北海道の温泉へ行こう! 

〜 ニセコ・洞爺・登別の旅 〜('03.6.28〜29)

1日目(6月28日) 〜後編〜

室蘭ラーメンを食後、本日のメインイベント!「熱気球」に乗るためにニセコ方面を目指す。

熱気球は天候にとても左右されやすいため、直前まで上げることが出来るかどうかは分からない。「この天気だし、もしかしたら行っても乗れないかもしれない・・・」とは思いつつ、広い北海道、ニセコ方面は晴れているかも!?と期待をして、一路ニセコへ向かうことにした。

国道37号の室蘭湾を横切る部分には、室蘭の新名所「白鳥大橋」がかかっている。

 

白鳥大橋

橋長1380mの東日本最大の吊り橋。積雪寒冷地に建設された長大橋としては、日本で初めてのもの。主塔の基礎(土台)は海面下73mという世界的にも例を見ない深さに設置されている。夜間には、風力発電を利用したライトアップとイルミネーションにより飾られ、白鳥が室蘭港に羽ばたくような美しく優雅な姿を観ることが出来る。

青い空が見えれば、きっとこの白い橋とのコントラストは良さそう♪

白鳥大橋を渡り切り東へ向かうと、高台に「白鳥展望台」を発見。小さな展望台に登ると、白鳥大橋を挟んで、内浦湾(噴火湾)から室蘭湾、室蘭の工業地帯までが見渡せる。

 

時々ナビを参考にしながら国道230号を北上。

← 途中、綺麗な姿の羊蹄山が見られた。

ニセコスキーで真っ白い羊蹄山は見たことがあるが、夏の姿は初めて。とても綺麗な形・・・♪

この時点で、熱気球のスタート時間まで1時間近く余裕がありそうなので、ニセコに行く前に京極町にある「ふきだし公園」に寄ってみることにした。

ふきだし公園

羊蹄山麓の水が沸きだしている公園。冷たくて透明な水は、1日に8万dも沸き、環境省の「日本名水100選」にも選ばれている。平成13年10月、北海道遺産のひとつにも選ばれた。入園料無料。

↑上の写真をclickして公園内へどうぞ♪

 

そろそろ、熱気球の予定の時間が近づいて来た。

ニセコ周辺はアウトドアスポーツがとても盛んで、熱気球だけでなく、ラフティングやカヌー、ホーストレッキングやパラグライダーまで、いろんなスポーツを体験できる。そして、それを取り扱うスポーツクラブもたくさんある。

たくさんある中で我が家がお願いしたのは、ニセコひらふスキー場の近くのペンション街「泉郷」にある「プチホテルノースフィールド」。オーナーさんが自分で熱気球を所有しているという方。大きなクラブで予約しても良かったのだが、大きい所だと予約がいっぱいで、時間に融通が利かないのでは?というshinjiの判断。

集合時間は大雑把。「PM4:30〜PM6:30に、ニセコアンヌプリ国際スキー場に来て下さい」とのこと。

PM4:30少し前に、予定のスキー場に到着したものの、気球の姿などは全く気配がない・・・。

「もしかして、この天気では無理なのか?」と思いペンションに連絡してみると、「今そちらへ向かっています。」との返事。。。ほどなく、小さなワゴン車が到着。車の中から大きな布の固まりを引っぱり出し始めた。熱気球のバスケット部分はあらかじめゲレンデ中央付近に設置されていて、早速、バスケットと布とを接続して準備が始まった。熱気球の出来上がった姿は何度か見たことがあるが、準備段階から見られたのは初めて!子供達に混ざって、近付いて成り行きを見つめてしまった。

「ノースフィールド」さんのHPはこちら → 

ネットで予約してから行くと、大人¥300引きという特典あり!

↑上の写真をclickして、一緒に熱気球に乗りましょう♪

 

熱気球から降りてきたこの時点で、時刻はPM5:30過ぎ。

本日の宿泊先のホテルには、「PM6:00到着予定」で予約しておいたが到底無理なので、電話をして7時過ぎになることを伝えた。「7時過ぎくらいなら問題ございません。」と言われたが、果たして、7時過ぎに着くのだろうか???

ニセコからルスツを抜け洞爺湖の北岸を通過。一旦国道453号を経由したあと、県道ならぬ「道道」洞爺湖登別線で、登別温泉を目指す!

途中、オロフレ山のオロフレ峠の展望台でちょっと休憩。

オロフレ峠

登別温泉と洞爺湖のちょうど中間地点にあるオロフレ峠は、展望台からの眺めが最高で羊蹄山、噴火湾、洞爺湖などが連なる雄大な風景を一望できるスポット。冬は雪と樹氷に覆われた真っ白な山肌が波打つ景色も見られ、まさに北海道という景色になる。

遠く、雲の上にぽっかり浮かんだ羊蹄山

洞爺湖

オロフレトンネルを抜け山を下る途中、道路のど真ん中に茶色い物体を発見!

こっちを見て座っているキタキツネだ!車を停めるとスタタタと近寄ってきて、更に道路脇の草むらから、もう1匹少し小さめのキタキツネが出てきた。きっと、まず親ギツネが車を停めてから子ギツネを呼び出し、「かわいい〜!!!」と言って人間がエサをやる・・・ということが繰り返されているのだろう。抜群の親子のチームワーク(^_^;)。

でも別の意味では、親ギツネは命懸け。そこまでして、人間からエサをもらわなくてはならないくらい自然が破壊され始めているのかと思うとちょっと悲しい気もした。。。

残念ながら、この時は「わさび」味のスナック菓子しかなかったので、「さすがにコレをあげたらキツネ死んじゃうかも〜・・・」と、そのまま通り過ぎた。

たぶん、左が親キツネ、右が少し小さめの子キツネ

予定より少し遅れてPM7:30頃、宿泊先「祝いの宿・登別グランドホテル」に無事到着。

既にかなりの空腹だったので、すぐに食事の準備をしてもらった。予約時に「ハーフバイキング」か「部屋食」か選べた(もちろん金額が違うけど・・・)ので、今回はshinjiの足のこともあり「部屋食」で予約しておいた。結局、到着時間のことを含めても大正解♪

食べ切れないほどの種類がテーブルいっぱいに並ぶ

ビーフシチュー

舞茸の柳川風

めずらしい「とっくり蒸し」

器は3つに分かれ、上から「つゆ」「薬味」「具」が入っている

食後、ちょっと休憩してから温泉へ!

このホテルは、泉質の多い登別温泉の宿らしく3種類の泉質のお湯が楽しめる。内風呂は昭和13年創業当時のモダンなスタイルがそのまま今に残されている天井の高い「ローマ風大浴場」。「塩類泉」「硫黄泉」「みょうばん泉」の湯船がある。露天は滝が流れていて、「檜風呂(塩類泉)」「岩風呂(硫黄泉)」と2種あり、もう、極楽の温泉三昧〜♪

登別グランドホテルのHPはこちら → 

・・・ちょっと余談だが、

入浴前にコンタクトレンズをはずして洗っていたら、右目のレンズがまっぷたつに破けてしまった。。。人生の半分以上「コンタクト生活」を送っている私だが、一度も無くしたことがないし、ましてや破損することなんて想像もしてなかった・・・(>_<)。おかげで翌日の観光は、大嫌いなメガネ姿で続けることになったのだった。。。このとき、次回の旅からは予備のレンズを持参しようと心に決めた(笑)。