天人峡温泉からはほんの15分程度の距離。
ロープウェイの乗り場「旭岳山麓駅」のすぐ隣の駐車場は1日500円。 でも、そのほんのちょっと手前にある駐車場はなんと無料!ホテル出発が少し遅れたが、ギリギリ無料駐車場に停めることが出来た(^_^)v

駐車場から見える旭岳は紅葉の時期はとっくに過ぎているようで、前夜降った雪に覆われ真っ白!さすが北海道の紅葉は早い(^_^;)

ちょうどこの時に紅葉の見頃を迎えていたのは、この駐車場〜宿泊先・天人峡周辺だった。

旭岳の紅葉にはちょっと遅かったようだけど、とりあえずロープウェイに乗ってみよう! 事前のリサーチで、10/10までは運賃が往復¥2800なのに、翌10/11には突然¥1800に値下がりするらしいコトを知ってショックを受けていたが仕方ない・・・2人分で¥5000以上を支払い(>_<)、AM9:15発のロープウェイに乗る。朝早くから観光客が詰めかけていて、乗り込む際の場所取り戦はかなり熾烈だった(爆)。

日本初のスイスガラベンダ社製101人乗りロープウェイ→

ガラス面積が広くて見晴らしがとても良い。車内には液晶モニターが2台設置され大雪山についてのガイド映像が流れる。途中、3ヶ所の支柱を通過する際の揺れでかなりの歓声が上がっていた。我が家はスキー場のゴンドラやロープウェイで慣れているのでなんとも思わなかったが、慣れない人にとってはあの揺れはかなりコワイものらしい(^_^;)

10分ほどで、標高1,600mの「姿見駅」に到着。

 

 大雪山脈 

大雪山は北海道のほぼ中央に位置し、2,290mの旭岳を最高峰に50kmにわたって連なる2,000m級の山々の総称。総面積は23万ヘクタールあり、これだけの拡がりを持った山地は日本に例がない。大雪山脈は北に位置しているため本州の3,000m級の山々に匹敵する高山環境にあり、高山植物群落の多様さとスケールの大きさもまた日本一。
姿見駅から一歩を踏み出すとそこはもう冬・・・。掲示板の表示はなんと「−2℃」!!! まだ10月始めだっていうのにあり得ない気温。出発前には「さすがにセーターまでは要らないよね〜」と思いつつ念の為に持参したが、「長袖シャツ+薄手のセーター+ジャンバー+ストール+手袋」という冬一歩手前の装備で寒さギリギリ。出ている顔と耳が非常に寒かった(>_<) 前夜の雪で足下が悪いらしく、姿見駅では「長靴のレンタル(200円)」をやっていた。我が家はちゃんとした靴で来ているのでOKだが、驚いたことに、こんな山の上にハイヒールやサンダルで来ている人も居た・・・。
AM9:30。早速「姿見の池散策路」に出発(^_^)/ 全長約1.7キロの遊歩道。遠回りしてもおよそ1時間で1周できる。
通常は姿見駅からみて左回りに歩くらしいが、一度に100人が到着してるので遊歩道入り口は大混雑! せっかくの散策路なのに、人の背中だけを見て歩くのは絶対にイヤだ! あまのじゃくの我が家は、「別に “右回りしちゃダメ!” とは書かれてないからいいんじゃない?」と他の人とは逆周りをすることにした(笑)。途中すれ違った監視員の人に何も言われなかったので、きっと問題は無いんだと思う。
姿見の池と旭岳。風が無ければ池に旭岳が映り素晴らしい光景になる

地獄谷

夫婦池 擂鉢池(左)と鏡池(右)

    擂鉢池に映る旭岳
の〜んびり1時間以上かけての散策。遊歩道脇には昨夜の雪が残っていたが、数種類だけど高山植物も見ることが出来た。なにより山の空気はおいしい♪

 

高山植物「チングルマ」のかわいい綿毛 →

葉が紅葉しているので、遠くから見ると赤い絨毯のようだった。

AM11:00過ぎに姿見駅に戻ってきた。すっかり冷え切っていたところへコーヒーのいい香りがしてきた。「旭岳オリジナルブレンドコーヒー(¥300)」の香り・・・もちろんその香りにしっかり掴まってしまい1杯頂きました♪AM11:30発のロープウェイに乗り下山。案の定、駐車場待ちの渋滞が始まっていた。やはり紅葉スポットは早めの行動がポイント!
そろそろお昼。旭川と言えば「旭川ラーメン」を食べないとネ!旭川市内へ向かう途中、旭岳温泉付近で「駒止の滝」という大きな看板と駐車場が現れたのでちょっと立ち寄り。

駐車場から50mほどを下ると滝見台がある。旭岳を源とする勇駒別川にかかる駒止の滝は落差は推定10mほどの3段の滝。滝見台から見下ろす格好なので、滝そのものがなんとなく小さく感じてしまう・・・。この辺りの紅葉はこれからという感じ。

市内にラーメン屋さんは多数あって何処へ行ったらいいのか分からないので、とりあえず無難な「あさひかわラーメン村」へ向かった。
南永山駅前のショッピングセンター内にあるラーメン街。過去に一度来たことがあるのだが、その時は確かショッピングセンターなんかはなくて、プレハブ風の建物がポツンと建っているだけでどの店も空いていた記憶がある・・・。が、今はショッピングセンターが隣接しているので地元の買い物客も大勢詰めかけているらしく、ちょうど昼どきということもありどの店も外に大行列が出来ていた。 お腹すいてるのにあんな行列に並ぶ気にはならない。即、辞〜めた!出発前にリサーチしておいた他の店に行くことにした。旭川ラーメンで有名なのは「山頭火」。ラーメン村にも出店しているが本店は市内にある。こっちなら空いているかも?と思ったが、どうやら駐車場が無いらしい。もう1軒、リサーチしてあった店に決定。こちらも駐車場は無いが、店の脇の道が広めの一方通行道路だったので路駐した(笑)

 

 元祖旭川ラーメン 一蔵 

この店も「ラーメン村」に出店している。味の秘密はスープ。食材を吟味、丹精こめて作った自慢の澄んだスープは豚骨ベースに魚・野菜の旨みがバランスよく、無添加道産小麦100%もちもちとした麺との絡みも絶妙!特に、写真の「一蔵ラーメン(¥850)」は他の具が見えないほどネギがてんこもり!塩・しょうゆ・味噌の3種類の味から選べるので塩と醤油を注文したが、同じ店のラーメンとは思えないくらい全く違う味わいでどっちもGOOD!他のお客さんが注文していた「チャーマヨ手巻き」というのもちょっと気になったが、きっと夕食も山ほど出るので我慢がまん・・・(^_^;)